【解説】U Don’t Have To Call / アッシャー

 
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2002年の今日(5月4日)、最高位3位を記録した Usher(アッシャー)の “U Don’t Have To Call” について解説しました。

元カノに対して破局後も自分はよろしくやってるから電話は不要という曲で、シンセサイザーのサウンドとメロディックなアッシャーのヴォーカルがよくマッチしているR&B。

ソングライターはネプチューンズ(ファレル・ウィリアムスとチャド・ヒューゴ)の二人で、もともとマイケル・ジャクソンのために書かれたそうですが、歌詞はアッシャーの浮気が原因で元カノ(TCLのチリ)と破局したことをネタにしているような内容になっています。

ヨー、今夜は
僕の周りにいる君が連れてきた女の子は連れて帰ってくれ
本当の遊び人で俺のダチ、ファレルを呼んでくれ
(俺は)こうやってハメられるんだ
(ファレル、)君は怪しいと思うかい? やっぱり?

というイントロのセリフで始まり、ヴァース1では

こういう状況は(誰にでも)起こり得る
僕たちの人生の中で
でも賢く逃れられるさ
お祝いしよう
僕が「いけにえ」になってあげたから
そうすれば君はぐっすり眠れるだろ

そして、プリフックでは

一方で僕は
君を愛していたんだ…

と歌われており、浮気はハメられたのであって自分は犠牲者という体(てい)になっています。ただし、後悔はしていないようで、

電話はいらないよ
大丈夫、今夜は大丈夫だから

というフックの歌詞は、ヴァース1で言及されている「こういう状況」が今夜も起こるということを暗示しています。

また、マイケル・ジャクソンを最も意識したとされる、ややジャジーな(ジャズっぽい)ブリッジの部分は、

今夜はブギーしよう
僕は正直、若い男だから
家にいて (ロマンスを)待ってられないんだ
だから今夜は
独身男性がすることをするんだ
それはパーティさ

という歌詞になっており、マイケルがクインシー・ジョーンズのジャジーなリズムに乗って歌った “Rock With You” を想起させるようなパートになっています。

ちなみに、ビデオ(冒頭のテレビ電話のシーン)にはディディが登場していますが、この曲はアッシャーがフィーチャーされているディディの “I Need a Girl (Part One)” とのダブルA面としてリリースされています。

【リンク】
当時(2002/05/04)のチャート
アッシャーのヒット曲

 
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