ビルボード Hot 100(2019/03/30付) トップ10解説

 
ビッグバナー広告
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

2019/03/30付 ビルボード Hot 100 トップ10解説


1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Ariana Grande(アリアナ・グランデ) – 7 rings
今週もストリーミングを制して7週目の1位。
現在、「スウィートナー・ワールド・ツアー」中で今週はアメリカ東海岸を回っているアリアナ。彼女のヒット曲ランキングではジェシー・J、ニッキー・ミナージュの二人と共演した “Bang Bang”(2014年、最高位3位)を抜いて3位に上昇したこの曲は全27曲中11曲目に披露されているそうです。ちなみにオープニングは “raindrops (an angel cried)” でトリ(アンコール)は “thank u, next”。
Ariana Grande(アリアナ・グランデ) – ヒット曲ベスト20(更新)


2位右上矢印 (先週3位、最高位1位)
Halsey(ホールジー) – Without Me
今週もラジオを制してワンランクアップ。
3/14に開催された “iHeartRadio Music Awards” ではヤングブラッドとの共演でオープニングを飾ったホールジー。この曲のトップ10滞在はこれでビルボード史上72曲目の21週、トップ5滞在は同24曲目の19週、2位は12位タイとなる8週、そしてHot 100(10位以内)の順位をもとにスコア化したオールタイム・チャートではホイットニー・ヒューストンの “I Will Always Love You”(1992年、最高位1位)と並び57位→41位に上昇しています。


3位右下矢印 (先週2位、最高位1位)
Post Malone(ポスト・マローン) & Swae Lee(スワエ・リー) – Sunflower (Spider-Man: Into the Spider-Verse)
ワンランクダウンながらトップ3はキープ。
トップ10滞在はこれで16週目。これは1週しか1位を獲得していない曲としてはブルーノ・マーズの “When I Was Your Man”(2013年)、ゼインの “PILLOWTALK”(2016年)など7曲と並ぶ20位タイで、ビルボード史上27曲目となっています。

4位右上矢印 (先週5位、最高位4位)
Post Malone(ポスト・マローン) – Wow.
ワンランクアップで最高位更新。
先週はこの曲に合わせて踊る動画が話題になった男性が人気TV番組「エレン・デジェネレス・ショー」にも出演。この曲のブレイクのきっかけになったこの男性はその「貢献」が認められ(?)先日リリースされた新しいオフシャルビデオにも出演。さらにポスト・マローンのショーにも招待されることになっています。


5位右下矢印 (先週4位、最高位3位)
Cardi B(カーディ・B) & Bruno Mars(ブルーノ・マーズ) – Please Me
ワンランクダウンながらトップ5はキープ。
主にリアーナやビヨンセなどを担当していた振付師タニシャ・スコットと共にこの曲では振り付けにも挑戦したというブルーノ・マーズ。そのビデオはこの1週間での再生回数の伸び率がミーク・ミル ft. ドレイクの “Going Bad” に次ぐ2位となっており、トータルでは昨日、1億回を突破しています。
Bruno Mars(ブルーノ・マーズ) – ヒット曲ベスト20


6位右上矢印 (先週7位、最高位2位)
Marshmello(マシュメロ) feat. Bastille(バスティル) – Happier
今週もまたワンランクアップ。
トップ10滞在はこれでビルボード史上28曲目となる24週目。iHeartRadio Music Awardsでポップ新人賞を受賞したマシュメロ、”Breathe Carolina Remix” なるバージョンが AppleMusicの「ダンスXL」というプレイリストに新たに加えられたことをツイートしています。


7位右上矢印 (先週9位、最高位1位)
Lady Gaga(レディー・ガガ) & Bradley Cooper(ブラッドリー・クーパー) – Shallow
今週もセールスを制して2ランクアップ。
ブラッドリー・クーパーの子供を妊娠しているという噂を『私が身ごもっているのはLG6』(レディー・ガガ6枚目のアルバムを制作中という意味?)というツイートで暗に否定したレディー・ガガのこの曲、アカデミー主題歌賞の1位獲得はエミネムの “Lose Yourself” 以来16年ぶりだそうです。
Lady Gaga(レディー・ガガ) – ヒット曲ベスト20


8位右下矢印 (先週6位、最高位1位)
Jonas Brothers(ジョナス・ブラザーズ) – Sucker
ラジオでは伸び率1位ながら2ランクダウン。
初登場1位の後は大きく順位を落としているこの曲、もし来週トップ10から消えることになれば1位獲得曲のトップ10滞在最短記録のワースト3位となってしまいますが、ちなみに、ゼインの “PILLOWTALK”(2016年)は1位デビューの翌週は7位でしたが粘ってトップ10滞在は16週。(なかなかの佳曲だと思うので、このパターンに期待したいところです。)


9位右下矢印 (先週8位、最高位4位)
J. Cole(J・コール) – MIDDLE CHILD
ワンランクダウン。
J・コールにとってはキャリアハイとなる最高位4位となっているこの曲、ただビデオの再生回数のほうは相変わらず不調で、現時点ではこれまでの最高位だった “ATM”(2018年、最高位6位)の6,505万回に遠く及ばない2,884万回となっています。ちなみに、彼の最多再生回数のビデオは “Power Trip”(2013年、最高位19位)で6,532万回。

10位アップ (先週14位、最高位6位)
Meek Mill(ミーク・ミル) feat. Drake(ドレイク) – Going Bad
昨年の12/15付で6位初登場以来、14週ぶりのトップ10復帰。
女性や敵対する相手にどれだけ(良い意味と悪い意味の両方で)「ワル」になれるかというこの曲、初登場当時はなかったオフィシャルビデオのリリースは2月でこれと言って急上昇の要因は見当たりませんが、ラジオがトップ20入り、ストリーミングもトップ10入りしています。(全体的に現在のトップ10のスコアレベルが低くなっているのかもしれません。)

以上、最新のトップ10紹介でした。

 
0
  • このエントリーをはてなブックマークに追加