1986年の今日(2月15日)、最高位2位を記録した Billy Ocean(ビリー・オーシャン)の “When The Going Gets Tough, The Tough Get Going” について解説しました。
厳しい状況でも頑張るという曲で、サックスのサウンドが印象的なファンクっぽいダンス・ポップ。
映画「ナイルの宝石」の主題歌になっているこの曲は、その映画に出演しているキャスリーン・ターナーの「厳しい状況になると、タフな奴が元気になる。そいつが何をするのか知らないけど」というセリフ(ジョン・F・ケネディの父親の言葉がオリジナルとも言われています)にインスパイアされたものだそうで、ビデオではそのキャスリーン・ターナーとダニー・デヴィート、そして主演のマイケル・ダグラスの3人が振り付きのコーラス(口パクだそうです)でバックアップしています。
プリフックからフックにかけては、
ダーリン、僕はどんな山にだって登る
ダーリン、僕は何でもする
触れてもいいかい?
恋人たちがするように
抱きしめたいんだ
君に分かって欲しいんだ
厳しい状況になると
タフなヤツが動きだす
と歌われていますが、「君が振り向いてくれるまで(僕はタフだから)あきらめずに頑張る」ということだと思います。
ちなみに、この曲は2位止まりでしたが、ビリー・オーシャンの1位獲得曲3曲は、”Caribbean Queen (No More Love On The Run)”、“There’ll Be Sad Songs (To Make You Cry)”、”Get Outta My Dreams, Get Into My Car” とすべて8単語で、もし1単語少なかったら1位になっていたのではないかと言われています。