ビルボード Hot 100(2018/02/10付) トップ10解説

 
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2018/02/10付 ビルボード Hot 100 トップ10解説



1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Drake(ドレイク) – God’s Plan
ストリーミングを制して2週目の1位。
セールスは49%減で同チャートで4位転落ながら、ラジオは47%アップで最も高い順位(30位)でデビュー、そしてバウアーの “Harlem Shake” が記録した1億310万回(デビュー1週目)、同じく9760万回(デビュー2週目)、テイラー・スウィフトの “Look What You Made Me Do” が記録した8450万回に次ぐ歴代4位となる週間ストリーミング数を記録してトップの座守ったこの曲、タイトルに “God” が付く曲としてはジョン・デンバーの “Thank God I’m A Country Boy”(1975年)、マライア・キャリー with ジョー&98°の “Thank God I Found You” 以来、3曲目の1位獲得曲となっています。
Drake(ドレイク) – ヒット曲ベスト20(更新)


2位右矢印 (先週2位、最高位1位)
Ed Sheeran(エド・シーラン) – Perfect
今週もラジオを制して2位をキープ。
ビヨンセの力を借りて1位を獲得したこの曲、1/20付から “duet with Beyonce” のアーティスト表示が消えていますが、デュエット・バージョンよりオリジナル・バージョンのチャートポイント比率が大きくなったためだと思われます。


3位右上矢印 (先週5位、最高位3位)
Bruno Mars(ブルーノ・マーズ) & Cardi B(カーディ・B) – Finesse
グラミー効果でトップ3復帰。
“24K Magic Finale Tour” にカーディ・Bを帯同させることを発表したブルーノ・マーズのこの曲、一部で話題になっているフック部分の “drippin’ in finesse” というフレーズの意味について、ブルーノ本人は『知らないのなら恐らくずっと知らないままだと思う』とコメントしていますが、ネット上では『要するにマルーン5 ft. クリスティーナ・アギレラの “Moves Like Jagger”(ミック・ジャガーのように巧みに踊る) のような意味』という解説も出ています。


4位右下矢印 (先週3位、最高位1位)
Camila Cabello(カミラ・カベロ) feat. Young Thug(ヤング・サグ) – Havana
ワンランクダウンでトップ3から陥落。
先週、ソロとして初めて来日したカミラ・カベロ、滞在中は「ミュージックステーション」、「スッキリ」に生出演してこの曲を披露しています。
【解説・和訳】Havana / カミラ・カベロ feat. ヤング・サグ


5位右下矢印 (先週4位、最高位1位)
Post Malone(ポスト・マローン) feat. 21 Savage(21サヴェージ) – rockstar
こちらもワンランクダウン。
トップ10滞在20週が全て5位以内、かつ1位から5位まで全ての順位を記録しているこの曲、HOT100(10位以内)の順位をもとにスコア化したオールタイム・チャートではボーイズ・II・メンの “I’ll Make Love To You” と並び15位に上昇、トップ20入りしています。
【解説・和訳】Rockstar / ポスト・マローン ft. 21サヴェージ


6位右矢印 (先週6位、最高位5位)
Halsey(ホールジー) – Bad At Love
6位変わらず。
『男の子がミシガンの家に帰ってきた。彼にキスをしたらジャックの味がした』というややラップ風の早口の歌い出しで始まるこの曲、この部分についてホールジー本人は『ミシガンは元カレのホームタウン。彼は(ウィスキーの)ジャック・ダニエルが大好きでいつも飲んでたの』と語っており、実話がベースになっていることを明かしています。


7位右上矢印 (先週8位、最高位7位)
Dua Lipa(デュア・リパ) – New Rules
ワンランクアップで最高位更新。
先週は人気TV番組「サタデー・ナイト・ライブ」に出演したデュア・リパ、UKチャートでは9月に1位を獲得しているこの曲をパフォーマンスしています。


8位アップ (先週11位、最高位6位)
Migos(ミーゴス), Nicki Minaj(ニッキー・ミナージュ) & Cardi B(カーディ・B) – MotorSport
3ランクアップでトップ10復帰。
再上昇の要因はペアレント・アルバム “Culture II”(アルバム・チャート初登場1位)のリリース効果。カーディ・Bはこの曲で共演しているニッキー・ミナージュと並び、トップ10に複数曲ランクインがトータルで14週(歴代22位)となっています。

9位アップ (先週-位、最高位9位)
Justin Timberlake(ジャスティン・ティンバーレイク) feat. Chris Stapleton(クリス・ステイプルトン) – Say Something
ジャスティン・ティンバーレイクは19曲目、クリス・ステイプルトンは初となるトップ10。
日曜日に開催されたスーパーボウルのハーフタイム・ショーに出演したジャスティン・ティンバーレイクのこの曲、いつも何らかの発言を期待されていることがテーマになっているようで、フックでは『みんなに言われるんだ「何か言え」って。でも僕はそんな風潮に巻き込まれたくないんだ』と歌われています。


10位右下矢印 (先週9位、最高位4位)
Imagine Dragons(イマジン・ドラゴンズ) – Thunder
ワンランクダウンながらトップ10はキープ。
これでトップ3に入らなかった曲としてはショーン・メンデスの “Stitches” 以来、ビルボード史上9曲目となる18週目のトップ10となっています。

トップ10圏外ではミーゴスの “Stir Fry” が52位→12位、同じくミーゴス ft. ドレイクの “Walk It Talk It” が初登場18位などとなっています。

以上、最新のトップ10紹介でした。

 
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