ビルボード Hot 100(2018/06/30付) トップ10解説

 
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2018/06/30付 ビルボード Hot 100 トップ10解説



1位アップ (先週52位、最高位1位)
XXXTentacion(エックスエックスエックステンタシオン) – Sad!
エックスエックスエックステンタシオンは初の1位。
20歳の若さで射殺されるという衝撃的なニュースを受けて急上昇。死後のアーティストが(リード・アクトとして)1位を獲得したのはノトーリアス・B.I.G.の “Mo Money Mo Problems” 以来。「モラルの警察」だとか「検閲」だという批判もあったヘイトスピーチポリシーの適用によりSpotifyではプレイリストから一時的に外されていたものの、皮肉にも1日のストリーミング数でテイラー・スウィフトの “Look What You Made Me Do” の記録を破ったこの曲、失恋による憂鬱状態にもがき苦しみ、自殺をほのめかすという内容になっていますが、その歌詞がより悲しく感じられます。
死後のアーティストによる1位獲得曲はこちらの記事を参照


2位右上矢印 (先週3位、最高位2位)
Cardi B(カーディ・B), Bad Bunny(バッド・バニー) & J Balvin(J. バルヴィン) – I Like It
ワンランクアップで最高位更新。
同名異曲でエンリケ・イグレシアス feat. ピットブルの “I Like It”(2010年、最高位4位)、ディーノの “I Like It”(1989年、最高位7位)の最高位を抜いているこの曲、ちなみに1位を獲得すれば “I Like It” が付く曲としてはKC&ザ・サンシャイン・バンドの “That’s The Way (I Like It)” 以来、約43年ぶりとなります。


3位右下矢印 (先週1位、最高位1位)
Drake(ドレイク) – Nice For What
2ランクダウンでトップの座から3度目の陥落。
SNS時代の女性の生活がテーマになっているこの曲、リフレインの部分では『それが本当の自分を映し出している。フォローも(関係)なし、メンションも(関係)なし』とラップされていますが、「いいね!」の数やフォロー数などでその人の真の姿は見えてこないということだと思います。
Drake(ドレイク) – ヒット曲ベスト20


4位右上矢印 (先週6位、最高位4位)
Juice WRLD(ジュース・ワールド) – Lucid Dreams
2ランクアップでトップ5入り。
“Sad!” に次ぐストリーミング2位ながら、幻覚剤によってもたらされる心理的感覚が表現されていると言われているビデオの再生回数は伸びていないこの曲、フックの後半では『君を変えることはできないから取り替える。言うのは簡単だけど、やっぱり君しかいなかったんだ。頭で考えるんじゃなく、心の声を聞かないと。君は違う人を見つけたけど、僕のほうがいいはず。僕を忘れさせない』と歌われており、怨念のようなものが感じられるややストーカーチックな歌詞になっています。


5位右矢印 (先週5位、最高位4位)
Maroon 5(マルーン5) feat. Cardi B(カーディ・B) – Girls Like You
3週連続でセールスを制してトップ5をキープ。
この1週間で約5,000万回再生され(YouTubeにアップされている全ミュージックビデオの中で “Sad!” に次いで2位)、ビデオにばかり注目が集まっている感のあるこの曲、ブリッジ部分は早朝に自分の飲酒運転のせいで助手席に座っていた彼女を死なせて(or ケガをさせて)しまったと解釈できる、ちょっと意外な歌詞になっています。
Maroon 5(マルーン5) – ヒット曲ベスト20


6位右下矢印 (先週2位、最高位1位)
Post Malone(ポスト・マローン) feat. Ty Dolla $ign(タイ・ダラー・サイン) – Psycho
4ランクダウンでトップ5から陥落。
ポスト・マローンは “rockstar” とこの曲で40週連続となるトップ10滞在。これはジャネット・ジャクソン、リュダクリスと並ぶビルボード史上12位の記録ですが、10位以内(あと2週で達成)は射程圏内だと思われます。


7位右矢印 (先週7位、最高位6位)
Ella Mai(エラ・マイ) – Boo’d Up
変わらず7位をキープ。
プラチナ・レコードに認定されたこの曲、「誰かと恋に堕ちる」という意味のタイトルが付けられていますが、エラ・マイはこのタイトルについて『ダブルミーニング(2つの意味)にしたかった。』と語っており、楽曲的にも心臓の鼓動を意識したサウンドにして、”Boo”(恋人)と “Boo’d up”(恋に堕ちて)”Badoom”(オノマトペで「ドキドキ」のような意味)という感じを表現したかったそうです。


8位右下矢印 (先週4位、最高位1位)
Drake(ドレイク) – God’s Plan
4ランクダウンでついにトップ5から陥落。
トップ10に複数曲ランクインはリアーナと並び通算40週目(5位タイ)となったドレイクのこの曲、HOT100(10位以内)の順位をもとにスコア化したオールタイム・チャートではエド・シーランの “Perfect” を抜き13位から12位に上昇しています。
【解説・和訳】God’s Plan / Drake(ドレイク)


9位右矢印 (先週9位、最高位3位)
Ariana Grande(アリアナ・グランデ) – No Tears Left To Cry
変わらずトップ10をキープ。
ゼッドとのコラボ曲、”Break Free” と並び、8週目(自己4位タイ)となるトップ10。iTunesではこのタイミングで値下げされており、来週はその効果が期待できます。


10位右下矢印 (先週8位、最高位5位)
Zedd(ゼッド), Maren Morris(マレン・モリス) & Grey(グレイ) – The Middle
ラジオでは7週目の1位ながら2ランクダウン。
ケンカしたカップルが折り合いがつくポイント(The Middle:中間点)を探すという内容で最高位も中間点(5位)となったこの曲、16週続いたトップ10は今週で最後になるかもしれません。

以上、最新のトップ10紹介でした。

 
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