ビルボード Hot 100(2020/02/01付) トップ10解説

 
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2020/02/01付 ビルボード Hot 100 トップ10解説


1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Roddy Ricch(ロディ・リッチ) – The Box
今週もストリーミングを制して3週目の1位。
バックグランドで終始鳴り響く “EEE ERR” というサウンド(ヴォーカル?)が最大の特徴と言われているこの曲、今週もオフィシャルビデオなしで週間ストリーミング数はリル・ナズ・X ft. ビリー・レイ・サイラスの “Old Town Road” 以来となる7,500万回超えを記録しており、早くも今年最大のヒットとなりそうな予感が漂っています。


2位右矢印 (先週2位、最高位2位)
Future(フューチャー) feat. Drake(ドレイク) – Life Is Good
2位変わらず。
2曲のやや強引とも言える結合によってできているこの曲、21サヴェージ、マイク・ウィル・メイド・イット、リル・ヨッティらがカメオ出演しているビデオも、ゴミの清掃員、車のメカニック、ファーストフードの店員、IT関連の技術者などとして働く様子をつなぎ合わせた作りになっています。
Drake(ドレイク) – ヒット曲ベスト20(更新)

3位アップ (先週-位、最高位3位)
Eminem(エミネム) feat. Juice WRLD(ジュース・ワールド) – Godzilla
エミネムは22曲目、ジュース・ワールドは3曲目のトップ10。
ギネス記録に認定された自身の “Rap God”(2013年、最高位7位)を上回る7.23ワード/秒という超高速ラップで、目の前のものをすべて破壊するゴジラと自分たちを対比させている曲。


4位右下矢印 (先週3位、最高位1位)
Post Malone(ポスト・マローン) – Circles
今週もラジオを制したもののワンランクダウン。
Twitter上では “Post Limón” と改名(?)したポスト・マローンのこの曲、トップ10滞在は “Psycho”(2018年、最高位1位)と並び自己3位タイの21週となり、Hot 100(10位以内)の順位をもとにスコア化したオールタイム・チャートではLMFAOの “Sexy And I Know It”(2012年、最高位1位)など4曲と並んで99位→73位に上昇しています。
【解説・和訳】 Circles / ポスト・マローン


5位右下矢印 (先週4位、最高位2位)
Maroon 5(マルーン5) – Memories
こちらもワンランクダウン。
ビルボード・ジャパンのHot Overseas(インターナショナル・チャート)では1位を獲得しているマルーン5のこの曲、彼らにとっては “Payphone”、”Sugar” に続く3曲目(3曲ともワンワード・タイトル)の最高位2位の曲となりそうです。
Maroon 5(マルーン5) – ヒット曲ベスト20


6位右上矢印 (先週7位、最高位4位)
Dan + Shay(ダン+シェイ) & Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – 10,000 Hours
ワンランクアップ。
26日(日)に開催されたグラミー賞では “Speechless” でベスト・カントリー・デュオ/グループ・パフォーマンスを受賞したダン+シェイ。一方、この曲は3/29に開催されるiHeartRadio Music Awardsでベスト・リリックにノミネートされています。なお、ジャスティン・ビーバーはこれでトップ10滞在が212週となり、ビートルズと並んで9位タイとなっています。
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – ヒット曲ベスト20


7位右上矢印 (先週8位、最高位7位)
Tones And I(トーンズ・アンド・アイ) – Dance Monkey
ワンランクアップで最高位復帰。
オーストラリアで長引く大規模な森林火災で被害に遭っている人々や動物を救うため、メルボルンで本日(28日)開催されるチャリティ・ライブに出演することが決まっているトーンズ・アンド・アイ。たくさんの友達を連れて来て、この曲をパフォーマンスすると語っています。


8位右下矢印 (先週6位、最高位1位)
Lewis Capaldi(ルイス・キャパルディ) – Someone You Loved
2ランクダウンながらトップ10滞在は20週目。
グラミーでは最優秀楽曲賞にノミネートされていたこの曲、残念ながら受賞は逃していますが(”bad buy” が受賞。ビリー・アイリッシュは主要4部門をすべて制覇)、2/18に開催されるブリット賞(イギリス版グラミー)でリベンジすることになるような気がします。
【解説・和訳】 Someone You Loved / ルイス・キャパルディ


9位右矢印 (先週9位、最高位4位)
Arizona Zervas(アリゾナ・ザーヴァス) – Roxanne
今週も変わらず。
他のトップ10内の曲と比べて情報が少ないこの曲、ソニーミュージックによるアリゾナ・ザーヴァスの公式サイトが開設されていますが、そこでもちょっとしたプロフィールの記載とこの曲のAudioビデオが張り付けられているだけで、ディスコグラフィ、インフォメーション、ライブ、メディア情報などのページはすべて「ありません」となっています。ちなみに、当該サイトの「いいね!」、「シェア」はともに0。


10位右下矢印 (先週5位、最高位1位)
Selena Gomez(セレーナ・ゴメス) – Lose You To Love Me
先週は5ランクアップで今週は5ランクダウン。
今年のグラミーではノミネートもなく、プレゼンターとしても観客としても参加していなかったセレーナ・ゴメスのこの曲、これでトップ10滞在は(1位獲得曲の平均でもある)10週に達しています。

以上、最新のトップ10紹介でした。

 
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