ビルボード Hot 100(2019/03/02付) トップ10解説

 
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2019/03/02付 ビルボード Hot 100 トップ10解説


1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Ariana Grande(アリアナ・グランデ) – 7 rings
今週もストリーミングを制して5週目の1位。
プリンセス・ノキアの “Mine” の他、2チェインズの “Spend It” にも似ているという指摘があるこの曲、前者に対しては今のところ何も動きはありませんが、後者に対しては(ソングライターとしてクレジットする代わりに?)2チェインズをフィーチャーしたリミックス版が早い段階でリリースされています。


2位右上矢印 (先週4位、最高位1位)
Halsey(ホールジー) – Without Me
2ランクアップでトップ3復帰。
タイトルに “Without” が付く曲としてはケリー・クラークソンの “My Life Would Suck Without You”(2009年)以来、8曲目のナンバーワン・ソングとなったこの曲、トップ10滞在週では、”Without” が付く全28曲のトップ10ヒットの中で3ドアーズ・ダウンの “Here Without You” と並んで最長タイの17週となっています。


3位右上矢印 (先週5位、最高位1位)
Post Malone(ポスト・マローン) & Swae Lee(スワエ・リー) – Sunflower (Spider-Man: Into the Spider-Verse)
こちらも2ランクアップでトップ3復帰。
最新のインタビューで『俺はいつも前の曲とは違うものにチャレンジしてきた。これからはあらゆるジャンルでトップを取りたい』と語っているスワエ・リー。トラヴィス・スコットの “SICKO MODE” や エリー・ゴールディングの “Close To Me” などでは引き立て役でしたが、この曲では高音が魅力的なヴォーカルを披露し、主役となっています。


4位右下矢印 (先週3位、最高位1位)
Ariana Grande(アリアナ・グランデ) – thank u, next
ワンランクダウンでトップ3から2度目の陥落。
アリアナのヒット曲ランキングでは1位になっているこの曲、トップ10滞在週でも “Problem”、”Bang Bang” と並び自己タイ記録となる16週となっています。
Ariana Grande(アリアナ・グランデ) – ヒット曲ベスト20
【解説・和訳】 thank u, next / アリアナ・グランデ

5位アップ (先週-位、最高位5位)
Cardi B(カーディ・B) & Bruno Mars(ブルーノ・マーズ) – Please Me
カーディ・Bは7曲目、ブルーノ・マーズは16曲目のトップ10。
セールスを制して5位初登場。”Finesse”(2018年、最高位3位)に続く二人のコラボで、タイトルは「俺を喜ばせてくれ」という意味。レトロな雰囲気のR&Bで、フックでは『後ろを向いて俺をじらしてくれ。俺が欲しいもの、俺に必要なことがわかるだろ』と歌われています。


6位右矢印 (先週6位、最高位2位)
Marshmello(マシュメロ) feat. Bastille(バスティル) – Happier
6位変わらず。
トップ10滞在はこれで20週目。楽曲の良さに加えて精力的なプロモーション活動もヒットの大きな要因となったこの曲、そのプロモーションの一環として先日、限定品として発売された黄色の7インチ・ビニール版(レコード)は完売となっています。


7位右矢印 (先週7位、最高位1位)
Travis Scott(トラヴィス・スコット) – SICKO MODE
こちらも変わらず7位をキープ。
トップ10滞在はビルボード史上8曲目となる29週、そしてHOT100(10位以内)の順位をもとにスコア化したオールタイム・チャートではLMFAOの “Party Rock Anthem”(2011年、最高位1位)と並び21位に上昇しています。
【解説・和訳】 SICKO MODE / トラヴィス・スコット


8位右下矢印 (先週2位、最高位2位)
Ariana Grande(アリアナ・グランデ) – break up with your girlfriend, i’m bored
6ランク大きくダウン。
元カレのビッグ・ショーンまたは元婚約者のピート・ダビッドソンに向けたものでは?という噂もあるこの曲、ブリッジ部分は丸ごとイン・シンクの “It Makes Me ill” の歌詞が(一部替えて)使われていますが、そのブリッジ部分では『クレイジーって言われてもいい。あなたが欲しいけど決して会ったりはしないから』と歌われています。


9位右下矢印 (先週8位、最高位4位)
Panic! At The Disco(パニック・アット・ザ・ディスコ) – High Hopes
今週もラジオを制したもののワンランクダウン。
ラジオのチャートではこれで14週目の1位。これは1990年から始まった同チャート史上7曲目でアリシア・キーズの “No One”(2017年、最高位1位)、セリーヌ・ディオンの “Because You Loved Me”(1996年、最高位1位)と並んで5位タイ。ちなみに同チャートの最長1位記録はグー・グー・ドールズの “Iris”(1998年、最高位9位)で16週。
【解説・和訳】 High Hopes / パニック・アット・ザ・ディスコ


10位右下矢印 (先週9位、最高位8位)
Post Malone(ポスト・マローン) – Wow.
ワンランクダウン。
最高位8位以下の曲としてはビルボード史上52曲目となる6週目のトップ10。2017年に年間トップ10入りした自身の “Congratulations” と最高位、トップ10滞在週ともに並んでいます。ちなみに、昨年、8位以下でトップ10滞在6週以上を達成したのはタイガ ft. オフセットの “Taste”(最高位8位、トップ10滞在8週)1曲のみ。

以上、最新のトップ10紹介でした。

 
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