【解説・和訳】 Truth Hurts / Lizzo(リゾ)

 
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Lizzo(リゾ) の “Truth Hurts” を解説・和訳しました。

捨てた元カレに向けた曲で、ウィットに富んだ歌詞と学校の音楽室から聞こえてきそうなピアノのループが特徴的なトラップ。

リゾがリッキー・リード(ジェイソン・デルーロの “Talk Dirty” などのソングライター)らと書いて2017年にリリースされていたこの曲は、Netflixの映画「サムワン・グレート~輝く人に~」で使用されたこととBET Awards(エンタテインメント業界で活躍しているマイノリティの人々に対して贈られるアメリカの文化賞)でのパフォーマンスがきっかけとなってブレイク、ヴァイラル・スリーパー・ヒットとなっています。

プリンスが生前にその才能を認めたと言われているリゾですが、この曲からはアーティストとしての才能だけではなく、それ以上のものが感じられる佳曲だと思います。

【和訳】
[Intro]
Why’re men great ‘til they gotta be great?
Woo!

なぜ男は自分が偉いと勘違いする前までしか偉くないんだろう?

[Verse 1]
I just took a DNA test, turns out I’m 100% that bitch
Even when I’m crying crazy
Yeah, I got boy problems, that’s the human in me
Bling bling, then I solve ‘em, that’s the goddess in me

DNA検査したら分かったんだけど、私は100%ビッチだって
泣きじゃくってる時だってね
男問題はあるけど、それは私も人間だってこと
キラキラして(※ジュエリーなど身につけて)解決しちゃう
それは私が女神ってこと

You coulda had a bad bitch, non-committal
Help you with your career just a little
You’re ‘posed to hold me down, but you’re holding me back
And that’s the sound of me not calling you back

あなただってそんなビッチを手に入れられたのに
束縛なしでね
少しキャリア・アップもさせてあげられたのに
ちゃんと私の味方でいてくれるはずだった
でもあなたは私を束縛する
だからあなたの電話には折り返さないの

[Hook]
Why’re men great ‘til they gotta be great? (‘til they gotta be)
Don’t text me, tell it straight to my face (tell it straight to my face)

なぜ男は自分が偉いと勘違いする前までしか偉くないんだろう?
メールじゃなくて直接私の顔を見て話して

Best friend sat me down in the salon chair (down in the salon)
Shampoo press, get you out of my hair (my hair)
Fresh photos with the bomb lighting (bomb lighting)
New man on the Minnesota Vikings (Minnesota Vikings)
Truth hurts, needed something more exciting (ooh, yeah, yeah, yeah, yeah)
Bom bom bi dom bi dum bum bay

親友にサロンの椅子に座らせられ
シャンプーして セットしてもらって
あなたのことを忘れさせてもらったわ
最高の照明でいい写真を撮って
新しい男はミネソタ・バイキングス(の選手)
真実は傷つけるから
もっとエキサイティングなものが必要だったの

[Verse 2]
You tried to break my heart?
Oh, that breaks my heart
That you thought you ever had it
No, you ain’t from the start

あなた、私を傷つけようとしてる?
だったら傷つくわ
自分が主導権握ってたって勘違いしていない?
最初からそんなことはないわ

Hey, I’m glad you’re back with your bitch
I mean, who would wanna hide this?
I will never, ever, ever, ever, ever be your side chick
I put the sing in single
Ain’t worried ‘bout a ring on my finger
So you can tell your friend, “shoot your shot” when you see ‘em
It’s okay, he already in my DMs

元カノとヨリを戻せてよかったね
誰がそんなこと隠したがる?
私は絶対に絶対に二番目の女にはならないから
私はシングルのための歌を歌っているの
指輪がないことも気にしてない
だからあなたの友達に会ったら
「いくらでも声かけてきて」って言っといて
やっぱり大丈夫 彼らの連絡先はわかってるから

[Hook]

[Bridge] ×2
I’ma hit you back in a minute (yeah, yeah)
I don’t play tag, bitch, I been it (one time)
We don’t fuck with lies (two times), we don’t do goodbyes (woo)
We just keep it pushing like ay-ay-ay

後で連絡するわ
鬼ごっこはしない ずっと鬼役だから
私たちの関係では ウソもついたらダメ
サヨナラもなしだから
関係をスムーズに続けるだけ

[Hook]

[Outro]
With the bomb lighting
Minnesota Vikings
Ooh, yeah, yeah, yeah, yeah

最高の照明で
ミネソタ・バイキングス
オー、イエー、イエー、イエー、イエー


【ビルボード Hot 100 トップ10解説より】
2019/11/23付
2ランクダウンでトップ5から陥落。
しかしながらトップ10滞在はこれで20週目(ビルボード史上97曲目)。そして、Hot 100(10位以内)の順位をもとにスコア化したオールタイム・チャートではエルトン・ジョンの “Candle In The Wind 1997″(1997年、最高位1位)など3曲と並んで72位→63位に上昇しています。

2019/11/16付
同じくワンランクアップ。
年間チャートでトップ10入りは当確(最高で8位くらいまで?)だと思われるこの曲、Hot 100(10位以内)の順位をもとにスコア化したオールタイム・チャートではTLCの “Creep”(1995年、最高位1位)など4曲と並んで97位→72位に上昇しています。

2019/11/09付
3ランクダウン。
一般女性のツイートが歌詞に使われその女性がソングライターとしてクレジットされるという初めての事例となったこの曲、Hot 100(10位以内)の順位をもとにスコア化したオールタイム・チャートではビル・ヘイリーの “(We’re Gonna) Rock Around The Clock”(1955年、最高位1位)と並び97位に上昇、トップ100入りしています。

2019/11/02付
今週もラジオは制したものの再び1位陥落。
年間チャートではトップ10入りの可能性が見えてきたこの曲、問題になっている『DNA検査したら~私は100%ビッチ』の歌詞についてリゾは、ミーナ・ライオネスという女性のツイートにインスパイアされたものであり(彼女の名前はソングライターに追加)、訴えを起こしているジャスティン・レイセンの曲のパクリではないと完全否定しています。

2019/10/26付
今週もラジオを制し、返り咲きで7週目の1位。
この曲のメロディーとコード、そして『DNA検査したら分かったんだけど、私は100%ビッチだって』という歌詞は、自分たちが書いた “Healthy” という曲のパクリだとしてジャスティン・レイセンというソングライターに計10%の印税を求める訴えを起こされたリゾ。彼女の代理人が「無関係」と声明を出していますが、実際に聴き比べてみると…真実がこの曲の評価を傷つけることになるかもしれません。
(※”Good As Hell” が今週20位に上昇したため、この曲は一発ヒットランキングから外れました。)

2019/10/19付
ラジオは制したもののワンランクダウンで7週目の1位ならず。
先週、マイクロソフトの「ペイント」で制作され、オリジナルよりも良い(?)と言われているビデオが話題になったこの曲、リゾのファン「リズビアンズ」とテイラー・スウィフトのファン「スウィフティーズ」が共同で応援(ストリーミング)し、”#StreamTruthHurs” というハッシュタグがTwitterのトレンドになったものの、女性ラッパーとしての最長1位記録には(今のところ)一歩届かずという結果になっています。

2019/10/12付
セールスとラジオを制して6週目の1位。
イギー・アゼリアの “Fancy” が持つ女性ラッパーとしての最長1位記録まであと1週となったリゾ。同曲でフィーチャーされているチャーリー・XCXにのみメンションして「彼女は天才」とツイート。一方、無視される形になったイギーはビデオのリンク付きで『私たちは “Senorita” だけを応援している』とツイート。ちょっとしたバトルになっていますが、来週以降この曲のライバルとなるのは “Senorita” ではなくトラヴィス・スコットの “HIGHEST IN THE ROOM” だと思われます。

2019/10/05付
ラジオを制して5週目の1位。
以前からアーティストとして活動していたものの、正式に来年のグラミー新人賞候補の資格があることが明らかになったリゾ。ソロの女性ラッパーとしてはカーディ・Bの(”Bodak Yellow” の)最長1位記録(3週)を破ったとビルボードが紹介したことを受けて『私は記録を破る。ハートではなく』と、この曲の歌詞を引用するような形でツイートしています。

2019/09/28付
セールスとラジオの2冠で4週目の1位。
今のところリゾの唯一のヒット曲となっているこの曲、一発ヒットランキングではドメニコ・モドゥーニョの “Nel Blu Dipinto Di Blu (Volare)”(1958年、最高位1位)と並び31位に上昇しています。

2019/09/21付
今週もセールスを制して3週目の1位。
カーディ・B、ジェニファー・ロペスと共にストリッパー役で出演している映画「ハスラーズ」(先週公開)も好評を得ているリゾ。この曲も引き続き好調で年間チャートでもトップ20入りは当確だと思われます。

2019/09/14付
今週もセールスを制して2週目の1位。
女性ファッション雑誌 “ELLE”(エル)の10月号の表紙を飾ったリゾ。この曲では『DNA検査で私は100%ビッチだって分かった』と歌われていますが、この1位を獲得した「女性のエンパワーメント・アンセム」によってリゾは100%スターだということが証明されたと評されています。

2019/09/07付
リゾは初の1位。
先週開催されたMTV Video Music Awards(以下、VMAs)ではベスト・ニュー・アーティスト、ソング・オブ・サマーなど4部門にノミネートされていたものの無冠に終わってしまったリゾ。しかしながら、(巨大なお尻の前で行った)この曲(と “Good as Hell”)のパワフルなパフォーマンスが好評で、またそれに合わせるようにiTunesで値下げされたもこともあってセールスが倍増(セールスのチャートでも1位)、1位獲得の主因となっています。

2019/08/31付
ワンランクアップでトップ3入り。
VMAsではベスト・ニュー・アーティスト(新人賞)にノミネートされており、パフォーマンスも予定されているリゾ。この曲のヴァース2では『私は絶対に絶対に二番目の女にはならないから』と歌われていますが、新人賞に関してはビリー・アイリッシュが本命で「二番目の女」(対抗)と予想されています。

2019/08/24付
変わらず最高位をキープ。
TCAsでは3部門にノミネートされていたリゾ。いずれも受賞は逃したものの、この曲の冒頭の『なぜ男は自分が偉いと勘違いする前までしか偉くないんだろう?』という「つかみ」は初頭効果(最初の印象が後に影響を及ぼすこと)抜群で、リスナーの関心を逃さないキラー・フレーズだと思います。

2019/08/17付
4位変わらず。
今週も好調をキープして1位獲得の可能性もまだ残しているこの曲、ビルボードではヒットの理由として、「TikTokチャレンジ」、「Netflix映画」(の「サムワン・グレート~輝く人に~」で使用されたこと)、そして「BET Awards」(での印象的なパフォーマンス)の3つが挙げられています。

2019/08/10付
ワンランクアップで最高位更新。
先週は「タイニー・デスク・コンサート」(NPRという公共ラジオ放送が行っているシリーズで、小さなオフィスで開催されるコンサート)に出演したリゾ。この曲を次の1位候補の一つとして挙げているビルボードは、『スツールに腰掛けていたにも関わらず、巨大な部屋でやっているかのようなど迫力の “Truth Hurts” で部屋を吹っ飛ばした』と評しています。

2019/08/03付
ワンランクアップでトップ5入り。
ウォールストリートの男性達から大金を騙し取るという9月公開予定の実話映画「ハスラー」にカーディ・B、ジェニファー・ロペスと共にストリッパー役で出演しているリゾ。この曲のヴァース1では『DNA検査したら分かったんだけど、私は100%ビッチだって』と歌われています。

2019/07/27付
ワンランクアップで最高位復帰。
リリースは2年前でスリーパー・ヒットとなったこの曲、冒頭(とフック)の『なぜ男は自分が偉いと勘違いする前までしか偉くないんだろう』といったキラー・フレーズもヒットの一因だと思います。

2019/07/20付
ラジオでは伸び率トップでトップ10入りながらワンランクダウン。
小学校の音楽室から聞こえてきそうなピアノのリフが印象的なこの曲、「振られてもまたすぐに男を作るビッチですけど何か?」とでも言っているような歌詞は等身大の自分を表現するとともに現代女性の気持ちも代弁している、として支持されているようです。

2019/07/13付
リゾは初のトップ10。
“BET Awards” でのパフォーマンス効果もあって急上昇。プリンスが生前にその才能を認めたと言われているリゾが捨てた元カレに向けた曲で、フックでは『新しい男はミネソタ・バイキングス(の選手)。真実は傷つける。もっとエキサイティングなことが必要だったの』と歌われています。

 
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