1991年の今日(7月20日)、1位を獲得した EMF(イー・エム・エフ)の “Unbelievable” について解説しました。
後に映画「コヨーテ・アグリー」の挿入歌としても使用された曲で、要求ばかりで見返りはなしという「アンビリーバブル」な女性のことを歌った、テクノとヒップホップの要素も持ち合わせたオルタナ・ダンスロック。
EMFはイギリスのバンドなのですが、国外でのプロモーション活動には消極的だった(実質この曲の全てを一人で手掛けているイアン・デンチはアメリカ・ツアーにも不参加)にも関わらずこの曲が1位を獲得した背景には、アメリカ人がそれだけ斬新なサウンドに飢えていたからだと言われています。
君が言うことは
みんな大げさ ウソがバレバレさ
君が言うことは
アンビリーバブルなんだよ
と歌われており、どちらかというと男女が逆のほうがしっくりくるような歌詞になっています。
ちなみに、アルバムバージョンでは “Oh! You’re unbelievable” の部分が “Oh! What the f–k was that!” となっているようで、これはアメリカの(下ネタ)コメディアン、アンドリュー・ダイス・クレイのお決まりのセリフ(?)の「サンプリング」だそうです。
【リンク】
当時(1991/07/20)のチャート
EMFのヒット曲