1981年の今日(8月1日)、1位を獲得した Rick Springfield(リック・スプリングフィールド)の “Jessie’s Girl” を解説・和訳しました。
友人の彼女を奪いたいという曲で、フラストレーションを爆発させるようなフックのヴォーカルが印象的なパワー・ポップ。
2008年に「オプラ・ウィンフリー・ショー」(アメリカ版「徹子の部屋」のようなトーク番組)に出演した際、名前は憶えていないけど「ジェシーの彼女」は実在する女性で、『実際にはジェシーではなくゲイリーの彼女だけど』と明かしたリック・スプリングフィールドが書いたこの曲は、当時の新記録とはならなかったもののチャートインから19週目という遅さで1位に到達(当時の記録はニック・ギルダーの “Hot Child in the City” とロバート・ジョンの “Sad Eyes” で21週)、トップ10滞在は12週ながらチャートには32週滞在し、この年の年間チャートではトップ5に入る大ヒットとなっています。
MTVが発足した日の1位ということもあって注目されたビデオについて、リックは『(この曲を象徴する)鏡を割るシーンが一番高くついた。24枚は割った』と語っています。
ちなみに、オプラ・ウィンフリー・ショーでは「ジェシーの彼女」を番組で探したものの、残念ながら見つからなかったそうです。
【リンク】
当時(1981/08/01)のチャート
リック・スプリングフィールドのヒット曲
【和訳】
[Verse 1]
Jessie is a friend
Yeah, I know, he’s been a good friend of mine
But lately something’s changed that ain’t hard to define
Jessie’s got himself a girl, and I wanna make her mine
ジェシーは友達
ずっと俺のいい友達
でも最近何かが変わった
ジェシーに彼女ができて
その彼女を俺のものにしたいんだ
[Pre-Hook]
And she’s watching him with those eyes
And she’s lovin’ him with that body
I just know it
And he’s holding her in his arms late, late at night
彼女はあの瞳でヤツを見つめ
あの体でヤツを愛してる
ヤツは夜遅く 彼女を腕に抱く
[Hook]
You know I wish that I had Jessie’s girl
I wish that I had Jessie’s girl
Where can I find a woman like that?
ジェシーの彼女が俺のものだったらいいのに
ジェシーの彼女を俺のものだったら
あんな子が他にどこにいるっていうんだ?
[Verse 2]
I’ll play along with this charade
That doesn’t seem to be a reason to change
You know I feel so dirty when they start talking cute
I wanna tell her that I love her, but the point is probably moot
そんなつもりはないように振る舞ってるけど
状況が変わるはずもない
ヤツらがイチャイチャ話してると気分悪くなるんだ
告白したいけど、多分もめるだろうな
[Pre-Hook]
[Hook]
[Bridge]
And I’m lookin’ in the mirror all the time
Wonderin’ what she don’t see in me
I’ve been funny; I’ve been cool with the lines
Ain’t that the way love’s supposed to be?
いつも鏡を見つめて思うんだ
俺に何が足りない?
ユーモアはあるし、会話もイケてる
愛されていいはずなのに
[Hook]