ビルボード Hot 100(2017/08/12付) トップ10解説

 
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2017/08/12付 ビルボード Hot 100 トップ10解説



1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Luis Fonsi(ルイス・フォンシ) & Daddy Yankee(ダディ・ヤンキー) feat. Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – Despacito
4週連続主要チャート3冠で今年最長タイとなる12週目の1位。
ビデオの再生回数ではサイの “Gangnam Style” を抜いてYouTube歴代2位となったこの曲、セールスではチェインスモーカーズ ft. ホールジーの “Closer”、マーク・ロンソン ft. ブルーノ・マーズの “Uptown Funk!”、フロー・ライダー ft. T・ペインの “Low” と並び歴代1位タイとなる13週連続1位、また10万ダウンロード以上を達成した週は12週となり、オーミの “Cheerleader” の記録と並んでいます。
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – ヒット曲ベスト20(更新)


2位右矢印 (先週2位、最高位2位)
DJ Khaled(DJキャレド) feat. Rihanna(リアーナ) & Bryson Tiller(ブライソン・ティラー) – Wild Thoughts
1位100に対して63という大差で今週も2位。(先週は100:58)
(”I’m The One” の方にフィーチャーされた)リル・ウェインの大ヒット曲 “Lollipop”(2008年、5週1位)のフレーズが引用されているこの曲、ブライソン・ティラーが “Call me and I can get it juicy”(俺を呼べば[アソコを]ジューシーにしてやるぜ)とラップしています。
【解説・和訳】Wild Thoughts / DJキャレド ft. リアーナ & ブライソン・ティラー


3位右矢印 (先週3位、最高位1位)
Bruno Mars(ブルーノ・マーズ) – That’s What I Like
今週もトップ3をキープ。
これで3位以内はサンタナ ft. ロブ・トーマスの “Smooth” と並ぶ19週で歴代3位となったこの曲、トップ10での順位をもとにスコア化したオールタイム・ランキングではチャビー・チェッカーの “The Twist” と並んで8位まで上昇しています。
Bruno Mars(ブルーノ・マーズ) – ヒット曲ベスト10


4位右矢印 (先週4位、最高位1位)
DJ Khaled(DJキャレド) feat. Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー), Quavo(クエヴォ), Chance The Rapper(チャンス・ザ・ラッパー) & Lil Wayne(リル・ウェイン) – I’m The One
こちらも変わらず4位。
この曲ではやや影が薄いリル・ウェイン、彼のパートでは “My best yet to come”(俺のベストはこれからだ)とラップされていますが、これは2014年にレコーディングまで完了しているもののレーベル側とのトラブルによりリリースできていない(今年リリースされる?)アルバム “Tha Carter V” のことだと思われます。


5位右上矢印 (先週7位、最高位5位)
Imagine Dragons(イマジン・ドラゴンズ) – Believer
2ランクアップでトップ5入り。
鬱との戦いがテーマになっているこの曲、フロントマンのダン・レイノルズによるとペアレント・アルバムの “Evolve” については『鬱は悲しくなったり不機嫌になったりすることだと思っているかもしれないけど実際にはグレーの世界に落ちて何も感じないってことだった。だからアルバムのジャケットでは色のない鬱状態を抜け、カラフルな世界に戻ったことを表現したかった』と語っています。


6位右下矢印 (先週5位、最高位5位)
French Montana(フレンチ・モンタナ) feat. Swae Lee(スワエ・リー) – Unforgettable
ワンランクダウンでトップ5から1週で陥落。
自身初のトップ10入りを果たしたフレンチ・モンタナ、このことについて彼は『ビューティフル。トップ10入りは初めてだ。どんな気持ちかなんて言うまでもない。ゼロからスタートだったんだからすべてを神の祝福だと感じている。』と語っています。


7位右下矢印 (先週6位、最高位1位)
Ed Sheeran(エド・シーラン) – Shape Of You
今週もワンランクダウン。
7/18にTwitterのアカウントを削除してまたすぐに復活させたエド・シーラン(その後は現在までツイートなし)、この曲のトップ10滞在は29週となりLMFAOの “Party Rock Anthem” と並び歴代5位となっています。
【解説・和訳】Shape Of You / Ed Sheeran(エド・シーラン)


8位右矢印 (先週8位、最高位8位)
Shawn Mendes(ショーン・メンデス) – There’s Nothing Holdin’ Me Back
変わらず最高位をキープ。
ビデオの再生回数は1億回まであと一歩となっているこの曲、そのビデオではショーンが恋人役のエリー・バンバー(イギリスの女優)をいろんなロマンティックな場所(最後は自分のコンサート会場)に連れて行くという内容になっています。


9位右上矢印 (先週10位、最高位9位)
Charlie Puth(チャーリー・プース) – Attention
ワンランクアップで最高位更新。
数日天下になる可能性大ながら、”See You Again” がビデオの再生回数でYouTube歴代1位となったことで、(同曲で自身がヴォーカルを務めることになった秘話など)何かと話題になっているチャーリー・プース、この曲については『アイデアは東京のホテルで思いつき、すぐヴォイス・メモに録音した』ことを明かしています。


10位右下矢印 (先週9位、最高位6位)
Sam Hunt(サム・ハント) – Body Like A Back Road
ワンランクダウンながらトップ10はキープ。
カントリーのチャートではフロリダ・ジョージア・ラインの “Cruise” を抜き歴代1位となる25週目の1位を獲得。この記録は深い眠りに入るような気がします。

トップ10圏外では、元ワンダイレクション(以下、1D)のリアム・ペイン ft. クエヴォの “Strip That Down” が25位→16位、同じく元1Dのナイル・ホーランの “Slow Hands” が19位→18位、同じく元1Dのルイ・トムリンソン ft. ベベ・レクサの “Back to You” が40位デビューなどとなっています。

以上、ビルボード曰く「技術的な問題」でいつもより2日遅れとなった最新チャートのトップ10でした。

 
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