ビルボード Hot 100(2019/12/28付) トップ10解説

 
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2019/12/28付 ビルボード Hot 100 トップ10解説

1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Mariah Carey(マライア・キャリー) – All I Want For Christmas Is You
ストリーミングを制して2週目の1位。
マライアからのクリスマス・プレゼントとして新しいバージョンのビデオがリリースされたこの曲、今後は毎年1位を獲得するのでは?と噂されていますが、ビルボード(のあるスタッフ)は、毎年1~2週1位を獲得することもあり得るし、最終的には “Old Town Road” の19週1位を破る可能性もなくはない、と見ているようです。


2位右上矢印 (先週3位、最高位2位)
Brenda Lee(ブレンダ・リー) – Rockin’ Around The Christmas Tree
ワンランクアップで最高位更新。
マライアの “All I Want For Christmas Is You” の倍の50年以上に渡ってクリスマスの定番になっているこの曲をレコーディングしたのは13歳の時だったというブレンダ・リー。昨年は、女性アーティストとしては “Losing You”(1963年、最高位6位)以来、歴代最長となる20,307日(約55年8か月)ぶりのトップ10となりましたが、今年はトップ10入りの最年長記録を更新しています。

最年長トップ10記録
1位(75歳):ブレンダ・リー / Rockin’ Around The Christmas Tree
2位(73歳):ポール・マッカートニー / FourFiveSeconds
3位(71歳):オジー・オズボーン / Take What You Want
4位(58歳):ビリー・レイ・サイラス / Old Town Road
5位(56歳):カルロス・サンタナ / Why Don’t You & I



3位右下矢印 (先週2位、最高位1位)
Post Malone(ポスト・マローン) – Circles
ラジオを制したもののワンランクダウン。
1位返り咲きもまだ十分に考えられるこの曲、Spotify限定でスマホが2台ないと見られないビデオがリリースされていますが、この動画の1再生が(スマホ2台なので)2回としてSpotifyの通常のストリーミング数としてカウントされるのか(=チャートポイントに影響するのか)は不明です。
【解説・和訳】 Circles / ポスト・マローン


4位右上矢印 (先週6位、最高位4位)
Arizona Zervas(アリゾナ・ザーヴァス) – Roxanne
2ランクアップで最高位更新。
ヒットのきっかけとなったのはTikTokでありながら、冒頭は『すべて(インスタ)グラムのために』、『女たちは(インスタ)グラムが大好き』というセリフで始まるこの曲、フックでは『ロクサーヌ、ロクサーヌ、彼女がしたいことは夜通しのパーティ。ゴッデーム
(ちくしょう)、ロクサーヌ、俺を愛することは決してないけど、それでいい』と歌われています。

5位アップ (先週-位、最高位5位)
Lil Uzi Vert(リル・ウージー・ヴァート) – Futsal Shuffle 2020
リル・ウージー・ヴァートは3曲目のトップ10。
フットサル・シャッフルというダンスがタイトルになっているものの、ダンスとは関係ない自慢ソングで、みんな自分のマネをしているといった内容がラップされているアップビートのバンガー(うるさい感じの曲)になっています。


6位右上矢印 (先週10位、最高位6位)
Burl Ives(バール・アイヴス) – A Holly Jolly Christmas
4ランクアップで最高位更新。
死後24年、生きていたら110歳になるバール・アイヴスのこの曲、ややカントリーっぽいクリスマス・ソングになっていますが、昨年はカントリー・ストリーミングのチャートで1位を獲得しています。


7位右矢印 (先週7位、最高位4位)
Maroon 5(マルーン5) – Memories
7位変わらず。
1位獲得とはならなかったものの「記憶」には残りそうなこの曲、マルーン5のヒット曲ランキングでは、”Don’t Wanna Know”(2017年、最高位6位)を抜いて10位に上昇、トップ10入りしています。
Maroon 5(マルーン5) – ヒット曲ベスト20(更新)


8位右下矢印 (先週4位、最高位1位)
Lewis Capaldi(ルイス・キャパルディ) – Someone You Loved
4ランクダウンでトップ5から陥落。
トップ10滞在はこれで15週目となったこの曲、一発ヒットランキング(トップ20ヒットが1曲しかないアーティストの曲をトップ10での順位をもとにスコア化したランキング)ではサイレントの “Watch Me”(2015年、最高位3位)と並んで15位→14位に上昇しています。
【解説・和訳】 Someone You Loved / ルイス・キャパルディ

9位アップ (先週15位、最高位7位)
Bobby Helms(ボビー・ヘルムズ) – Jingle Bell Rock
約1年ぶりにトップ10復帰。
1957年にリリースされているロカビリーっぽいクリスマス・ソングで、トップ10滞在はこれでトータル4週目となっています。

10位右下矢印 (先週5位、最高位3位)
Lizzo(リゾ) – Good As Hell
5ランクダウン。
風邪も完治したようで、先週は人気TV番組「サタデー・ナイト・ライブ」に出演したリゾ。”Truth Hurts” とこの曲をパフォーマンスして好評を得ています。

以上、最新のトップ10紹介でした。

 
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