1984年の今日(2月11日)、最高位8位を記録した John Mellencamp(ジョン・メレンキャンプ)の “Pink Houses” について解説しました。
政治家が自身のキャンペーンでもよく利用する、いわゆる「ハートランド・ロック」で、主にブルーカラー層(肉体労働者)に向けた古き良きアメリカがテーマになっている曲。
猛スピードで走る車をものともせずハイウェイ沿いに建っているピンクのショットガン・ハウスの前で、ネコを抱いた黒人男性がジョンに手を振ってきたことが曲を書いたきっかけになったそうで、
黒猫とともに黒人の街に住む男
家の前には高速なんかできちまって
随分と便利になったもんだ
キッチンでは女が 夕食の片づけをしている
男は女を見て言う
「そういえば お前は時間だって止められたよな」
アメリカは俺たちのための国じゃなかったのか?
自由の国のはずだっただろ?
俺とお前のささやかな ピンクの家だったはず
と歌われています。
ちなみに、日本ではちょっとエッチなイメージもある「ピンク」ですが、アメリカではそういう意味はなく、性的なイメージの色と言えば「ブルー」になります。