ビルボード Hot 100(2020/10/03付) トップ10解説

 
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2020/10/03付 ビルボード Hot 100 トップ10解説


1位右上矢印 (先週2位、最高位1位)
BTS(防弾少年団) – Dynamite
今週もセールスを制して返り咲きで3週目の1位。
1位復帰の主因は新たに4曲のリミックスが収録されたEP版、”Dynamite (NightTime Version)” のリリース効果。26日(土)にはオンラインゲーム「フォートナイト」のヴァーチャル・イベントでニューバージョンのビデオも公開されています。


2位右下矢印 (先週1位、最高位1位)
Cardi B(カーディ・B) feat. Megan Thee Stallion(ミーガン・ジー・スタリオン) – WAP
今週もストリーミングは制したものの2度目の1位陥落。
同じ曲に2度1位を陥落させられるのはミーゴス ft. リル・ウージー・バートの “Bad And Boujee”(2017年、陥落させたのはエド・シーランの “Shape Of You”)以来、ビルボード史上12曲目。もし逆にこの曲がBTSの “Dynamite” を再び1位陥落させて2度目の1位復帰となれば、2度1位陥落させられた曲を2度1位陥落させた史上初の曲となります。

3位アップ (先週-位、最高位3位)
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) feat. Chance The Rapper(チャンス・ザ・ラッパー) – Holy
ジャスティン・ビーバーは20曲目、チャンス・ザ・ラッパーは3曲目のトップ10。
“10,000 Hours”、”Yummy”、”Stuck with U”、”Intentions” に続いてジャスティンが妻のヘイリーに向けた曲。クリスチャン・ソング風で、妻と一緒にいる時は精神的に生まれ変わったような気持ちになれるということが歌われています。
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – ヒット曲ベスト20(更新)


4位右下矢印 (先週3位、最高位2位)
Drake(ドレイク) feat. Lil Durk(リル・ダーク) – Laugh Now Cry Later
ワンランクダウンでトップ3から陥落。
ポスト・マローンの “Circles” 以来、ビルボード史上33曲目の5週(以上)連続3位はならず。(ちなみに、3位の連続滞在記録はLL・クール・Jの “Hey Lover” とフォスター・ザ・ピープルの “Pumped Up Kicks” で8週)セールスとストリーミングは微減ながらラジオが好調(13位→10位、18%アップ)でトップ10はまだしばらく安泰だと思われます。
Drake(ドレイク) – ヒット曲ベスト20


5位右上矢印 (先週6位、最高位5位)
24kGoldn(24kゴールデン) feat. iann dior(イアン・ディオール) – Mood
ワンランクアップでトップ5入り。
タイトルに “Mood” が付く曲としては(意外にも少なく)ビルボード史上3曲目のトップ10ヒットとなったこの曲、もし1位になればパット・ブーンの “Moody River”(1961年)以来、約59年ぶりとなりますが、今のところ厳しいと思われます。


6位右下矢印 (先週4位、最高位1位)
DaBaby(ダベイビー) feat. Roddy Ricch(ロディ・リッチ) – ROCKSTAR
2ランクダウンでトップ5から陥落。
しかしながら、今年の年間チャートではトップ5入りも視野に入ってきたこの曲、Hot 100(10位以内)の順位をもとにスコア化したオールタイム・チャートではファレルの “Happy”(2014年、最高位1位)と並び50位→42位に上昇しています。
【解説・和訳】 ROCKSTAR / ダベイビー ft. ロディ・リッチ


7位右下矢印 (先週5位、最高位1位)
The Weeknd(ザ・ウィークエンド) – Blinding Lights
2ランクダウンでこちらもトップ5から陥落。
今年の年間チャートでは1位となる可能性が高そうなこの曲、トップ10滞在週のランキングではリアン・ライムスの “How Do I Live”(1998年、最高位2位)、ザ・チェインスモーカーズ ft. ホールジーの “Closer”(2016年、最高位1位)、トラヴィス・スコットの “SICKO MODE”(2018年、最高位1位)と並び5位タイの32週となっています。
【解説・和訳】 Blinding Lights / ザ・ウィークエンド
The Weeknd(ザ・ウィークエンド) – ヒット曲ベスト20
トップ5滞在週ランキング


8位右下矢印 (先週7位、最高位1位)
Harry Styles(ハリー・スタイルズ) – Watermelon Sugar
ワンランクダウン。
ロンドンのマダム・タッソー館(ろう人形館)から姿を消すことになったハリー・スタイルズ。アーティスト別今年の年間最多トップ10滞在週ランキングではクエヴォと並んで9位タイ(19週)となっていますが、そろそろトップ10からも姿を消すことになるかもしれません。


9位右下矢印 (先週8位、最高位7位)
Jawsh(ジョシュ685) × Jason Derulo(ジェイソン・デルーロ) – Savage Love (Laxed – Siren Beat)
こちらもワンランクダウン。
これで9位滞在は5週目(ビルボード史上18曲目)。ダウンながらチャートポイントは微増だと思われるこの曲、ラジオが好調でトップ10キープの下支えになっています。
Jason Derulo(ジェイソン・デルーロ) – ヒット曲ベスト10


10位アップ (先週11位、最高位10位)
Gabby Barrett(ギャビー・バレット) feat. Charlie Puth(チャーリー・プース) – I Hope
5週ぶりにトップ10復帰。
今週からチャーリー・プースの名前が加わったこの曲、トップ10滞在は今のところわずか2週ですが、今年の年間チャートではトップ20入り当確だと思われます。(現時点では16位予想)

以上、最新のトップ10紹介でした。

 
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