ビルボード Hot 100(2016/11/19付) トップ10解説

 
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2016/11/19付 ビルボード Hot 100 トップ10解説



1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
The Chainsmokers(チェインスモーカーズ) feat. Halsey(ホールジー) – Closer
今週も主要3冠で12週目の1位。
先週のオフィシャル・ビデオのリリースに続き今度はEP版がリリースされたこの曲、ビルボードは16週1位を獲得したマライア・キャリー&ボーイズ・II・メンの “One Sweet Day” の記録が視野に入ったと報じていましたが、来週は陥落もあり得るようです。
【解説・和訳】Closer / チェインスモーカーズ feat. ホールジー


2位右矢印 (先週2位、最高位2位)
The Weeknd(ザ・ウィークエンド) feat. Daft Punk(ダフト・パンク) – Starboy
1位との差は大きく詰めたものの変わらず2位。
日曜日にオランダで開催されたMTV Europe Music Awards(以下、EMA)ではこの曲をパフォーマンスしたウィークエンド、フック部分は放送禁止用語が入っているため “I’m a motherfucking (I’m a) Starboy” と変えて歌われていましたが、ビルボードは最もエキサイティングな曲で最もエキサイティングなパフォーマンスだったと絶賛しています。また、この曲のビデオがビヨンセの “Formation”、カニエ・ウェストの “Famous” などを抑えてベスト・ビデオ賞を獲得しています。
MTV EMAs 2016:The Weekend Performs ‘Starboy’


3位右矢印 (先週3位、最高位2位)
Twenty One Pilots(トゥエンティ・ワン・パイロッツ) – Heathens
チャートポイント減ながらトップ3をキープ。
EMAではベスト・ライブとベスト・オルタナティブの2冠に輝いたトゥエンティ・ワン・パイロッツ、パフォーマンスはありませんでしたが、20日に開催されるAMA(American Music Awards)ではパフォーマンスすることが決まっています。


4位右矢印 (先週4位、最高位4位)
DJ Snake(DJ・スネーク) feat. Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – Let Me Love You
4位変わらず。
EMAでは “Sorry” でベスト・ソング賞を獲得したジャスティン・ビーバーが歌うこの曲、彼のヒット曲ランキングでは “Boyfriend” と “As Long As You Love Me” を抜いて5位に上昇しています。
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – ヒット曲ベスト20(更新)


5位右矢印 (先週5位、最高位5位)
D.R.A.M. feat. Lil Yachty(リル・ヤッチー) – Broccoli
こちらも変わらずでトップ5をキープ。
ときどき子供っぽいアプローチで歌詞を書くというまだ19歳のリル・ヤッチー、『ヘイ、リルママ 僕のサンシャインになってくれないか』というヴァース1の冒頭の歌詞はその典型らしく、普通のラッパーが言うところの「俺のセクシャルなパートナーになってくれ」という意味だそうです。


6位右上矢印 (先週7位、最高位6位)
Ariana Grande(アリアナ・グランデ) feat. Nicki Minaj(ニッキー・ミナージュ) – Side To Side
今週もワンランクアップで最高位更新。
アパレルブランドの “Guess”(ゲス)がメジャー・レーベルのパブリック・レコードと組んで立ち上げた “Guess Music” のプロジェクト第一弾として同ブランドのウェブサイトでプレミア公開されたこの曲のビデオ、そのビデオの中でアリアナが身に付けている “Guess” のロゴが入った衣装はそのままウェブサイト上で購入できるそうです。(実際にアクセスしてみましたが、見つけられませんでした)


7位右下矢印 (先週6位、最高位5位)
Bruno Mars(ブルーノ・マーズ) – 24K Magic
ワンランクダウン。
ビルボードによると、アルバムのリリース効果が期待できるため “Starboy” と並んで “Closer” の連続1位記録を止める候補とされているこの曲、EMAではオープニングを飾っており、この日のパフォーマンスのベスト2位と評されています。ちなみに1位はグリーン・デイの “American Idiot”。(前出の “Starboy” は絶賛されているものの実は3位)
MTV EMAs 2016:Bruno Mars Performs ’24K Magic’


8位右上矢印 (先週9位、最高位8位)
Zay Hilfigerrr(ゼイ・ヒルフィガー) feat. Zayion McCall(ゼイオン・マッコール) – Juju On That Beat (TZ Anthem)
チャートポイント大幅上昇でワンランクアップ。
この曲で自分のダンスを撮影してアップする人が相次ぎ動画再生回数も続伸。ビルボードはまだ1位とはダブルスコア以上の差があるとしながらも、1位候補の「大穴」と見ているようです。(ネイネイというダンスに影響されてできたジュジュだけにネクスト・ネクスト(次の次)ということかも)

9位アップ (先週16位、最高位9位)
Rae Sremmurd (レイ・シュリマー) feat. Gucci Mane(グッチ・メイン) – Black Beatles
レイ・シュリマー、グッチ・メイン共に初のトップ10。
『お金と女には不自由しない。俺たちブラック・ビートルズ』とラップする「俺たち凄いぞ」ソング。


10位アップ (先週24位、最高位10位)
Drake (ドレイク) – Fake Love
ドレイクは18曲目のトップ10。
成功者の有名人だからという理由で友達のふりをして言い寄って来る人たちがテーマになっている曲で、『フェイク(偽物)の愛情を示してくるフェイクなヤツらがいる』と歌われています。

このトップ10解説の記事を書き始めてちょうど5年が経ちました。
今ではたくさんの方に読んで頂けるようになっており大変ありがたく思っております。
今後ともよろしくお願いいたします。

以上、最新のチャートでした。

 
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コメント

  1. 中川 たいき より:

    DJ SNAKEのLet Me Love You は、まだ順位は伸びそうですか?
    DJ SNAKE は、Turn Down For Whatや、Lean Onは、全米ビルボード最高4位なので気になってしまって、教えて欲しい!

  2. からあげくん より:

    もうそろそろ2016年の年間チャートが、発表されますが、トップ10候補を是非予想で良いので教えて欲しいです!

  3. トップマシーン より:

    Fake Loveがトップ10に入ったのですが、1位になりますかね?

  4. トップマシーン より:

    Heathensのロングヒットの理由を教えて欲しいです!

    • なぜ私にそれを聞く?(^_^; と言いたいところですが…

      ロングヒットと言えるかどうかは置いといて、主題歌になっている映画「スーサイド・スクワッド」が上映中であることは少なからず影響していると思います。

      また、ラジオ・フレンドリー(放送禁止用語がなく、エロでもポリティカルでもバイオレンスでもなく、尺が短い)なので、いろんなラジオ局が流しやすいということもあるのかもしれません。(それを裏付けるようにチャートポイントに占めるラジオの比率は4割強と他の曲に比べて高くなっています)

      それにハロウィーン向きの曲というのもタイミング的によかったのかも。

  5. あいうえお より:

    Top5のポイントって1位を100とすると現在どんな感じでしょうか。気になったのでお願いします