【解説】 You’re In Love / ウィルソン・フィリップス

 
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1991年の今日(4月20日)、1位を獲得した Wilson Phillips(ウィルソン・フィリップス)の “You’re In Love” について解説しました。

別に好きな人ができてしまった恋人に対して、「私はあなたには幸せになって欲しいからそれでいい」という失恋ソングで、美しいコーラスが特徴的なポップ・ロック。

ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンを父に持つカーニー(姉)とウェンディ(妹)、そしてママス&パパス(ジョン・フィリップスとミシェル・フィリップス)を両親に持つチャイナ・フィリップスの3人で構成されたウィルソン・フィリップスのこの曲は、歌詞的な切なさと楽曲的な爽やかさをミックスさせたかのような構成で、彼女たちの3曲目のナンバーワン・ヒットとなっています。

フックでは、

あなたは(私とは別の人と)恋してる
そうなるのも仕方ない(受け入れるしかない)
だって私はあなたに幸せになってもらいたから
あなたは恋してる
その相手が私じゃないことは分かってる
でも私にとっては
あなたが誰かを愛してるってことだけで十分
だから手放してあげる
だって あなたは(私とは別の人と)恋してるって分かってるから

と、彼との関係は終わったという事実を受け入れつつ、今後の彼の幸せを願う気持ちが歌われています。

“suck it up and carry on”(黙ってじっと耐える)ソングとも、切なさは残しつつ怨念は取り除いたアデル風(もちろんアデルのほうが後出ですが)とも言えるのではないかと思います。

【リンク】
当時(1991/04/20)のチャート
ウィルソン・フィリップスのヒット曲

 
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