【解説】Take On Me / A-ha(アーハ)

 
ビッグバナー広告
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

1985年の今日(10月19日)、1位を獲得した A-ha(アーハ)の “Take On Me” について解説しました。

キーボードのリフが特徴的な曲で、警戒心を解いてくれない彼女に「僕を受け入れてくれ」と訴えるニューウェーブ風のシンセポップ。

曲の出来もさることながら、ヒットの最大の要因と言われているのが実写とロトスコープ(スケッチをアニメーションにする手法)を使った斬新なビデオで、マイケル・ジャクソンの “Billie Jean” やダイアー・ストレイツの “Money For Nothing”、マドンナの “Burning Up” なども手がけているスティーブ・バロンによって制作されています。

ビデオのストーリーは、コーヒーを飲みながらコミック雑誌を読んでいる女性(バンティ・ベイリー:モートンの後の恋人)が、その中の登場人物(リードヴォーカルのモートン)に手招きされて劇画の中に入って行ってしまうという内容で、MTV VMA(Video Music Awards)では6冠に輝いています。

話はしてるけど
何を言えばいいのか わからない
でもこれだけは言っておくよ
今日は君の違う一面を発見する日なんだ
恥ずかしがらないで
君の愛が欲しいんだ

僕を受け入れてくれ
僕を愛して欲しい
僕は行ってしまうんだ
あと1日かそこらで

という歌詞は、何か切羽詰まった感のあるサウンドと妙にマッチしていると思います。

ちなみに、この曲はベストヒットUSAの「一発屋特集」では見事(?)に1位を獲得していますが、ビルボード Hot 100 の順位をもとにスコア化し、40位以内の曲が1曲しかないアーティストの曲を対象とした一発ヒットランキングでは対象外となっています。(アーハは他に “The Sun Always Shines On T.V.” が最高位20位を記録しているため)

■ベストヒットUSAの2014年放送「一発屋特集」トップ10
1位 Take On Me / A-ha
2位 You’re Beautiful / James Blunt
3位 Scatman / Scatman John
4位 Relax / Frankie Goes To Hollywood
5位 Ghostbusters / Ray Parker Jr.
6位 Come On Eileen / Dexys Midnight Runners
7位 99 Luftballones / Nena
8位 Macarena / Los Del Rio
9位 Bad Day / Daniel Powter
10位 The Final Countdown / Europe

【リンク】
当時(1985/10/19)のチャート
アーハの全ヒット曲

 
0
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

  1. はろ より:

    ピットブルの曲で使われてましたよね?一発屋ベスト10の顔ぶれ気になるなぁ。

    • ピットブルの “Feel This Moment” で使われていましたね。
      個人的には、アレンジされていてテンポが遅くなっているのが違和感ありましたが…

      一発屋のトップ10は以下のとおりでした。
      1位 Take On Me / A-ha
      2位 You’re Beautiful / James Blunt
      3位 Scatman / Scatman John
      4位 Relax / Frankie Goes To Hollywood
      5位 Ghostbusters / Ray Parker Jr.
      6位 Come On Eileen / Dexys Midnight Runners
      7位 99 Luftballones / Nena
      8位 Macarena / Los Del Rio
      9位 Bad Day / Daniel Powter
      10位 The Final Countdown / Europe

      • はろ より:

        御丁寧にありがとうございます!(^^)!面白い顔ぶれ。
        ゴーストバスターズ好きだなぁ。
        一発屋という言い方にはいつも悲しみ感じてしまいます。
        A-haと言えば007の主題歌いいと思いますけどね。

コメントを残す