【解説】I Love Rock ‘N Roll / ジョーン・ジェット & ザ・ブラックハーツ

 
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1982年の今日(3月20日)、1位を獲得した Joan Jett & The Blackhearts(ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツ)の “I Love Rock ‘N Roll” について解説しました。

ロックの歴史の中で最も成功したカヴァーの一つと言われている曲で、バーで見かけた年下の男の子を家にお持ち帰りするというセクシャルなニューウェブっぽいハード・ロック。

もともとはローリング・ストーンズの “It’s Only Rock ‘N’ Roll” に思わずに反応してできたというアローズの曲で、彼らのパフォーマンスをテレビで観たジョーン・ジェットが『思わずコピーしたくなった』というのがカヴァーのきっかけだそうです。

彼女は当時所属していた女性ロックバンドのラナウェイズでこの曲をやりたかったようですが、他のメンバー(後にソロで成功したリタ・フォードやバングルスに加入したマイケル・スティールら)に気に入ってもらえなかったため、セックス・ピストルズのポール・クックとスティーブ・ジョーンズとレコーディング、その後、自分のバンドのブラックハーツとしてリリースしたバージョンが大ヒットとなっています。

私にはわかる
彼と一緒になるのにそんなに時間はかからない

私はロックン・ロールを愛してる
だからジュークボックスにダイム(10セント)を入れて
私はロックン・ロールを愛してる
だから私に付き合って 一緒に踊って

と歌われていますが、「ロックン・ロール」とはもともとセックスを意味するスラングだということを踏まえると、「(私の)ジュークボックスに(あなたの)ダイムを入れて」というセクシャルな意味にも解釈できると思います。

ちなみに、実際にジュークボックスに入れるコインはクォーター(25セント)なのですが、それでは語呂が悪いのでダイムに変えたそうです。

【リンク】
当時(1982/03/20)のチャート
ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツのヒット曲

 
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コメント

  1. ヒット好き より:

    この曲の歌詞こんな感じだったとは…
    道理でブリトニーのカバーがしっくりくるわけですね。

    • そういえばそうですね。
      ブリトニーは自分が生まれる前(ジョーン・ジェットのバージョンはちょうど生まれた頃)の曲をカヴァーしてたんですね。