【解説・和訳】 1999 / プリンス

 
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1983年の今日(7月23日)、最高位12位を記録した Prince(プリンス)の “1999” を解説・和訳しました。

世紀末のハルマゲドンがテーマになっているパーティ・ソングで、シンセサイザーのサウンドとギターのカッティングが特徴的なファンクっぽいシンセ・ポップ。

「ママス&パパスの “Monday, Monday”(1966年、最高位1位)の主要コードを使っているんだ。(だからバングルスのために書いた)”Manic Monday”(1986年、最高位2位)にも使ってるんだよ、わかるかい?」と語っていたプリンスが書いたこの曲は、アメリカとソ連の冷戦のさなか、いつもはのんびりしていて冗談を言うスタッフが本気で核戦争を心配していたことに着想を得た曲だそうで、リリース当時はあまり注目されなかったものの(それでも最高位12位)、1999年になるとアメリカのラジオ局がこぞってオンエア、1999/01/16付では最高位更新とはならなかったものの40位で再登場しています。(プリンスが亡くなった2016年には27位で再々登場)

イントロからキャッチーでワクワクさせられるシンセのサウンド、そしてヴァースの最初はキーボードのリサに、次のフレーズはギターのデズに歌わせて自分自身は3フレーズ目から歌い出すというプリンス曰く「スティーヴィー・ワンダーの “You Are The Sunshine Of My Life”(1973年、最高位1位)方式 」も斬新で、冒頭からがっちり心を掴まれる佳曲だと思います。

ちなみに、この曲のコードがママス&パパスの “Monday, Monday” だと気がついた人はそう多くないと思いますが、フィル・コリンズの “Sussudio”(1985年、最高位1位)が出たときは多くの人が「これは…」と思ったのではないでしょうか。

奇しくも、1973年に刊行され大ベストセラーとなった「ノストラダムスの大予言」の著者、五島勉さんが亡くなられたばかりですが、当時は「1999」がテーマのこの本とプリンスのこの曲には大いに楽しませてもらいました。

【リンク】
当時(1983/07/23)のチャート
プリンスのヒット曲

【和訳】
[Verse 1]
[Lisa Coleman]
I was dreamin’ when I wrote this
Forgive me if it goes astray

これを書いたときは夢の中
惑わしたら許して

[Dez Dickerson]
But when I woke up this morning
I could have sworn it was judgement day

今朝目覚めたら
最後の審判の日だと感じた

[prince]
The sky was all purple
There were people runnin’ everywhere

空が紫に染まり
みんなが走り回っていた

Tryin’ to run from the destruction
And you know I didn’t even care

破滅から逃げるため
でも俺は気にもしなかった

[Hook]
‘Cause they say…
2000 zero zero party over oops out of time
So tonight I’m gonna party like it’s 1999

2000年にこの世のパーティは終わるって言うから
今夜は1999年のようにパーティするのさ

[Verse 2]
[Lisa Coleman]
I was dreamin’ when I wrote this
So sue me if I go too fast

これを書いたときは夢の中
早すぎるなら訴えて

[Dez Dickerson]
But life is just a party
And parties weren’t meant to last

でも人生は所詮パーティ
いつかは終わる

[Prince]
War is all around us
My mind says prepare to fight

周りは戦争だらけ
戦う準備をしろと心が言う

[All]
So if I gotta die
I’m gonna listen to my body tonight
Yeah

死ぬのであれば
今夜は思うがままにしよう

[Hook]

[Verse 3]
Lemme tell ya somethin’…
If you didn’t come to party
Don’t bother knockin’ on my door

言わせてもらうが…
パーティに来たんじゃないなら
ノックしないでくれ

I got a lion in my pocket
And baby he’s ready to roar

ポケットにいるライオンは
吠えたがっている
(※ヨハネの黙示録に出てくる「ユダ族の獅子」と当時のレーガン大統領がいつも「核のボタン」を持ち歩いていたということのメタファを掛け合わせた?)

Everybody’s got a bomb
We could all die any day, Oh

みんな爆弾を抱え
いつ死んでもおかしくない

But before I’ll let that happen
I’ll dance my life away

そうなる前に
俺は目いっぱい踊るんだ

[Hook] ×2

[Outlo]
Yeah, 1999 1999
Don’tcha wanna go? 1999
Don’tcha wanna go? 1999
We could all die any day 1999
I don’t wanna die
 :
 :

1999年、1999年
行きたくないだろ? 1999年
行きたくないだろ? 1999年
みんな死ぬかもしれない 1999年
俺は死にたくない
 :
 :


■余談
今から約36年前、私が初めて観たプリンスのライブ(初来日公演@横浜スタジアム)ではアウトロの部分で(女の子の声マネで)「マミー、なぜみんな爆弾を抱えているの」と歌っていました。

 
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