1983年の今日(9月3日)、1位を獲得した Eurythmics(ユーリズミックス)の “Sweet Dreams (Are Made Of This)” を解説・和訳しました。
いわゆる「足りるを知る」がテーマになっている曲で、アナログ・シンセサイザーのリフとチェロのサウンドが特徴的なニューウェーブ。
書籍「アニー・レノックス:ザ・バイオグラフィー」によると、”Sweet Dreams” とは我々の興味を刺激する欲望のことで、「充足感の探求」が曲のコンセプトになっているようです。
また、全体がコーラスでヴァースなしという珍しいこの曲のソングライターはユーリズミックスの二人で、シンセサイザーのリフはアニーによるもの、ドラムマシーンのビートはデイブ・スチュワートによるものだそうです。
ちなみに、ビデオに牛が登場することについて多くの人が「なぜ牛なの?」と疑問を持ったそうですが、アイデアの主であるデイブは、『アニーが良く見えるように』とジョークで答えています。(実際には、ナンセンスだとしても誰もやらないことをやって話題になったものが勝ち、ということのようです。)
【リンク】
当時(1983/09/03)のチャート
ユーリズミックスのヒット曲
【和訳】
[Chorus 1]
甘美な夢はこれで出来ている
同意しない私は何者?
世界中を旅する七つの海を
誰もが何かを探している
[Chorus 2]
あなたを利用したがる者もいる
あなたに利用されたがる者もいる
あなたを虐げたがる者もいる
虐げられたがる者もいる
[Chorus 1]
[Bridge]
さあ顔をあげて
そのまま前を向いて 進むのよ
さあ顔をあげて 進むのよ
そのまま前を向いて 進むのよ
さあ顔をあげて 進むのよ
[Chorus 2]
[Chorus 1]
[Chorus 1]
コメント
そうです!しかもスティーヴィー・ワンダーのハーモニカだったとは。また改めて映像を見て別人のように見えました。
大好きです。いかにもUKってビデオもいいですよねー。アニーが髪長い時は普通の美女ですが、あの曲をど忘れしました。
スティーヴィー・ワンダーがハーモニカで参加していた “There Must Be An Angel” ですかね?