ビルボード Hot 100(2017/11/25付) トップ10解説

 
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2017/11/25付 ビルボード Hot 100 トップ10解説



1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Post Malone(ポスト・マローン) feat. 21 Savage(21サヴェージ) – Rockstar
今週もストリーミングを制して5週目の1位。
追い上げてくる2位の値下げには値下げで対抗&ラジオでもトップ10入りして何とか1位の座を死守したこの曲、セールスではようやくプラチナ(100万枚相当)認定されています。


2位右矢印 (先週2位、最高位2位)
Camila Cabello(カミラ・カベロ) feat. Young Thug(ヤング・サグ) – Havana
値下げでセールス12%増+ラジオ上昇率トップながら2位変わらず。
日曜日(11/12)に開催されたMTV Europe Music Awardsではこの曲をセクシーにパフォーマンスし、ベスト・ポップ(アーティスト)を受賞したカミラ・カベロ。ビルボード誌では、『衣装、ヴォーカルともに素晴らしかった』として、全14パフォーマンスの中で最も高く評価されています。来週はそのパフォーマンス効果とダディ・ヤンキーによるリミックス版のリリース効果が期待できるようです。


3位右矢印 (先週3位、最高位1位)
Cardi B(カーディ・B) – Bodak Yellow (Money Moves)
今週もトップ3をキープ。
iTunesでは1か月以上継続して値下げしているこの曲、その効果もあって累計のチャートポイントは着実に積み上がっており、年間チャートではトップ10入り当確だと思われます。(年間チャートのトップ10予想は近日中にアップします。)
【解説・和訳】Bodak Yellow / Cardi B(カーディ・B)


4位右上矢印 (先週10位、最高位4位)
Sam Smith(サム・スミス) – Too Good at Goodbyes
アルバムのリリース効果で最高位更新。
ジェームス・コーデンが司会を務めるTV番組「ザ・レイト・レイト・ショー」の人気コーナー「カープール・カラオケ」への出演効果もあってストリーミングが40%増。番組では『フィフス・ハーモニーの曲を聴くと自分の中の女の子の部分に火が点く』と明かした直後にサプライズで本人(4人)と対面、一緒に “Work From Home” を熱唱し、『夢みたい』と目を潤ませています。(この曲は1曲目に披露)


5位右矢印 (先週5位、最高位5位)
Imagine Dragons(イマジン・ドラゴンズ) – Thunder
今週でHOT100へのチャートイン28週となったこの曲、ユニバーサル・ミュージック・ジャパンの公式サイトでは11/8に『大ヒットシングル「サンダー」がなんと、「レディオアクティヴ」の23週チャートインを抜いて、29週チャートインを達成!事実上イマドラのキャリアの中で最も長くヒットした曲となりました!』と掲載されていますが、これは結構ひどい間違い。まず週数はHOT100ではなくHot Rock Songチャートのもの。そしてチャートインとあるのは1位獲得週。さらに29週というのは “Thunder” ではなく “Believer”(の1位獲得週)。


6位右下矢印 (先週4位、最高位3位)
Logic(ロジック) feat. Alessia Cara(アレッシア・カラ) & Khalid(カリッド) – 1-800-273-8255
2ランクダウンでトップ5から陥落。
先月にはコロンビアのロック歌手、フアネスによるスペイン語リミックスもリリースされているこの曲、ただその効果はほとんどなかったようで、スペイン語圏の国でも特に話題になっていないようです。


7位右下矢印 (先週6位、最高位4位)
Portugal. The Man(ポルトガル・ザ・マン) – Feel It Still
ラジオでは5週目の1位ながらワンランクダウン。
10人の名前がソングライターとしてクレジットされているこの曲、歌詞同様イマイチよくわからないビデオが不調で、再生回数の増加数(前週比)はトップ10内の曲としてはダントツで最下位となっています。

8位アップ (先週11位、最高位8位)
Ed Sheeran(エド・シーラン) – Perfect
トップ10復帰で最高位更新。
再上昇の要因はビデオのリリース効果(今週の集計では一部だけ計上、来週はフル)。そのビデオはオーストリアのスキー場で撮影されており、女優のゾーイ・ドゥイッチが出演しています。

9位アップ (先週12位、最高位9位)
Maroon 5(マルーン5) feat. SZA(シザ) – What Lovers Do
マルーン5は13曲目、シザは初のトップ10。
トップ10入りの主因はアルバムのリリース効果(セールスが52%増)。シザの “Say say say, hey hey now baby” というフレーズが印象的なこの曲、お遊びはやめて愛しているのかいないのかハッキリさせよう、という内容の歌詞になっています。


10位右下矢印 (先週9位、最高位3位)
J Balvin(J・バルヴィン) & Willy William(ウィリー・ウィリアム) feat. Beyonce(ビヨンセ) – Mi Gente
ワンランクダウンもトップ10はキープ。
ビヨンセがイマイチ存在感を示せなかったこの曲、ビデオの再生回数は前週比4500万回(全ビデオ中4位)と好調ながら、来週はトップ10からお別れかもしれません。ちなみに、ビヨンセは来週、エミネムにフィーチャーされている “Walk on Water” でトップ10入り出来るかどうか注目されています。
Beyonce(ビヨンセ) – ヒット曲ベスト20

以上、今集計年度最後となる最新のトップ10紹介でした。

 
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