1982年の今日(2月27日)、最高位2位を記録した Journey(ジャーニー)の “Open Arms” について解説しました。
愛情が薄れていたカップルが再びお互いを大切に思っていることに気付くという曲で、最も偉大と称されているパワー・バラード。
もともとキーボードのジョナサン・ケインがベイビーズに在籍していたときに書いていた曲ですが、当時はそのバンドのリーダー(ジョン・ウェイト)が『メロディが甘すぎる』としてヴォーカルを拒否、ジャーニーに加入してからもニール・ショーンや他のメンバーから『いままでやってきたこととかけ離れている』と拒絶されたものの、唯一スティーヴ・ペリーだけがこの曲を気に入ったため、ジョナサンと一緒に修正を加えてアルバム “Escape” に収録することになったそうです。
ビデオはヒューストンでのライブ映像になっていますが、このときが(ライブ)初披露だったようで、観客の驚きとその後のメディアの大絶賛に対して最初はかなり否定的だったニールも手のひら返し、スティーヴとジョナサンはそんなニールを『殺してやりたい』と思ったそうです。(これがバンドの不仲の原因にもなったようです)
フックでは、
そして今
僕は両手を広げて君を迎え入れる
何も隠すことはない
僕の言葉を信じて欲しい
僕はここにいる
両手を広げて
わかってくれるといいけど
君の愛が僕にとって
どんなに大切なのか
(君も)両手を広げて
と歌われており、ケーブルテレビのVH1は「最も偉大なラブソング」と最大級の賛辞を送っています。
ちなみに、この曲のヴォーカルを拒否したベイビーズのジョン・ウェイトは後に “Missing You” という「メロディが甘い」曲で1位を獲得しています。
コメント
この曲はいつ聞いても素晴らしいですね。ジャーニーの中で最も有名だと思います。日本でもいろいろな映画や番組で使われてました。スティーブペリーの声も魅力的だと思えます。他の人が歌うと印象が全然違うので。現在のジャーニーのボーカルか別ですが。
どうしても1位がとれなかった曲でもありますね。こういった曲は特に1位になってもらいたかったんですがね…