2005年の今日(10月22日)、最高位2位を記録した Nickelback(ニッケルバック)の “Photograph” について解説しました。
少年時代を想いしのぶ曲で、生まれ育った場所のランドマークと実際に起きた出来事が歌詞になっている自分の年代史的なオルタナティブ・ロック。
フロントマンでリード・ヴォーカルのチャド・クルーガーはこの曲について、『単なるノスタルジアさ。学校で一緒にバカをやった友達に、ファーストキスの相手に、全ての想い出に別れを告げて故郷を離れた。そしてもうあの頃には戻れない。誰だって一つや二つは似たような想い出があると思うんだ。その想い出との橋渡しの曲さ。』と語っています。
また、ヴァース1の
犯罪記録によると
俺は法を2回犯している
本当は6回(half a dozen)だけど
という部分については、『実際には不法侵入が11回で全部捕まってるんだ。でもそれだと語呂が悪いから』とコメントしています。
フックでは、
裏口から(客観的に?)見る想い出
ベッドルームの床にアルバムを広げてみたんだ
言うのは辛いけど 言わなきゃいけない
グッドバイ、グッドバイ
と歌われており、彼らの最大のヒット曲 “How You Remind Me”(2001年の年間1位)も後悔の念がテーマになっていただけに、「懐古趣味のバンド」というイメージを印象付ける曲になったような気がします。