ビルボード Hot 100(2020/08/29付) トップ10解説

 
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2020/08/29付 ビルボード Hot 100 トップ10解説


1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Cardi B(カーディ・B) feat. Megan Thee Stallion(ミーガン・ジー・スタリオン) – WAP
今週もセールスを制して2週目の1位。
初登場1位曲の複数週1位はアリアナ・グランデの “7 rings” 以来で、単週1位は8曲連続でストップ。女性のアソコを意味する「プッシー」は「グッシー」と発音されているものの昼間のラジオでは放送できなさそうなこの曲、ビデオには元フィフス・ハーモニーのノーマニ、モデルのカイリー・ジェンナーなどがカメオ出演しており注目を集めていますが、「ノーマニは見事な開脚を披露しているのにカイリーは歩いてドアを開けているだけ」、「エロソングのビデオに出演するな」、「カイリーをビデオから消して欲しい」などの批判も多いようです。

2位アップ (先週-位、最高位2位)
Drake(ドレイク) feat. Lil Durk(リル・ダーク) – Laugh Now Cry Later
ドレイクは41曲目、リル・ダークは初のトップ10。
ストリーミングを制して初登場2位。通常であればダントツで1位獲得となるはずのところ、僅差で初登場1位ならず。トゥパック(1996年に凶弾に倒れ25歳の若さで亡くなった伝説的ラッパー)が左右の背中下部に入れていたタトゥ “Smile Now Cry Later” と関係ありそうなタイトルは「今は笑おう、泣くのは後で」という意味。敵対するラッパー(カニエ・ウェスト and/or プシャ・T)へのディスと思えるフレーズも入れつつ、基本的にはハイライフを歌った曲になっています。


3位右下矢印 (先週2位、最高位1位)
DaBaby(ダベイビー) feat. Roddy Ricch(ロディ・リッチ) – ROCKSTAR
ワンランクダウンもトップ3はキープ。
通常であればまだ1位でもおかしくないレベルのチャートポイントをキープしているこの曲、今年の年間チャートではトップ10入りが視野に入ってきており(現時点で11位予想)、Hot 100(10位以内)の順位をもとにスコア化したオールタイム・チャートでもトップ100入り間近となっています。
【解説・和訳】 ROCKSTAR / ダベイビー ft. ロディ・リッチ


4位右下矢印 (先週3位、最高位1位)
The Weeknd(ザ・ウィークエンド) – Blinding Lights
今週もラジオを制したもののワンランククダウン。
トップ5はビルボード史上8曲目(6位タイ)の24週となったこの曲、Hot 100(10位以内)の順位をもとにスコア化したオールタイム・チャートではポスト・マローン&スワエ・リーの “Sunflower”(2019年、最高位1位)など3曲を抜いて17位→14位に上昇しています。
【解説・和訳】 Blinding Lights / ザ・ウィークエンド
The Weeknd(ザ・ウィークエンド) – ヒット曲ベスト20
マックス・マーティン – 1位獲得曲ベスト20+α


5位右下矢印 (先週4位、最高位2位)
Jack Harlow(ジャック・ハーロウ) feat. DaBaby(ダベイビー), Tory Lanez(トリー・レーンズ) & Lil Wayne(リル・ウェイン) – WHATS POPPIN
こちらもワンランクダウン。
ダウンながら高いレベルのチャートポイントをキープしているこの曲、今年の年間チャートではトップ20入りが見えてきています。(現時点で20位予想)
Lil Wayne(リル・ウェイン) – ヒット曲ベスト20

6位アップ (先週-位、最高位6位)
Morgan Wallen(モーガン・ウォレン) – 7 Summers
モーガン・ウォレンは初のトップ10。
恋の炎がまだ燃えていることを願って(ひと夏前ならぬ)7夏前に別れた彼女との関係を振り返っているカントリー・ソング。


7位右下矢印 (先週5位、最高位1位)
Harry Styles(ハリー・スタイルズ) – Watermelon Sugar
2ランクダウンでトップ5から陥落。
10月14日に開催が決まった(もともとの予定は4月29日)”Billboard Music Awards” でパフォーマンスして欲しいアーティストの1位になっているハリー・スタイルズのこの曲、先週は「すいかの日」を利用したマーケティング戦略で技能賞ものの1位獲得だったとコメントしましたが、ノーマークの7位から元カノのテイラー・スウィフトを押し出しは敢闘賞、まだまだ強い “ROCKSTAR” を寄り切りは殊勲賞ものだったかもしれません。


8位右下矢印 (先週6位、最高位4位)
SAINt JHN(セント・ジョン) – Roses(Imanbek Remix)
同じく2ランクダウン。
トップ10入り以来、12週目で初めての2週連続ダウンとなったこの曲、こちらも今年の年間チャートでトップ20入りが狙えるレベルになってきています。(現時点で25位前後の予想)


9位右下矢印 (先週7位、最高位7位)
Jawsh(ジョシュ685) × Jason Derulo(ジェイソン・デルーロ) – Savage Love (Laxed – Siren Beat)
こちらも2ランクダウン。
イギリスでは1位を獲得した曲ながら、最高位7位でトップ10滞在は4週で終わりになってしまうかもしれないこの曲、10位→7位→7位→9位というチャートアクションは意外にも過去にキーシャ・コール ft. ミッシー・エリオット&リル・キムの “Let It Go”(2007年)とデュラン・デュランの “Come Undone”(1993年)の2曲だけで、ちなみに前者は翌週16位、後者は翌週10位となっています。
Jason Derulo(ジェイソン・デルーロ) – ヒット曲ベスト10

10位アップ (先週11位、最高位10位)
Gabby Barrett(ギャビー・バレット) – I Hope
ギャビー・バレットは初のトップ10。
ギャビーは2018年のアメリカン・アイドルのファイナリスト(結果は3位)。元カレへの怨念のような想いがパワフルに歌われているカントリー・ソングで、フックでは『あの女と出会ったことであなたの計画がすべてダメになればいい。彼女に指輪を買ってあげて金欠になればいい』と歌われています。また、チャートインから34週かけてのトップ10入りはビルボード史上3位の記録となっています。

来週は今のところBTS(防弾少年団)の “Dynamite” が “WAP” を上回る今年一番の強さで初登場1位となりそうです。

以上、最新のトップ10紹介でした。

 
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