Camila Cabello(カミラ・カベロ) feat. Young Thug(ヤング・サグ) の “Havana” を和訳しました。
バッド・ボーイとの恋を歌ったラブソングで、ピアノのメロディとオー、ナ・ナというフレーズが特徴的なラテン・ポップ。
タイトルに都市名が付く曲としてはファーギーの “London Bridge”(2006年、最高位1位)以来の1位獲得となったこの曲のソングライターは、キューバの首都ハバナ生まれのカミラ・カベロとフィーチャーされているヤング・サグ、ファレル・ウィリアムスなど計10名。
カミラはこの曲について、『ハバナっていうタイトルは私のアイデア。私の曲はだいたいもっと暗くて感傷的なんだけど、この曲はより夏っぽくてアップビートでいい感じで腰が動くようなテンポなの。ファレルと一緒に書いたんだけど、私がバッド・ボーイと恋に堕ちるというストーリーよ。』と語っています。
また、6:42の大作となったビデオでは、カミラが内気でテレビのメロドラマを見て満足してしまう恋に奥手のダサい「カーラ」とセクシーで社交的な「カミラ」の一人二役を演じており、本人は『両方とも実際の自分が持ち合わせている性格だけど「カーラ」のほうがいつもの自分』だとコメントしています。
【和訳】
[Hook]
ハバナ オー、ナ・ナ
私の心の半分はハバナにあるの オー、ナ・ナ
彼は私をイースト・アトランタに連れて帰ったの ナ・ナ・ナ
オー、でも私の心はハバナにあるの
彼の振る舞いが気になるの
ハバナ オー、ナ・ナ
[Verse 1]
彼は部屋に入ってきて「元気?」って感じで近付いてきたわけじゃないの
(「元気?」はカミラが大ファンのコメディ・ドラマ「フレンズ」のジョーイが女性を誘うときの決まり文句)
彼は「ヤレる女はたくさんいる」って言ったわ
でも私はあなたがいないとダメ
私は一瞬で彼を永遠に知った
6月の夏の夜に
パパは彼はワルだって言うけど
彼は私をこんな気持ちにさせるの
[Pre-Hook]
ウー・ウ・ウ・ウ・ウ・ウ、ウー・ウ
彼に会った時からわかってた
別れた時には彼を愛していた
こんな気持ちにさせるの
ウー・ウ・ウ・ウ・ウ・ウ、ウー・ウ
でも彼に行くって言わなくちゃいけなかったの
オー、ナ・ナ・ナ・ナ・ナ
[Hook]
[Verse 2] … Young Thug
ジェフリー、(高校を)卒業したての(大学の)新入生
礼儀もしらずイースト・アトランタにやってきた
交通渋滞みたいに彼女のバンパー(オシリ)にぶち当たった
アンクル・サム(アメリカ政府)に(税金を)払うみたいにカネは払ったぜ
俺を喜ばせて
女は俺のアソコを求めて
俺のニーズに応えて
ケツを振って カネを稼ぐ
これが俺の歴史
至近距離で発射する
百万(ドル)かかるのなら
それは俺だな
俺は稼いでるんだ
[Hook]
【ビルボード Hot 100 トップ10解説より】
2018/04/07付
2ランクダウンながら23週目のトップ10。
トップ10内の順位では9位以外すべて経験しているこの曲、HOT100(10位以内)の順位をもとにスコア化したオールタイム・チャートではマックルモア&ライアン・ルイスの “Thrift Shop” と並び39位に上昇しています。
2018/03/31付
今週もワンランクダウン。
ペンタトニックスもカヴァーしたこの曲、HOT100(10位以内)の順位をもとにスコア化したオールタイム・チャートではシャナイア・トゥエインの “You’re Still The One”、マリオの “Let Me Love You” と並び40位に上昇しています。
2018/03/24付
今週もワンランクダウン。
チャーリー・XCXと共にテイラー・スウィフトの “Reputation Tour” のオープニング・アクトを務めることになったカミラ・カベロのこの曲、HOT100(10位以内)の順位をもとにスコア化したオールタイム・チャートではブラック・アイド・ピーズの “Boom Boom Pow” などを抜いて49位に上昇しています。
2018/03/17付
ワンランクダウンでトップ5から陥落。
この曲はいつも違う形でパフォーマンスしたいと語っているカミラ・カベロ、日曜日に開催されたiHeartRadio Awardsではピンクのノースリーブの衣装を着てマドンナの “Material Girl” 風にパフォーマンスしています。
2018/03/10付
ワンランクダウンながら18週目のトップ5。
3月3日に21歳の誕生日を迎え、エド・シーランに続き誕生日(付のチャート)に自身の曲がトップ10にランクインした今年二人目のアーティストとなったカミラ・カベロのこの曲、HOT100(10位以内)の順位をもとにスコア化したオールタイム・チャートではアデルの “Hello” などと並び59位に上昇しています。
2018/03/03付
こちらも変わらず。
先週のブリット賞(イギリス版グラミー)ではラルフ&ルッソのドレスを着て注目を集めていたカミラ・カベロ。今週(2/25号)表紙を飾っているイギリスのThe Sunday Timesの雑誌 “Culture” では「Spotifyで歴代47位の再生回数を誇る “Havana” のシンガーは今年一番の女性ポップ・スター」と紹介されています。
2018/02/24付
4位変わらず。
先週はイギリスの人気TV番組「グラハム・ノートン・ショー」に出演したカミラ・カベロ、この曲を妖艶な雰囲気を漂わせてパフォーマンス(プラス、トークではブリティッシュ・アクセントを披露)しています。
2018/02/17付
4位変わらず。
この曲が生まれたのはプロデューサーのアダム・フィーニーとお寿司を食べているときだったいうカミラ・カベロ、彼が聴かせてくれたシンプルな楽器で演奏されたその曲に故郷のハバナを思い出し、その場で歌詞を書き始めたと語っています。
2018/02/10付
ワンランクダウンでトップ3から陥落。
先週、ソロとして初めて来日したカミラ・カベロ、滞在中は「ミュージックステーション」、「スッキリ」に生出演してこの曲を披露しています。
2018/02/03付
2ランクダウンで1週で1位から陥落。
この曲で1位を獲得したことについて『信じられない』と喜びを爆発させているカミラ・カベロ、ただ彼女にとってより重要なのは『アメリカをはじめ、世界中の人が “Havana” を歌っていること』だそうで、『音楽は「感情」で、私たちはみんな同じなんだということが証明できた気分』とコメントしています。
2018/01/27付
カミラ・カベロ、ヤング・サグともに初のNo.1。
カミラのデビュー・アルバム “Camila”(アルバム・チャートで初登場1位)のリリース効果でストリーミングが5位→1位(34%増)、セールスではこのタイミングで値下げして4位→2位(57%増)、ラジオでも2位をキープ(5%減)しての1位獲得。彼女はこのアルバムについて、『フィフス・ハーモニーを離れたとき人間関係に打ちのめされていたので悲しい曲ばかりになると思っていた。でも1年経って幸せと思えるようになり、いいバランスになった』と語っています。
2018/01/20付
最高位をキープしてこれで通算7週目の2位。
アトランタ出身で高校は退学させられたというヤング・サグがフィーチャーされているこの曲、彼のパート(ヴァース2)では『ジェフリー(ヤング・サグの本名)、(高校を)卒業したての(大学の)新入生』、『礼儀もしらずイースト・アトランタにやってきた』とラップされています。
2018/01/13付
ワンランクアップで通算6週目となる2位。
オバマ前大統領の2017年お気に入り(全22曲)にも選ばれているこの曲、大晦日にN.Y.のタイムズ・スクウェアで開催された “Dick Clark’s New Year’s Rockin’ Eve” でのパフォーマンスが好評だったようで、引き続き好調を維持しています。
2018/01/06付
今週もラジオを制して3位をキープ。
来週(1/12)発売されるデビュー・アルバム “Camila” のトラックリストを明らかにしたカミラ・カベロ、当初の予定から3曲が外されており、フィフス・ハーモニーのメンバーたちについて歌っていると言われている “Real Friends” やこの曲など全10曲となっています。
2018/01/03付
今週もラジオを制して3位をキープ。
この曲も収録されるデビュー・アルバム(1月12日リリース予定)は今の自分の偽りのない気持ちを反映した曲が詰まっているから “Camila” というタイトルにしたというカミラ・カベロ、『一度は人の手に渡った人生を取り戻した気分』とも語っており、フィフス・ハーモニー時代を否定するかのような発言がちょっとした話題になっているようです。
2017/12/30付
こちらはラジオを制してトップ3をキープ。
大晦日にN.Y.のタイムズ・スクウェアで開催される “Dick Clark’s New Year’s Rockin’ Eve” にニック・ジョナスらと共に出演することが決まっているカミラ・カベロ、この曲をパフォーマンスすると思われますが、昨年は音響トラブルによりマライア・キャリーが醜態をさらした(口パクがバレて歌うのをやめ、観客に背を向けてステージを下りた)舞台だけに注目が集まっているようです。
2017/12/23付
ラジオで1位獲得もワンランクダウン。
曲の最高位でもTwitterのフォロワー数でも古巣のフィフス・ハーモニー超えを果たしたカミラ・カベロ、来年1月12日にこの曲が収録されているデビュー・アルバムがリリース予定となっていますが、”Havana” の1位獲得という意味ではベストなタイミングを外してしまったと言えると思います。
2017/12/16付
1位との差は若干広がったものの2位をキープ(5週目)。
ビルボードの “Woman in Music” ではブレイクスルー・アーティストに選ばれたカミラ・カベロ、ステージでは3人のギタリストを従えてシンプルなアコースティック・バージョンでこの曲をパフォーマンスしています。
2017/12/09付
今週もセールスを制したものの4週目の2位。
ラジオでは3週連続伸び率1位、ストリーミングでも20%アップながら1位獲得ならず(チャートポイントは “Rockstar” が11%増、”Havana” が19%増で先週より僅差)。YouTubeにアップされている全ビデオの中で、1週間の再生回数が4位(約4890万回)となっているビデオも好調の下支えになっていますが、そのビデオではカミラ・カベロ(本名:カーラ・カミラ・カベロ・エストラバオ)が引きこもりでダサい「カーラ」とセクシーで社交的な「カミラ」の一人二役を演じており、本人は『両方とも実際の自分が持ち合わせている性格だけど「カーラ」のほうがいつもの自分』だとコメントしています。
2017/12/02付
今週も僅差で1位獲得ならず3週目の2位。
ダディ・ヤンキーのリミックス版リリース効果もあってセールスでは1位を獲得、ラジオは17%増で9位から3位に上昇、ストリーミングも4位から3位に上昇となったものの相手もチャートポイントを伸ばして一歩届かず。カミラのTwitterでは「もうちょっとでナンバーワン」というコメントと共にiTunesとSpotifyのリンクが貼ってあるツイートが引き続き固定表示されています。
2017/11/25付
値下げでセールス12%増+ラジオ上昇率トップながら2位変わらず。
日曜日(11/12)に開催されたMTV Europe Music Awardsではこの曲をセクシーにパフォーマンスし、ベスト・ポップ(アーティスト)を受賞したカミラ・カベロ。ビルボード誌では、『衣装、ヴォーカルともに素晴らしかった』として、全14パフォーマンスの中で最も高く評価されています。来週はそのパフォーマンス効果とダディ・ヤンキーによるリミックス版のリリース効果が期待できるようです。
2017/11/18付
5ランクアップで次週の1位獲得に王手。
1位獲得となれば、タイトルに都市名が付く曲としてはファーギーの “London Bridge”(2006年、最高位1位)以来となるこの曲、再生回数が前週比約90%増となった6:42の大作ビデオでは、カミラが内気でテレビのメロドラマを見て満足してしまう恋に奥手のダサい女の子を演じています。
2017/11/11付
カミラ・カベロは2曲目、ヤング・サグは初となるトップ10。
オフィシャル・ビデオがリリースされて急上昇。キューバの首都ハバナ生まれのカミラがファレルと書いた曲で、ハバナ出身のワルな男との恋を歌ったラブソング。都市名がタイトルの曲としては、チェインスモーカーズの “Paris”、ドレイクの “Portland”、マイリー・サイラスの “Malibu” に続いて今年4曲目のトップ10ソングとなっています。