ビルボード Hot 100(2018/07/14付) トップ10解説

 
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2018/07/14付 ビルボード Hot 100 トップ10解説


今週はドレイクのニュー・アルバム “Scorpion”(アルバム・チャート初登場1位)からトップ10内に新たに5曲が初登場して計7曲がランクイン。記録ずくめの歴史的チャートとなっています。


1位右上矢印 (先週6位、最高位1位)
Drake(ドレイク) – Nice For What
主要3チャート無冠ながら3度目の返り咲きで8週目の1位。
アルバムのリリース効果でストリーミングが63%増となって5ランクアップで一気に1位返り咲き。3度の1位返り咲きはビルボード史上初となっています。


2位アップ (先週-位、最高位2位)
Drake(ドレイク) – Nonstop
ストリーミングを制して2位初登場。
ビルボード史上31度目となる同一アーティストによる1位2位独占で、ドレイクは2018/04/21付のチャートで “Nice For What”、”God’s Plan” で記録して以来これで2度目。基本的には才能と財産があることについての自慢ソングながら、自分のルーツ(混血であり、ライトスキンの黒人であること)にも言及している、低音のベースが特徴的で好戦的な内容の曲。
Drake(ドレイク) – ヒット曲ベスト20(更新)


3位右下矢印 (先週1位、最高位1位)
Cardi B(カーディ・B), Bad Bunny(バッド・バニー) & J Balvin(J. バルヴィン) – I Like It
主要3チャート全てでポイント増ながら2ランクダウンで1週で1位から陥落。
ラテン・トラップとサルサがブレンドされたサウンドが夏によく似合うこの曲、ローリング・ストーン誌では『2018年のソング・オブ・サマーに君臨すべく、おかしな科学者たちが実験室で化学作用を起こして作り上げたサウンド』と評されています。


4位右上矢印 (先週9位、最高位1位)
Drake(ドレイク) – God’s Plan
5ランクアップでトップ5復帰。
これでトップ5滞在はポスト・マローン ft. 21サヴェージの “rockstar” と並び22週(8位タイ)となったこの曲、HOT100(10位以内)の順位をもとにスコア化したオールタイム・チャートでも同じく “rockstar” と並び8位タイとなり、トップ10入りしています。
【解説・和訳】God’s Plan / Drake(ドレイク)


5位右下矢印 (先週4位、最高位4位)
Maroon 5(マルーン5) feat. Cardi B(カーディ・B) – Girls Like You
今週もセールスを制し、ラジオの伸び率も1位ながらワンランクダウン。
マルーン5のヒット曲ランキングでは “Maps” を抜いてトップ10入りしたこの曲、プロモーションの一環として彼らのオフィシャル・ウェブサイトでは “The Girls Like You Project” と題して、世界中の女性に自分の写真をジャケ写に貼り付けてもらうというイベントが開催されており、韓国の女性アイドルグループ、Twice(トゥワイス)が参加していることでも話題になっています。
Maroon 5(マルーン5) – ヒット曲ベスト20(更新)


6位アップ (先週-位、最高位6位)
Drake(ドレイク) – In My Feelings
6位初登場。
ドレイクの初恋の相手、キーシャ・”キキ”・シャンテへの想いなど、昔の想い出をラップしている曲。


7位アップ (先週26位、最高位7位)
Drake(ドレイク) – I’m Upset
19ランクアップでトップ10入り。
ドレイクが『俺は怒っている』と “Gold Digger”(お金目当ての女)へのフラストレーションをラップしている曲。


8位アップ (先週-位、最高位8位)
Drake(ドレイク) – Emotionless
8位初登場。
ドレイクがプッシャ・Tによって暴露された隠し子の存在が事実であることを認めている曲。マライア・キャリーの “Emotions”(1991年、最高位1位)がサンプリングされています。


9位アップ (先週-位、最高位9位)
Drake(ドレイク) feat. Michael Jackson(マイケル・ジャクソン) – Don’t Matter To Me
ドレイクはこれで31曲目、マイケル・ジャクソンは30曲目のトップ10。
マイケル・ジャクソンが1983年に “Diana”(1957年、最高位1位)のヒットで知られるポール・アンカとのセッションで録音していた『君が何と言おうと僕には関係ない』と歌っている音源をフックに使用した曲。


10位右下矢印 (先週2位、最高位1位)
XXXTentacion(エックスエックスエックステンタシオン) – Sad!
8ランクダウンながらトップ10はキープ。
“LONG LIVE PRINCE X” というフレーズが表示されて終わるこの曲のビデオ、これは “The king is dead, long live the king”(国王は亡くなった、新国王万歳)という成句をもじったものだと思われ、PRINCE X(エックスエックスエックステンタシオン)は亡くなったが、彼の音楽は生き続けるというメッセージのような気がします。

■今週のチャートでドレイクが達成・更新した記録

同一曲の1位返り咲き回数:“Nice For What” が史上初となる3度目の返り咲きで1位を獲得。

1位2位独占:“Nice For What”、”God’s Plan” で達成して以来、2度目の1位2位独占。

トップ10同時ランクイン曲数:7曲をランクインさせ、ビートルズが1964/04/04付のチャートで記録した5曲を54年ぶりに更新。(ただし、ビートルズは1位~5位独占&翌週は5曲全曲がトップ10をキープ。)

トップ10同時デビュー曲数:4曲が同時にトップ10デビューし、J.コールが2018/05/05付のチャートで記録した3曲を更新。

トップ20同時ランクイン曲数:12曲をランクインさせ、ポスト・マローンが2018/05/12付のチャートで記録した9曲を更新。

トップ40同時ランクイン曲数:21曲をランクインさせ、ポスト・マローンが2018/05/12付のチャートで記録した14曲を更新。

Hot 100同時ランクイン曲数:アルバム “Scorpion” に収録されている全25曲を含む27曲をランクインさせ、自身が持っていた記録(2017/04/08付のチャートで24曲)を更新。

男性ソロ・アーティストとしてのトップ10ヒット曲数:新たに5曲が加わり、マイケル・ジャクソンの30曲を抜いて歴代1位。(ただし、Hot 100以前の記録を含めると37曲のエルビス・プレスリーが1位)

(おまけ)トップ10同時複数曲ランクイン週数:アッシャーの47週と並び、フィフティ・セント(55週)、ジャスティン・ビーバー(54週)に次いで3位タイ。

なお、ポスト・マローンの連続トップ10滞在記録は41週(11位タイ)で途切れています。

以上、最新のトップ10紹介でした。

 
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