2007年の今日(3月10日)、1位を獲得した Mims(ミムズ)の “This Is Why I’m Hot” について解説しました。
自分が「ホット」である理由を皮肉を込めてラップしている曲で、TR-808(ローランドのリズムマシーン)のサウンドが特徴的なスナップ(ヒップホップのサブジャンル)。
カニエ・ウェストの “Jesus Walks”(2004年、最高位11位)、ドクター・ドレー ft. スヌープ・ドッグの “Nuthin’ But A ‘G’ Thang”(1993年、最高位2位)など4曲がサンプリングされているため、1位獲得曲としては最多となる13名のソングライターがクレジットされているこの曲は、1週間のデジタル・セールスで当時最多となる140,874ダウンロードを記録する大ヒットとなっています。
フックでは、
俺がホットな理由はこれ
俺がホットな理由はこれ
:
俺はホット、ぶっ飛んでるから
とラップされていますが、ミムズ本人によるとこの曲のハイライトはヴァース1の
俺がホットな理由はこれ
俺はラップしない
何も(意味のあることを)言わなくとも
(曲を)ミリオンセラーにできる
という部分だそうで、『自分が「ホット」である本当の理由であるとともに、ラップの歌詞には意味がないということへの皮肉でもある』と明かしています。
【リンク】
当時(2007/03/10)のチャート
ミムズのヒット曲