【解説・和訳】Addicted To Love / ロバート・パーマー

 
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1986年の今日(5月3日)、1位を獲得した Robert Palmer(ロバート・パーマー)の “Addicted To Love”(邦題:恋におぼれて)を解説・和訳しました。

「中毒」がテーマになっている曲で、80年代の代表とも言えるビデオが極めて印象的なポップ・ロック。ソングライターはロバート・パーマー自身。

もともとチャカ・カーンとのデュエットとしてレコーディングまで済んでいたものの、彼女の所属レーベル(ワーナー・ブラザーズ)が他社(アイランド・レコード)で起用されることに難色を示した(※)ため再録音するはめになったというこの曲、ロバート・パーマー本人はテーマとなった「中毒」について、『ドラッグとかギャンブルといった「もの」より、何かにのめり込んでしまう「性格」が問題なんだ。そういう傾向がある人が愛の中毒になるっていうのも面白いと思ったんだ。』と語っています。

(※参考:同じ1986年、チャカ・カーンはアイランド・レコードに所属するスティーブ・ウィンウッドの “Higher Love” にバック・ヴォーカルとして参加し、ビデオにも出演したことから、ロバートとのデュエットNGとなった理由は別にあったのでないかと噂されています。)

また、同じメイクで同じ衣装のマネキンのようなモデル5人が無表情でエア演奏をしているビデオも注目を集めましたが、5人の動きがバラバラでリズムにも乗れていないのは、一人ずつ別々に撮影したものを編集したからだそうです。

実際の演奏は、オープニングから印象的なドラムを叩いているのが “Le Freak” や “Good Times” のNo.1ヒットで知られる元シックのドラマー、トニー・トンプソン。そしてロバート・パーマーとはパワー・ステーションのバンドメイトでもある元デュラン・デュランのアンディ・テイラーがリード・ギターを務めています。

ちなみに、この曲のビデオは次作の “I Didn’t Mean To Turn You On”(1986年、最高位2位) と “Simply Irresistible”(1988年、最高位2位)でもパワーアップ(モデルを増員)して「リサイクル」されており、彼女たちのシンクロ度合も改善されています。

【リンク】
当時(1986/05/03)のチャート
ロバート・パーマーのヒット曲

【和訳】
[Verse 1]
明かりは点いているのに(目は覚めているのに)
家にはいない(心ここにあらず)
お前の心は もはや自分のものではない
心が汗をかいて
身体は揺れる
お前が必要なのは もう一度のキスなんだ

お前は眠れない
食べれもしない
まぎれもなく
深みにはまったんだ
のどはカラカラ
息もできない
お前が必要なのは もう一度のキスなんだ

[Hook]
依存しないって思いたいんだろうけど
実際は
満足できないんだろ
お前は
恋に溺れてるってことさ

[Verse 2]
サインは見えてるのに
読み取ることはできない
一定の速度では走れない
心臓は倍速で鼓動する
もう一度キスしたら 君は俺のもの

それしか考えられない
救いようがない
愛だけがすべてになってるから
他のことは気にもしない

[Hook]

[Post-Hook]
自覚したほうがいい
恋に溺れてるってことを
自覚したほうがいい
恋に溺れてるってことを
自覚したほうがいい
恋に溺れてるってことを

[Verse 3]
明かりは点いているのに(目は覚めているのに)
家にはいない(心ここにあらず)
お前の意思は もはや自分のものではない
心が汗をかいて
歯はガチガチ
もう一度キスしたら 君は俺のもの

[Hook]

[Post-Hook]

 
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