ビルボード Hot 100(2018/08/11付) トップ10解説

 
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2018/08/11付 ビルボード Hot 100 トップ10解説


1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Drake(ドレイク) – In My Feelings
今週もセールスとストリーミングの2冠で4週目の1位。
8月2日にビデオがリリースされて来週の1位も安泰だと思われるこの曲、そのビデオのエンディングには “In My Feelings Challenge”(ゆっくり動いている車の外に出て踊るダンス・チャレンジ)の普及に貢献したウィル・スミス、DJキャレド、スティーブ・アオキらのチャレンジが収録されています。
Drake(ドレイク) – ヒット曲ベスト20


2位右矢印 (先週2位、最高位1位)
Cardi B(カーディ・B), Bad Bunny(バッド・バニー) & J Balvin(J. バルヴィン) – I Like It
変わらず2位をキープ。
先日(7/28)、ヴァース1の『ハラル(※イスラム教の戒律によって食べることが許された食べ物)を食べて ランボルギーニでドライブ』という歌詞をツイートしたカーディ・B。これが特にアラブやムスリムの人たちの間で騒がれていますが、この歌詞はただの言葉遊びだったようで、ハラルのLamb(ラム肉)と車のLamb(Lamborghini、ランボルギーニ)を掛けつつ、Islam(イスラム)にもひっかけた、ということのようです。
【解説・和訳】I Like It / カーディ・B, バッド・バニー & J. バルヴィン


3位右上矢印 (先週4位、最高位3位)
6ix9ine(シックスナイン) feat. Nicki Minaj(ニッキー・ミナージュ) & Murda Beatz(マーダ・ビーツ) – FEFE
ワンランクアップでトップ3入り。
ニッキー・ミナージュのパートではエイサップ・ロッキー、クロエ・カーダシアン、ティナーシェの名前がブランド名などと絡めてコールアウトされているこの曲、クロエ・カーダシアンについては『(ブランドの)クロエを買ってくれた。カーダシアンのように』とラップされていますが、それを知った本人はすぐに『聴いたわ!!!!なんてクールなの』とツイートしています。 


4位右下矢印 (先週3位、最高位3位)
Maroon 5(マルーン5) feat. Cardi B(カーディ・B) – Girls Like You
ワンランクダウンでトップ3から陥落。
出演している女性たちのノリもそれぞれで面白いこの曲のビデオ、今週も1週間で5000万回以上視聴されて再生回数は5億回に達し、マルーン5としては “Sugar”(約27億回)、”One More Night”(約7.4億回)、”Moves Like Jagger”(約5.8億回)、”Animals”(約5.4億回) に次いで5曲目となっています。
Maroon 5(マルーン5) – ヒット曲ベスト20

5位アップ (先週-位、最高位5位)
DJ Khaled(DJキャレド) feat. Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー), Chance the Rapper(チャンス・ザ・ラッパー) & Quavo(クエヴォ) – No Brainer
DJキャレドは4曲目、ジャスティン・ビーバーは14曲目、チャンス・ザ・ラッパーは2曲目、そしてミーゴスのクエヴォは5曲目のトップ10。
タイトルは「思考を必要としないもの」、「当たり前のこと」というような意味。ヴァース1ではジャスティン・ビーバーが『人ごみの中でも君は一際目立っている。考える必要もない。(君を)選ぶのは簡単なこと』『彼か僕か?現実的になって。答えは明らか』と歌っています。
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – ヒット曲ベスト20(更新)


6位右下矢印 (先週5位、最高位5位)
Post Malone(ポスト・マローン) – Better Now
ワンランクダウンで1週でトップ5から陥落。
誰もが一度は経験する昔の恋人を懐かしむ歌詞が共感を集め、このジャンルにしては珍しく世界中でヒットしているこの曲、音楽先進国のスウェーデンをはじめ、ノルウェー、ニュージーランドなどで1位を獲得している他、イギリス(6位)、オーストラリア(2位)、カナダ(3位)など市場が大きい国でもトップ10入りを果たしています。


7位右上矢印 (先週8位、最高位3位)
Juice WRLD(ジュース・ワールド) – Lucid Dreams
再上昇でワンランクアップ。
この曲では失恋から立ち直れず、落ち込んでいる様子が前面に出ているジュース・ワールド。Twitterでも『それほど簡単ではない』、『俺たちはトワイライト・ゾーンで出会った』、『悪夢は現実になる』、『俺は怯えている』などのネガティブ・ワードを連投しています。


8位右下矢印 (先週7位、最高位5位)
Ella Mai(エラ・マイ) – Boo’d Up
ワンランクダウンながらこれで10週目のトップ10。
グラミーでは新人賞にノミネートされるかもと言われているエラ・マイのロマンティックなこの曲、ラップ系が大半を占めるトップ10においては一服の清涼剤のような存在になっています。


9位右上矢印 (先週10位、最高位9位)
Tyga(タイガ) feat. Offset(オフセット) – Taste
ワンランクアップで最高位更新。
2チェインズとウィズ・カリファも出演しているビデオが好調なこの曲、フック部分に『彼女は俺といいことができる。(女は)すべて同じ、メアリー・ケイトのように』というフレーズが出てきますが、これは「メアリー・ケイト・オルセンとアシュレー・オルセンの双子の姉妹が見分けがつかないように」という意味だと思われます。


10位右下矢印 (先週6位、最高位1位)
Drake(ドレイク) – Nice For What
4ランクダウンながらトップ10はキープ。
年間チャートでのトップ10入り当確と思われるこの曲、HOT100(10位以内)の順位をもとにスコア化したオールタイム・チャートではロジャー・ウィリアムスの “Autumn Leaves”、アリシア・キーズの “Fallin'” と並び96位に上昇しています。

以上、最新のトップ10紹介でした。

 
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