【解説・和訳】 The Middle / ゼッド、マレン・モリス&グレイ

 
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2018年の今日(4月28日)、最高位5位を記録した Zedd(ゼッド), Maren Morris(マレン・モリス) & Grey(グレイ)の “The Middle” を解説・和訳しました。

ケンカしたカップルが折り合いがつくポイント(The Middle:中間点)を探している曲で、EDMとカントリーの要素が取り入れられたダンス・ポップ。

EDMとカントリーの相性の良さを改めて確認させてくれたこの曲について、ソングライター兼プロデューサーのゼッドは『音域が広いので上手いシンガーでないと歌えない。歌える人を探してきた。エネルギッシュで同時に繊細なヴォーカリストを求め、行き着いたのが(カントリー・シンガーの)マレン・モリスだった。』と語っています。

一方、マレン・モリスは『サウンドは私が影響を受けてきた音楽のすべてが入っている感じ。しかもエモーショナルでキャッチー。ファンの反応が楽しみ』と話していましたが、ファンの反応は上々で、最高位5位ながらトップ10に16週滞在(最高位5位以下でトップ10滞在16週以上はビルボード史上7曲目)、年間8位の大ヒットとなっています。

【リンク】
当時(2018/04/28)のチャート
ゼッドのヒット曲
マレン・モリスのヒット曲
グレイのヒット曲

【和訳】
[Verse 1]
Take a seat
Right over there, sat on the stairs
Stay or leave
The cabinets are bare, and I’m unaware
Of just how we got into this mess, got so aggressive
I know we meant all good intentions

座って そこの階段に
留まるにしても出て行くにしても
タンスは空っぽ
自分でも分からない
二人がどうしてこんな泥沼状態になり
これほどケンカ腰になったのか
お互い 全然悪気はなかったのに

[Pre-Hook]
So pull me closer
Why don’t you pull me close?
Why don’t you come on over?
I can’t just let you go

だからぐっと抱き寄せて
抱き寄せてくれない?
こっちに来てくれない?
あなたを手放すことはできないの

[Hook] ×2
Oh baby, why don’t you just meet me in the middle?
I’m losing my mind just a little
So why don’t you just meet me in the middle?
In the middle

ベイビー、お互いに歩み寄るってのはどう?
ちょっとおかしくなりそうなの
だから お互いに歩み寄るってのはどう?
折り合いをつけましょう

[Verse 2]
Ohh, take a step
Back for a minute, into the kitchen
Floors are wet
And taps are still running, dishes are broken
How did we get into this mess? Got so aggressive
I know we meant all good intentions

一歩踏み出して
ちょっと振り返ってみたら キッチンは
床が濡れていて 水は出しっぱなし お皿は割れてる
二人がどうしてこんな泥沼状態になり
これほどケンカ腰になったのか
お互い 全然悪気はなかったのに

[Pre-Hook]

[Hook]

[Bridge]
Looking at you, I can’t lie
Just pouring out admission
Regardless of my objection, oh, oh
And it’s not about my pride
I need you on my skin
Just come over, pull me in, just

あなたを見つめていると ウソはつけない
私が悪かったって認める言葉があふれ出てくる
自分の意に反してね
プライドなんて気にしない
あなたと触れ合いたいの
こっちに来て 私を抱き寄せて

[Hook] ×3


【ビルボード Hot 100 トップ10解説より】
2018/06/30付
ラジオでは7週目の1位ながら2ランクダウン。
ケンカしたカップルが折り合いがつくポイント(The Middle:中間点)を探すという内容で最高位も中間点(5位)となったこの曲、16週続いたトップ10は今週で最後になるかもしれません。

2018/06/23付
再上昇で2ランクアップ。
今週もラジオを制してトップ10はこれで15週目。ダンス/エレクトロニックのチャートでは20週目の1位となっています。

2018/06/16付
今週もラジオを制したものの5ランクダウン。
先週は韓国で開催されたダンスミュージックフェス “ULTRA KOREA 2018” に出演したゼッド。この曲のパフォーマンスも好評だったようですが、サプライズで BTS(防弾少年団)の “Fake Love” のリミックスをプレイして観客を喜ばせています。

2018/06/09付
今週もラジオを制してトップ5をキープ。
マレン・モリスがヴォーカルに正式採用されるまでは紆余曲折があったというこの曲、デミ・ロヴァート、カミラ・カベロ、アン・マリー、カーリー・レイ・ジェプセン、トーヴ・ロー、ビービー・レクサ、(フィフス・ハーモニーの)ローレン・ジャウリギー、デイア、チャーリー・XCX、エル・キングなど、そうそうたるメンバーがレコーディングを行っていたことが明かされています。

2018/06/02付
ワンランクアップでトップ5復帰。
先週のBBMAsでのパフォーマンスがTV初披露だったというこの曲、最高位は(今のところ)5位ですが、主要チャートの一つのラジオを含む8つのチャートで1位を獲得しています。

2018/05/26付
今週もラジオは制したものの6位変わらず。
BBMAsではゼッド、マレン・モリス、グレイが揃ってパフォーマンスしたこの曲、ビルボードはマレン・モリスのヴォーカルを評価しつつも、この日のパフォーマンスのランキングでは全14パフォーマンス中9位としています。

2018/05/19付
ワンランクダウンでトップ5から陥落。
チェインスモーカーズの “Closer” のようにややスローテンポのEDMにちょっとしたストーリーを持たせた歌詞を乗せ、さらにアヴィーチーの “Wake Me Up!” のようにEDMとカントリーを融合させているこの曲、ラジオのチャートでは “Meant To Be” に代わって1位を獲得しています。

2018/05/12付
再上昇でトップ5復帰。
ケンカしたカップルが折り合いがつくポイント(The Middle:中間点)を探しているこの曲、奇しくも2002年のヒット、ジミー・イート・ワールドの同名異曲と同じ「中間点(5位)」が最高位となっています。(今のところ)

2018/05/05付
2ランクダウンで1週でトップ5から陥落。
この曲でカントリーとEDMの相性の良さを再確認させてくれたゼッド、一足先に同じことをやって “Wake Me Up!” という大ヒットを生んだアヴィーチーの突然の死に、彼は『この損失感はどんな言葉をもってしても表現できない』とコメントしています。

2018/04/28付
ワンランクアップでトップ5入り。
カントリー歌手(3位のフロリダ・ジョージア・ラインとこの曲のマレン・モリス)がトップ5に同時に2組入るのは2000年にフェイス・ヒルの “Breathe” が3位、ローンスターの “Amazed” が5位になって以来、約18年ぶり。先日「ニュー・ビデオ」としてこの曲のエピソードが収められたビデオが公開されましたが、チャートポイントへの影響はほとんどないと思われます。

2018/04/21付
こちらも変わらず。
ゼッドは自然体で何年も前からの知り合いみたいだったと語るマレン・モリスが歌うこの曲、ビデオはケンドリック・ラマーの “Humble.”、カミラ・カベロの “Havana” を手がけたデイブ・マイヤーズが監督している割には「普通」で、トップ10入りした曲の再生回数としてはかなり少なく(それでも約2,700万回)&伸びも悪く、トップ5入りできない一因かもしれません。

2018/04/14付
こちらもワンランクアップで最高位復帰。
約17億円で購入した自宅をフェイスブックで公開したゼッドのこの曲、ホット・ダンス/エレクトロニックのチャートでは10週目の1位を獲得、またセールスとラジオではチャートポイントが最も増えた曲となっています。(セールス47%アップ、ラジオ10%アップ)

2018/04/07付
ワンランクダウン。
ケンカしたカップルが折り合いがつくポイント(The Middle:中間点)を探しているこの曲、ヴァース2では『床は濡れてて 水は出しっぱなし お皿は割れてる』と歌われており、ケンカの様子が伺える内容になっています。

2018/03/31付
変わらず最高位をキープ。
ゼッドが「アメイジングで才能あるシンガー」と評するマレン・モリス、彼女はこの曲について『カントリー歌手の私がいつも歌っている曲とは全く違う曲だった。しかもグレイの二人とゼッドからは「パワフルに歌って」とか「音は正確に」と厳しい注文が出された。でもおかげで私、こんな高音を出せるんだってことがわかったの』と語っています。

2018/03/24付
2ランクアップで最高位更新。
ゼッドとグレイが長い間温めていた曲。ゼッドはマレン・モリスを起用した経緯について、『音域が広いので上手いシンガーでないと歌えない。歌える人を探してきた。エネルギッシュで同時に繊細なヴォーカリストを求め、行き着いたのがマレン・モリスだった。』と語っています。

2018/03/17付
ゼッドは4曲目、マレン・モリスとグレイは初となるトップ10。
ケンカしたカップルが折り合いがつくポイント(The Middle:中間点)を探している曲。カントリー・シンガーのマレン・モリスはこの曲について『サウンドは私が影響を受けてきた音楽のすべてが入っている感じ。しかもエモーショナルでキャッチー。ファンの反応が楽しみ』と語っています。

 
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