ビルボード Hot 100(2017/10/21付) トップ10解説

 
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2017/10/21付 ビルボード Hot 100 トップ10解説



1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Cardi B(カーディ・B) – Bodak Yellow (Money Moves)
主要チャート無冠ながら3週目の1位。
赤の靴底が特徴的なルブタンの高級靴を90足持っているというカーディ・Bのこの曲、フックでは敵対する相手を踏みつけて血に染まったという意味も持たせつつ『高級なの 靴底は赤 血染めの靴よ』とラップされており、この歌詞とカーディ・Bのことを知ったデザイナーのクリスチャン・ルブタンは一度本人に会ってみたいとコメントしています。
【解説・和訳】Bodak Yellow / Cardi B(カーディ・B)


2位右矢印 (先週2位、最高位2位)
Post Malone(ポスト・マローン) feat. 21 Savage(21サヴェージ) – Rockstar
ストリーミングを制したものの2位変わらず。
TR-808(ローランドのリズムマシーン)のやや暗いサウンドが特徴的なこの曲、これはプロデューサーでタンク・ゴッドと名乗る大学生が作ったものだそうで、彼は『(大学のテストで)ストレスを抱えていた2016年の12月にあのビートを作った。心を落ちつけようと思って作ったんだ。』と語っています。

3位アップ (先週21位、最高位3位)
J Balvin(J・バルヴィン) & Willy William(ウィリー・ウィリアム) feat. Beyonce(ビヨンセ) – Mi Gente
J・バルヴィン、ウィリー・ウィリアムは初、ビヨンセは17曲目のトップ10。
コロンビアのシンガー(J・バルヴィン)とフランスのDJ(ウィリー・ウィリアム)によるコラボにビヨンセが参加して急上昇(セールスは1位)。タイトルは “My People”(私の人たち)という意味で、J・バルヴィンは『スペシャルな瞬間を体現する曲でラテン・カルチャーの新しいサウンド』、ウィリー・ウィリアムは『僕たちはこの曲を “Mi Gente” と名付けたんだ。みんなの曲だから。話す言葉は関係ない』と語っています。
Beyonce(ビヨンセ) – ヒット曲ベスト20(更新)


4位右矢印 (先週4位、最高位3位)
Logic(ロジック) featuring Alessia Cara(アレッシア・カラ) & Khalid(カリッド) – 1-800-273-8255
変わらず4位をキープ。
『多くの人を感動させる音楽をつくる若いアーティストとコラボ』としてファストファッションのブランド「FOREVER 21」のキャンペーンに起用されたカリッドがフィーチャーされているこの曲、そのカリッドはこの自殺防止ソングについて『こういう曲が世の中に必要だと感じている』とコメントしています。


5位右下矢印 (先週3位、最高位1位)
Taylor Swift(テイラー・スウィフト) – Look What You Made Me Do
2ランクダウンでトップ3から陥落。
この1週間で再生回数を約4000万回増やしたこの曲のビデオ、過去の自分が勢ぞろいするラストシーンも見どころの一つですが、このシーンについてテイラーは『かなりシュールだけど最高の体験だった』と語っています。
【解説・和訳】Look What You Made Me Do / テイラー・スウィフト
Taylor Swift(テイラー・スウィフト) – ヒット曲ベスト20


6位右上矢印 (先週7位、最高位6位)
Portugal. The Man(ポルトガル・ザ・マン) – Feel It Still
ワンランクアップで最高位更新。
フックではつい “Oh yes, wait a minute Mister Postman” と口ずさみたくなるこの曲、ポルトガル・ザ・マンのジョン・ガーリーはこの部分で “Please Mr. Postman” のメロディを使用したことについて、『何かを買う時にはいつでも「ちょっと待って」という “Please Mr. Postman” のメロディを今でも感じるんだ(”Feel It Still”)』と語っています。

7位アップ (先週17位、最高位7位)
Imagine Dragons(イマジン・ドラゴンズ) – Thunder
イマジン・ドラゴンズは4曲目のトップ10。
マイクロソフトのCMに起用されたことで急上昇。バンドのフロントマン、ダン・レイノルズがスターとしての大きな夢について歌っている曲。タイトルの “Thunder” は雷の意味ですが、ここでは「万雷の拍手」と解釈したほうがよさそうです。


8位右上矢印 (先週10位、最高位8位)
Demi Lovato(デミ・ロヴァート) – Sorry Not Sorry
2ランクアップで最高位更新。
デミ・ロヴァートが自分のアンチファンに向けたこの曲、彼女はこのガール・パワー・アンセムについて『あなたたちが自分の人生を楽しめていないことについて残念だと思う気持ちはない。ごめんなさいねって感じの曲なの。』と語っています。


9位右下矢印 (先週5位、最高位1位)
Luis Fonsi(ルイス・フォンシ) & Daddy Yankee(ダディ・ヤンキー) feat. Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – Despacito
4ランクダウンでトップ5から陥落。
トップ5の滞在週ではブルーノ・マーズの “That’s What I Like” に1週及ばなかったものの、トップ10での順位をもとにスコア化したオールタイム・チャートでは同曲を抜いて4位まで上昇しています。
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – ヒット曲ベスト20


10位右下矢印 (先週6位、最高位3位)
French Montana(フレンチ・モンタナ) feat. Swae Lee(スワエ・リー) – Unforgettable
こちらも4ランクダウンながらトップ10はキープ。
フレンチ・モンタナが子供の頃アメリカに移住してNYブロンクスの裏通りで英語もわからず苦労した頃の想い出がベースというこの曲、マライア・キャリーのリミックスは不発だったものの自力で(?)息を吹き返し14週トップ10をキープしていますが、それも今週で終わりかもしれません。

以上、最新チャートのトップ10でした。

 
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