ビルボード Hot 100(2019/02/23付) トップ10解説

 
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2019/02/23付 ビルボード Hot 100 トップ10解説


1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Ariana Grande(アリアナ・グランデ) – 7 rings
今週もストリーミングを制して4週目の1位。
映画「サウンド・オブ・ミュージック」の “My Favorite Things” のメロディが使用されているこの曲、これは(自分と親友のために買った)「7つの指輪」=「私のお気に入りのもの」という繋がりで採用したそうで、ヴァース1ではオリジナルの歌詞を替えて『つけまつ毛、ダイアモンド、ATMマシーン、お気に入りのものは自分で買うの』と歌われています。

2位アップ (先週-位、最高位2位)
Ariana Grande(アリアナ・グランデ) – break up with your girlfriend, i’m bored
アリアナ・グランデは13曲目のトップ10。
そしてビルボード史上20組目となる1位2位独占。”7 rings” に続く「失恋デトックス」&「うっぷん晴らし」ソングで、ソングライターはアリアナ自身とマックス・マーチンら6人。恋人がいる男に対してアリアナが妖艶モードで『あなたは私をその気にさせちゃったのよ』、『彼女と別れてよ。私、退屈なの』と迫る曲になっています。


3位右上矢印 (先週7位、最高位1位)
Ariana Grande(アリアナ・グランデ) – thank u, next
4ランクアップでトップ3復帰。
アリアナはビートルズ以来2組目&ビルボード史上3度目となるトップ3独占。(過去2回はともにビートルズ。1964/04/04付が史上初でトップ5独占、2回目は1964/04/25付)アリアナにとって初の1位獲得となったこの曲ですが、彼女のヒット曲ランキングでも “Problem”(2014年、最高位2位)を抜いて1位となっています。
Ariana Grande(アリアナ・グランデ) – ヒット曲ベスト20(更新)
【解説・和訳】 thank u, next / アリアナ・グランデ


4位右下矢印 (先週3位、最高位1位)
Halsey(ホールジー) – Without Me
ワンランクダウンでトップ3から陥落。
ジー・イージーと別れた時にはSNSで報告しなかったホールジー。先日、このことについて『自分のするべきことはゴシップ・ニュースの見出しになることではなくアーティストとして曲を作ることと考えて、別れた時の感情をこの曲に昇華させた』と語っています。


5位右下矢印 (先週4位、最高位1位)
Post Malone(ポスト・マローン) & Swae Lee(スワエ・リー) – Sunflower (Spider-Man: Into the Spider-Verse)
こちらもワンランクダウン。
フィーチャーという形ではなく、併記された男性ソロアーティスト2人によるナンバーワン・ソングとなったこの曲、これは1992年のジョージ・マイケルとエルトン・ジョンの “Don’t Let The Sun Go Down On Me” 以来、27年ぶりだったそうで、レアな記録となっています。ちなみに女性ソロ2人であればブランディ&モニカの “The Boy Is Mine” が1998年に1位を獲得しています。


6位右下矢印 (先週2位、最高位2位)
Marshmello(マシュメロ) feat. Bastille(バスティル) – Happier
4ランクダウンでトップ5から2度目の陥落。
スーパーボウルのハーフタイムショーよりもグラミーでのパフォーマンスよりも効果があったと言われている人気ゲーム「フォートナイト」内でのヴァーチャル・ライブが大成功して、先週はHot 100にチャートイン後25週目にして最高位2位に到達したこの曲、これはワンリパブリックの “Counting Stars”(2014年、最高位2位)以来の「長旅」記録となっています。


7位右下矢印 (先週5位、最高位1位)
Travis Scott(トラヴィス・スコット) – SICKO MODE
2ランクダウンでこちらもトップ5から陥落。
トップ10滞在はビルボード史上9曲目となる28週、そしてHOT100(10位以内)の順位をもとにスコア化したオールタイム・チャートではマライア・キャリー&ボーイズ・II・メンの “One Sweet Day”(1995年、最高位1位)など6曲を抜いて27位に上昇しています。
【解説・和訳】 SICKO MODE / トラヴィス・スコット


8位右下矢印 (先週6位、最高位4位)
Panic! At The Disco(パニック・アット・ザ・ディスコ) – High Hopes
今週もラジオを制したものの2ランクダウン。
現在、バンドのメンバーはブレンドン・ユーリーただ一人になっているパニック・アット・ザ・ディスコのこの曲、フックでは『僕は百万人の一人になる(という感触があった)』と歌われています。
【解説・和訳】 High Hopes / パニック・アット・ザ・ディスコ


9位右矢印 (先週9位、最高位8位)
Post Malone(ポスト・マローン) – Wow.
9位変わらず。
エアロスミス(MTV VMAs)、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(グラミー)と立て続けにロックバンドと共演しているポスト・マローン。以前からフォール・アウト・ボーイとのコラボも噂されていますが、この曲のヴァース1では『俺はたくさんおもちゃを手に入れた。フォール・アウト・ボーイ(の曲)が鳴り響く720S(マクラーレンの高級スポーツカー)』と歌われています。


10位アップ (先週11位、最高位9位)
Benny Blanco(ベニー・ブランコ), Halsey(ホールジー) & Khalid(カリード) – Eastside
ワンランクアップで5週ぶりにトップ10復帰。
昔、恋人とよく会っていた場所がタイトルになっているこの曲、区別がしにくいヴァースとフックの間(プリフック部分)で『彼(彼女)とはイーストサイドでよく会っていた。日が沈まないその街で』と歌われています。

以上、最新のトップ10紹介でした。

 
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