ビルボード Hot 100(2019/10/12付) トップ10解説

 
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2019/10/12付 ビルボード Hot 100 トップ10解説


1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Lizzo(リゾ) – Truth Hurts
セールスとラジオを制して6週目の1位。
イギー・アゼリアの “Fancy” が持つ女性ラッパーとしての最長1位記録まであと1週となったリゾ。同曲でフィーチャーされているチャーリー・XCXにのみメンションして「彼女は天才」とツイート。一方、無視される形になったイギーはビデオのリンク付きで『私たちは “Senorita” だけを応援している』とツイート。ちょっとしたバトルになっていますが、来週以降この曲のライバルとなるのは “Senorita” ではなくトラヴィス・スコットの “HIGHEST IN THE ROOM” だと思われます。
【解説・和訳】 Truth Hurts / Lizzo(リゾ)
一発ヒットランキング(更新)


2位右矢印 (先週2位、最高位1位)
Shawn Mendes(ショーン・メンデス) & Camila Cabello(カミラ・カベロ) – Señorita
2位変わらず。
これで2位はトータル8週目(2位8週以上はビルボード史上29曲目)。今年の年間チャートでトップ20入りは確実ですが、トップ10には一歩届かないかもしれません。
【解説・和訳】 Senorita / ショーン・メンデス&カミラ・カベロ


3位右矢印 (先週3位、最高位3位)
Lewis Capaldi(ルイス・キャパルディ) – Someone You Loved
変わらず最高位をキープ。
既にチャートイン21週目となっているこの曲、もし今後1位獲得となれば1位になるまでに要した週数ランキングでトップ10入りすることになります。ちなみに最長記録はロス・デル・リオの “Macarena”(1996年)で33週。


4位右矢印 (先週4位、最高位4位)
Lil Tecca(リル・テッカ) – Ran$om
こちらも最高位をキープ。
Twitterでほとんどのアーティストをフォローしているビルボードからフォローされていないリル・テッカ。しかしながら、この曲には依然としてフォローの風が吹いており、ストリーミングのチャートではマックルモア&ライアン・ルイス ft. ワンツの “Thrift Shop”(2013年)、フェティ・ワップの “Trap Queen”(2015年)と並び、デビュー曲としては歴代9位タイとなる7週目の1位となっています。


5位右矢印 (先週5位、最高位5位)
Chris Brown(クリス・ブラウン) feat. Drake(ドレイク) – No Guidance
同じく最高位をキープ。
トップ10入りしてから15週後にトップ5に到達したこの曲、これはクイーンの “Bohemian Rhapsody”(835週後)、マライア・キャリーの “All I Want For Christmas Is You”(53週後)に次ぐ記録で、リバイバル・ヒットを除けばビルボード史上最も遅いトップ5入りとなっています。
Chris Brown(クリス・ブラウン) – ヒット曲ベスト20
Drake(ドレイク) – ヒット曲ベスト20


6位右上矢印 (先週7位、最高位1位)
Billie Eilish(ビリー・アイリッシュ) – bad guy
再上昇でワンランクアップ。
最近話題になっている、そしゃく音など脳が心地よいと感じるASMR(自律感覚絶頂反応)ではないかと言われているビートが特徴的なこの曲、Hot 100(10位以内)の順位をもとにスコア化したオールタイム・チャートでは25位→22位に上昇しています。
【解説・和訳】 bad guy / ビリー・アイリッシュ


7位右上矢印 (先週8位、最高位4位)
Post Malone(ポスト・マローン) – Circles
こちらもワンランクアップ。
ビルボードは「傷心を隠すようなアップテンポのポップ」と評しているこの曲、ポスト・マローン本人は「クールでユニークなバイブ」と語っており、「フリートウッド・マック風」ともコメントしています。


8位右下矢印 (先週6位、最高位5位)
Lil Nas X(リル・ナズ・X) – Panini
2ランクダウン。
未来の東京が舞台になっているというこの曲のビデオ、エンターテイメント・ニュース・サイトのバルチャーでは、「このコンピューター・グラフィックスはアカデミー賞?ノーベル賞?に値する」と絶賛されており、再生回数は早くも1億回を突破しています。


9位右矢印 (先週9位、最高位3位)
Post Malone(ポスト・マローン) feat. Young Thug(ヤング・サグ) – Goodbyes
9位変わらず。
「グレートなストーリーのグレートな歌詞」とこの曲を自画自賛しているポスト・マローン。その歌詞を観客が一緒に歌ってくれることが「本当にクール」と語っており、今一番のお気に入りになっているようです。

※ポスト・マローンはこれで今年のトップ10滞在週がトータル(延べ)73週。2004年にアッシャーが記録した72週を抜いて歴代2位となっています。


10位右矢印 (先週10位、最高位1位)
Lil Nas X(リル・ナズ・X) feat. Billy Ray Cyrus(ビリー・レイ・サイラス) – Old Town Road
今週もトップ10をキープ。
トップ10復帰後は3週連続で10位となっているこの曲、トップ10滞在はこれでビルボード史上17曲目(14位タイ)となる26週となっています。(”bud guy” も今週で26週)
【解説・和訳】 Old Town Road / リル・ナズ・X ft. ビリー・レイ・サイラス

以上、最新のトップ10紹介でした。

 
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