【解説】 Close To You / マキシ・プリースト

 
ビッグバナー広告
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

1990年の今日(10月6日)、1位を獲得した Maxi Priest(マキシ・プリースト)の “Close To You” について解説しました。

悪女と分かっていながらその女性に夢中になってしまう男についての曲で、率直な気持ちを表現したフックが印象的なニュー・ジャック・スウィングっぽいR&B。

メインのソングライターはマキシ・プリースト自身で、”Back To Life”(1989年、最高位4位)のヒットで知られるソウル・II・ソウルが流行させたとされるビートが使用されているこの曲は、イギリスのレゲエ・アーティストの曲としてはUB40の “Red Red Wine”(1988年)以来、2曲目となるナンバーワン・ヒットとなっています。

フックでは、

僕はただ君のそばに居たいんだ
君が僕にして欲しいことは何でもする
僕はただ君のそばに居たいんだ
そして僕の感じ方を
君に見せるんだ

と歌われていますが、冒頭の

彼女はイゼベル
ミス・ブリクストン・クイーン

(※イゼベル:イスラエルの王アハブの邪悪な妻)
(※2:ブリクストン:この頃は特に治安が悪かったイギリスにおけるジャマイカ文化の中心地)

という歌詞が暗示しているように、相手は単なる悪女ではなく、何らかの権力を持っている悪女だからこそ「そばに居たいし、何でもする」のかもしれません。

【リンク】
当時(1990/10/06)のチャート
マキシ・プリーストのヒット曲

 
0
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す