ビルボード Hot 100(2019/04/06付) トップ10解説

 
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2019/04/06付 ビルボード Hot 100 トップ10解説


1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Ariana Grande(アリアナ・グランデ) – 7 rings
主要3チャート無冠ながら8週目の1位。
アリアナにとっては “thank u, next” の7週を抜いて自己最長のナンバーワン・ソングとなったこの曲、映画「サウンド・オブ・ミュージック」の “My Favorite Things” のメロディが使用されていますが、そのために支払う金額は曲の印税の90%だということが明らかになっています。
Ariana Grande(アリアナ・グランデ) – ヒット曲ベスト20


2位右上矢印 (先週4位、最高位2位)
Post Malone(ポスト・マローン) – Wow.
2ランクアップで最高位更新。
新たに制作されたオフィシャルビデオのリリース効果でトップ3入りしたこの曲、そのビデオにはこの曲に合わせて踊る動画が話題になった(そしてこの曲のブレイクのきっかけにもなった)一般男性のほか、レッド・ホット・チリ・ペッパーズやDJキャレドも出演しており、再生回数は2週間で2,300万回(中々のペース)となっています。


3位右矢印 (先週3位、最高位1位)
Post Malone(ポスト・マローン) & Swae Lee(スワエ・リー) – Sunflower (Spider-Man: Into the Spider-Verse)
ストリーミングを制してトップ3をキープ。
トップ3に同時に複数曲をランクインさせた30番目のアーティストとなったポスト・マローンが曲の後半を担当しているこの曲、トップ10滞在はこれで17週目で、1週しか1位を獲得していない曲としてはシールの “Kiss From A Rose”(1995年)、ショーン・ポールの “Temperature”(2006年)など4曲と並ぶ16位タイでビルボード史上20曲目。ちなみに1位獲得曲の平均トップ10滞在週は意外と短く10週。(2000年以降に限れば16週)


4位右下矢印 (先週2位、最高位1位)
Halsey(ホールジー) – Without Me
今週もラジオは制したものの2ランクダウンでトップ3から3度目の陥落。
トップ10滞在はこれでビルボード史上53曲目の22週、トップ5滞在は同18曲目の20週、そしてHot 100(10位以内)の順位をもとにスコア化したオールタイム・チャートではクーリオ ft. L.V.の “Gangsta’s Paradise”(1995年、最高位1位)、マライア・キャリー&ボーイズ・II・メンの “One Sweet Day”(1995年、最高位1位)と並び41位→28位に上昇しています。


5位右矢印 (先週5位、最高位3位)
Cardi B(カーディ・B) & Bruno Mars(ブルーノ・マーズ) – Please Me
変わらずトップ5をキープ。
90年代の雰囲気を漂わせ、ジャンル的には「スムース・スロー・ジャム」とも言われているこの曲、ジョデシィの “Freek’n You”(1995年、最高位14位)がサンプリングされているようですが、今のところ同曲のソングライターはクレジットはされていません。
Bruno Mars(ブルーノ・マーズ) – ヒット曲ベスト20


6位右矢印 (先週6位、最高位2位)
Marshmello(マシュメロ) feat. Bastille(バスティル) – Happier
6位変わらず。
トップ10滞在はこれでビルボード史上22曲目の25週。そしてHot 100(10位以内)の順位をもとにスコア化したオールタイム・チャートではアシャンティの “Foolish”(2002年、最高位1位)、フィフティ・セントの “In Da Club”(2003年、最高位1位)など4曲と並び97位に上昇、トップ100入りしています。


7位右上矢印 (先週9位、最高位4位)
J. Cole(J・コール) – MIDDLE CHILD
2ランクアップ。
トップ10内で4ランクダウンを2回記録しているこの曲、一旦トップ10から陥落した後に復帰した主因はビデオのリリースでしたが、NBAのオールスターゲームのハーフタイムショーでパフォーマンスしたことも一因だったようです。


8位アップ (先週11位、最高位8位)
Blueface(ブルーフェイス) – Thotiana
4週ぶりのトップ10復帰で最高位更新。
誰かに話しかけるようなスタイルのラップが特徴的で、『これが西海岸流なんだ。でも俺のラップは誰の影響も受けていない』と主張しているブルーフェイス。ストリッパーやネットに裸の写真を載せる女のことをラップしている曲とあってリミックス版では(元ストリッパーの)カーディ・Bがフィーチャーされており、ビデオの再生回数は後発ながらオリジナル版を上回っています。


9位右下矢印 (先週8位、最高位1位)
Jonas Brothers(ジョナス・ブラザーズ) – Sucker
ワンランクダウン。
6年前の解散は末弟のニックに原因があったことが明らかになったジョナス・ブラザーズのこの曲、ビデオにはそのニックと結婚したばかりのプリヤンカー・チョープラー(インドの女優&モデルでミス・ワールド優勝者)のほか、ケビンの妻のダニエラ、ジョーのフィアンセのソフィー・ターナー(イギリスの女優)も出演しています。


10位右下矢印 (先週7位、最高位1位)
Lady Gaga(レディー・ガガ) & Bradley Cooper(ブラッドリー・クーパー) – Shallow
今週もセールスを制してラジオでもトップ10入りしたものの3ランクダウン。
セールスではこれで10週目の1位で、同チャートで10週以上1位を記録した曲はビルボード史上12曲目。また、ラジオでトップ10入りはガガにとって11曲目。ちなみにガガのラジオでの1位獲得は “Paparazzi” と “Born This Way” の2曲だけ。
Lady Gaga(レディー・ガガ) – ヒット曲ベスト20

以上、最新のトップ10紹介でした。

 
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