1979年の今日(4月28日)、1位を獲得した Blondie(ブロンディ)の “Heart Of Glass” を解説・和訳しました。
ヴォーカルのデボラ・ハリー曰く『歌詞的には私に付きまとうストーカーからクリスが救ってくれる曲』で、ギタリストのクリス・ステイン曰く『よく聴くとディスコじゃないんだよ』というニューウェーブ・ダンス・ロック。
ニューヨークのパンクの発祥地であるCBGBを中心に活動を始め、当時あまり知られていなかったスカやレゲエ、ラップなどのエッセンスを取り入れ、パンク創始者としてだけでなく実験主義的なバンドとしての地位を確立したブロンディ。
その彼らが時代を変えた大ヒット曲で、ローランドのリズムマシーンで作られたというサウンドにはいろんな「表情」がつけられており、「パンクとディスコがダンスフロアで融合した曲」と評されています。
また「ダンス・ロックの誕生」とも言われたこの曲にはフックと言える部分がないのも特徴的で、デボラとクリスが1974年に書いたときにはタイトルが付けられず、単に “The Disco Song” と呼んでいたそうです。
ちなみに、マドンナ以前のセックス・シンボル的存在だったデボラはもともと赤毛で、日本人の美容師にすすめられて金髪にしたそうです。
【リンク】
当時(1979/04/28付)のチャート
ブロンディのヒット曲
【和訳】
[Verse 1]
前の恋愛は文句なしにステキだった
でもメチャクチャにされるだけだった
本当のことって そうなのね
疑ってばかりで 恋はどこか遠くへ
[Verse 2]
前の恋はホント素晴らしかったけど
それもすぐに 心が折れていったの
真実に思えたのに
全然見えてなかったのね
[Verse 3]
その間
私は満足だったし 気分も最高
恋って とても落ち着かないもの
失ったら怖いって思ったらダメよ
いいようにもてあそばれるわ
[Verse 1]
[Verse 4]
愛しい姿が 浮かんでくるの
この私こそが相手のはず
どうか捨てないで
私たち うまくやっていけるわ
[Bridge]
愛の光に導かれ 二人の旅も最高よ
[Verse 1]