1989年の今日(7月8日)、1位を獲得した Fine Young Cannibals(ファイン・ヤング・カニバルズ)の “Good Thing” を解説・和訳しました。
別れた彼女を「幸せ(Good Thing)」と位置づけ、幸せはどこに行ったと嘆いている曲で、ピアノとギターをブレンドしてハウスビートに乗せたレトロっぽいサウンドが印象的なポップロック。
「元気で若い人食い」という、人を食ったバンド名の彼らのこの曲は、前作の “She Drives Me Crazy” に続いて1位を獲得。当時はこの2曲のどちらも聴けないラジオ局はないと言われたほどヘビロテでオンエアされる大ヒットとなっています。
ちなみに、レトロっぽいサウンドとマッチしたモノクロのビデオも話題になりましたが、その中に出てくるイタリア製のスクーター(ヴェスパ)をホンダ製のスクーターに変えてリメイクしてくれというオファーがあったそうです。
【リンク】
当時(1989/07/08)のチャート
ファイン・ヤング・カニバルズのヒット曲
【和訳】
[Verse 1]
The one good thing in my life
Has gone away, I don’t know why
She’s gone away, I don’t know where
Somewhere I cannot follow her
The one good thing didn’t stay too long
My back was turned and she was gone
人生の中の一つの幸せが
どこか行ってしまった どいうわけか
彼女は去ってしまった どこにいるのか
追いかけることもできない
その幸せは長く続かなかった
俺は背を向け 彼女は去って行った
[Hook]
Good thing
Where have you gone?
My good thing
You’ve been gone too long
幸せ
お前はどこに行ったんだ?
俺の幸せ
お前が去ってずいぶん経った
[Verse 2]
People say I should forget
There’s plenty more, don’t get upset
People say she’s doing fine
Mutual friends I see sometime
That’s not what I want to hear
I want to hear she wants me near
みんなに忘れるべきだと言われる
他にもいい事はたくさんある、取り乱すなと
みんな 彼女は元気にしてるって口にする
お互いに友達として そのうち会えると
それは俺が聞きたいことじゃない
俺が聞きたいのは 彼女が俺を求めてるってこと
[Hook]
[Piano Solo]
[Bridge]
Then one day, she came back
I was so happy that I didn’t ask
Morning came into my room
Caught me dreaming like a fool
ある日、彼女が戻ってきた
すごくハッピーで 何も聞けなかった
俺の部屋に朝が訪れた
バカみたいな夢を見たんだ
[Hook]
[Outro]
Good God, girl
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