ビルボード Hot 100(2017/11/18付) トップ10解説

 
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2017/11/18付 ビルボード Hot 100 トップ10解説



1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Post Malone(ポスト・マローン) feat. 21 Savage(21サヴェージ) – Rockstar
ラップの曲としては今年最長となる4週目の1位。
11月19日に開催されるAmerican Music Awardsではレイ・シュリマー、ナイル・ホーランらとともに最優秀新人賞にノミネートされているポスト・マローン、この曲のビデオは約8000万回の再生回数を記録していたフック部分だけを繰り返すバージョンが削除され、代わりにフルで聴けるオフィシャル・オーディオがアップされています。


2位右上矢印 (先週7位、最高位2位)
Camila Cabello(カミラ・カベロ) feat. Young Thug(ヤング・サグ) – Havana
5ランクアップで次週の1位獲得に王手。
1位獲得となれば、タイトルに都市名が付く曲としてはファーギーの “London Bridge”(2006年、最高位1位)以来となるこの曲、再生回数が前週比約90%増となった6:42の大作ビデオでは、カミラが内気でテレビのメロドラマを見て満足してしまう恋に奥手のダサい女の子を演じています。


3位右下矢印 (先週2位、最高位1位)
Cardi B(カーディ・B) – Bodak Yellow (Money Moves)
ワンランクダウンもトップ3はこれで12週目。
先週までは一発ヒットランキング(※ここでの一発屋の定義は20位以内にランクインした曲が1曲のみのアーティスト)で20位だったこの曲、ミーゴス、ニッキー・ミナージュと共演している “MotorSport” が今週14位で初登場したため、このランキングからは消えています。
【解説・和訳】Bodak Yellow / Cardi B(カーディ・B)


4位右下矢印 (先週3位、最高位3位)
Logic(ロジック) feat. Alessia Cara(アレッシア・カラ) & Khalid(カリッド) – 1-800-273-8255
こちらもワンランクダウンでトップ3から陥落。
自殺防止ソングという位置付けのこの曲、日本でも座間事件で「自殺」が何かと話題になっていますが、カリッドの言う通り本当に『こういう曲が世の中に必要とされている』のかもしれません。


5位右矢印 (先週5位、最高位5位)
Imagine Dragons(イマジン・ドラゴンズ) – Thunder
セールスでトップ復帰も5位変わらず。
初の単独来日公演が決まった(2018年1月9日、東京体育館)イマジン・ドラゴンズのこの曲、ユニバーサル・ミュージック・ジャパンの公式サイトでは昨日(11/6)『アメリカのiTunes Music Storeの総合シングルチャートで軒並み競合を抑えて1位を獲得しました!勢いが留まることを知りません。』という紹介コメントが掲載されましたが、その直後に1位から陥落しており、勢いは若干落ちているようです。


6位右下矢印 (先週4位、最高位4位)
Portugal. The Man(ポルトガル・ザ・マン) – Feel It Still
今週もラジオは制したものの2ランクダウン。
オレゴン州ポートランド出身なのにバンド名にポルトガルという国名が入っていたり、歌詞の解釈が難しかったり、何かと「?」が多いポルトガル・ザ・マンのこの曲、ヴォーカルは女性?と思った人も多いようですが、実際には男性(ジョン・グーレー)の裏声だそうです。(ビデオの冒頭で歌っている女性は口パク)

7位アップ (先週14位、最高位7位)
Lil Pump(リル・パンプ) – Gucci Gang
リル・パンプは初のトップ10。
ビデオのリリース効果で急上昇。タイトルは17歳のニューカマー、リル・パンプとその友人ラッパーのユニット名。高級ブランド名でもある「グッチ」はスラングで「超イケてる」という意味。自分はモテていてドラッグが好き、高級品には目がない、といったことがラップされています。


8位右下矢印 (先週6位、最高位6位)
Demi Lovato(デミ・ロヴァート) – Sorry Not Sorry
自己最高位から2歩後退。
11月12日にロンドンで開催されるMTV EMA(ヨーロッパ・ミュージック・アワード)に出演することが決まっているデミ・ロヴァート、この曲をパフォーマンスすると思われますが、最高位を更新するような効果は期待できないかもしれません。


9位右下矢印 (先週8位、最高位3位)
J Balvin(J・バルヴィン) & Willy William(ウィリー・ウィリアム) feat. Beyonce(ビヨンセ) – Mi Gente
ワンランクダウン。
ややチープな印象のあるサウンドが終始ループしているこの曲、ビヨンセがフィーチャーされているバージョンのビデオにはスティーブ・アオキ、ディプロ、デヴィッド・ゲッタの他、サッカー界のスーパースター、クリスティアーノ・ロナウドらがカメオ出演しています。
Beyonce(ビヨンセ) – ヒット曲ベスト20


10位右下矢印 (先週9位、最高位5位)
Sam Smith(サム・スミス) – Too Good at Goodbyes
こちらもワンランクダウン。
デビュー・アルバムは『友達と飲むジン&トニックって感じ』とコメントしていたサム・スミス、この曲が収録されているニュー・アルバムについては『もっとざらついて不快な印象、一人暗い部屋で人生を考えながら飲むウイスキーって感じ』と語っています。

以上、最新のトップ10紹介でした。

 
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