ビルボード Hot 100(2017/09/23付) トップ10解説

 
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2017/09/23付 ビルボード Hot 100 トップ10解説



1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Taylor Swift(テイラー・スウィフト) – Look What You Made Me Do
セールス激減ながらストリーミングは制して2週目の1位。
今年初の女性アーティストによる1位獲得となったこの曲、ヴァース1ではカニエ・ウェストを、ヴァース2ではケイティ・ペリーをディスっていると思われますが、男性ラッパーにありがちな「お前は○○、俺はお前より□□」のようなものではなく、「あなたの○○が嫌い」という女性らしい(?)表現になっています。
【解説・和訳】Look What You Made Me Do / テイラー・スウィフト
Taylor Swift(テイラー・スウィフト) – ヒット曲ベスト20(更新)


2位右上矢印 (先週3位、最高位2位)
Cardi B(カーディ・B) – Bodak Yellow (Money Moves)
ワンランクアップで最高位更新。
1位獲得となればタイトルに “Yellow” が付く曲としてはウィズ・カリファの “Black And Yellow” 以来、ビルボード史上5曲目(Hot100では4曲目)となるこの曲、人気TVシリーズ「インセキュア」のシーズン2で使用されていることもヒットの一因となっているようです。
【解説・和訳】Bodak Yellow / Cardi B(カーディ・B)

※女性ソロアーティストによる1位2位は2014/12/13付のチャートでテイラー・スウィフトが “Blank Space” で自身の誕生日を祝う1位、メーガン・トレーナーが “All About That Bass” で2位になって以来、2年9か月ぶり。


3位右下矢印 (先週2位、最高位1位)
Luis Fonsi(ルイス・フォンシ) & Daddy Yankee(ダディ・ヤンキー) feat. Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – Despacito
1位復帰の可能性はほぼなくなりワンランクダウン。
ジャスティン・ビーバーにとっては “What Do You Mean?”、”Sorry” と並び自己2位タイとなる21週目のトップ10。トップ10での順位をもとにスコア化したオールタイム・チャートではアッシャー ft. リル・ジョン&リュダクリスの “Yeah!”、ゴティエ ft. キンブラの “Somebody That I Used To Know” などを抜いて10位まで上昇しています。
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – ヒット曲ベスト20

4位アップ (先週-位、最高位4位)
Taylor Swift(テイラー・スウィフト) – …Ready For It?
テイラー・スウィフトは22曲目のトップ10。
セールスを制して4位で初登場。現在付き合っていると言われているイギリスの俳優、ジョー・アルウィンのことを歌っていると思われる曲で、ビートはダークな感じながら歌詞はその逆で、『真夜中に私の夢の中で、私はあなたと一緒にいるの』と歌われています。


5位右上矢印 (先週9位、最高位5位)
Logic(ロジック) featuring Alessia Cara(アレッシア・カラ) & Khalid(カリッド) – 1-800-273-8255
4ランクアップでトップ5入り。
MTV Video Music Awardsでのパフォーマンス効果がストリーミング、ラジオにも波及して今週もジャンプアップ。ロジック本人によると、自分のパート(の歌詞)は一人二役だそうで、最初のヴァースとフックでは自殺を決意してホットラインに電話をかける男性役、ヴァース3では電話を受ける側の立場で「生きるための着想」を与える役になっていると語っています。


6位右下矢印 (先週4位、最高位2位)
DJ Khaled(DJキャレド) feat. Rihanna(リアーナ) & Bryson Tiller(ブライソン・ティラー) – Wild Thoughts
2ランクダウンでトップ5から陥落。
DJキャレド曰く『リアーナ以外は考えていなかった。プランBはなかった。』というこの曲、1位獲得が絶望ということでリアーナにとっては “Pon De Replay”、”Run This Town” に次いで3曲目の2位止まりとなっています。ちなみに最高位2位の最多はマドンナの6曲。
【解説・和訳】Wild Thoughts / DJキャレド ft. リアーナ & ブライソン・ティラー
Rihanna(リアーナ) – ヒット曲ベスト20(更新)


7位右下矢印 (先週5位、最高位5位)
Charlie Puth(チャーリー・プース) – Attention
ラジオを制すも2ランクダウン。
80年代のソフト・ソウルとファンクの要素が取り入れられているというこの曲、レコーディングは昨年チャーリーが190万ドルで購入したLAの自宅スタジオで行われたそうです。


8位右下矢印 (先週6位、最高位4位)
Imagine Dragons(イマジン・ドラゴンズ) – Believer
今週も2ランクダウン。
ホット・ロックのチャートでは27週目の1位を獲得しているこの曲、文字数制限のあるTwitterの影響で増えたという説もあるワンワード・タイトルになっていますが、イマジン・ドラゴンズがトップ10入りした曲は全てワンワード(”Radioactive”、”Demons”、”Believer” の3曲)。


9位右下矢印 (先週7位、最高位3位)
French Montana(フレンチ・モンタナ) feat. Swae Lee(スワエ・リー) – Unforgettable
こちらも2ランクダウン。
マライア・キャリーのリミックスはアコースティック版も含め不発に終わったこの曲、マライアはこのリミックスについて『私がいなきゃダメでしょ。だって私には誰もかなわないんだから』と強気に語っていたという情報もありますが、真偽は不明。


10位右下矢印 (先週8位、最高位6位)
Shawn Mendes(ショーン・メンデス) – There’s Nothing Holdin’ Me Back
同じく2ランクダウン。
先週、新たにライブのビデオが公開されたこの曲、良くも悪くも力の入ったヴォーカルが印象的でしたが、今週でトップ10からはお別れかもしれません。

以上、最新チャートのトップ10でした。

 
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