ビルボード Hot 100(2017/09/16付) トップ10解説

 
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2017/09/16付 ビルボード Hot 100 トップ10解説


1位アップ (先週77位、最高位1位)
Taylor Swift(テイラー・スウィフト) – Look What You Made Me Do
テイラー・スウィフトは21曲目のトップ10で5曲目の1位。
セールスとストリーミングを圧倒的な数字(共に今年最多)で制して77位から急上昇。テイラーが敵対するカニエ・ウェスト&キム・カーダシアン夫妻とケイティ・ペリーに向けていると思われる、「カルマ」と「リベンジ」がテーマになっているネガティブ・パワー・ソング。フックではライト・セッド・フレッドの “I’m Too Sexy”(1992年、最高位1位)のリズムパターンに乗せて『あなたが私にさせたことを見てよ』と歌われています。
【解説・和訳】Look What You Made Me Do / テイラー・スウィフト
Taylor Swift(テイラー・スウィフト) – ヒット曲ベスト20(更新)


2位右下矢印 (先週1位、最高位1位)
Luis Fonsi(ルイス・フォンシ) & Daddy Yankee(ダディ・ヤンキー) feat. Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – Despacito
連続1位の新記録ならず、16週で1位から陥落。
ビルボードによると「非連続」であれば1位滞在の新記録の可能性はまだゼロではないというこの曲、トップ10での順位をもとにスコア化したオールタイム・チャートではロス・デル・リオの “Macarena” と並び13位まで上昇しています。
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – ヒット曲ベスト20


3位右矢印 (先週3位、最高位3位)
Cardi B(カーディ・B) – Bodak Yellow (Money Moves)
変わらずトップ3をキープ。
ヴァース1で『それに新しい車も(男が買ってくれる)。馬のように急ぐときには。トランクは前にあるのよ。』というフレーズが出てくるこの曲、これはロゴが馬のエンブレムでトランクが前(エンジンは後ろ)にあるイタリアの高級車、フェラーリのこと。カーディ・Bがストリッパーとして働いていたラスベガスのストリップ・クラブが “Crazy Horse” という名前なので「馬つながり」で自分の過去と現在を対比させているような気がします。


4位右下矢印 (先週2位、最高位2位)
DJ Khaled(DJキャレド) feat. Rihanna(リアーナ) & Bryson Tiller(ブライソン・ティラー) – Wild Thoughts
今週もラジオは制したものの2ランクダウンでトップ3から陥落。
評論家やアーティストの間では今年のベスト・ソングという意見も少なくないこの曲、7週続けた2位の座からも陥落して1位獲得の可能性はほぼ無くなりましたが、”Uptown Funk!” に阻まれ1位を獲得できなかったものの8週連続2位を記録して年間で2位になったエド・シーランの “Thinking Out Loud” と同じく「相手が悪かった」ということだと思います。
【解説・和訳】Wild Thoughts / DJキャレド ft. リアーナ & ブライソン・ティラー


5位右矢印 (先週5位、最高位5位)
Charlie Puth(チャーリー・プース) – Attention
変わらず最高位をキープ。
ビデオの再生回数も4億回を超えてタイトル通り「注目」を集めているこの曲、作詞とプロデュースはチャーリー自身ですが、作曲にはコブラ・スターシップの “Good Girls Go Bad”(2009年、最高位7位)、マルーン5の “Sugar”(2015年、最高位2位)なども手掛けているラッパーのジェイコブ・カッシャーとの共作のようです。


6位右下矢印 (先週4位、最高位4位)
Imagine Dragons(イマジン・ドラゴンズ) – Believer
2ランクダウンでトップ5から陥落ながら10週目のトップ10。
この曲のソングライターはイマジン・ドラゴンズのダン・レイノルズとベン・マッキー、ダンの妻の知り合いでジャスティン・ビーバーの “Friends” も手がけているジャスティン・トランターなど9名。ただし、歌詞はダン・レイノルズが一人で書いたものだそうです。


7位右下矢印 (先週6位、最高位3位)
French Montana(フレンチ・モンタナ) feat. Swae Lee(スワエ・リー) – Unforgettable
ワンランクダウン。
ナタリー・コールと彼女の亡き父、ナット・キング・コールが共演(※昔の音源を使ったオーバーダブによるもの)してグラミーのソング・オブ・ザ・イヤーを獲得した同名異曲の “Unforgettable”(1991年、最高位14位)と比べると最高位では上回ったものの、印象としてはまだ及ばない感があるこの曲、ただフレンチ・モンタナにとって忘れられない曲になったことだけは確かだと思います。


8位右下矢印 (先週7位、最高位6位)
Shawn Mendes(ショーン・メンデス) – There’s Nothing Holdin’ Me Back
こちらもワンランクダウン。
“Treat You Better” と並び自己2位タイとなる8週目のトップ10。(最高位も6位で同じ)”Treat You Better” では暴力を受けている女性に僕なら…という内容でしたが、この曲では思わせぶりな女性に翻弄されるという内容で、どちらも「ひと癖ある女性」に惹かれてしまう男性(ショーン自身?)の悲しさのようなものが感じられる曲だと思います。

9位アップ (先週29位、最高位9位)
Logic(ロジック) featuring Alessia Cara(アレッシア・カラ) & Khalid(カリッド) – 1-800-273-8255
ロジックとカリッドは初、アレッシア・カラは4曲目のトップ10。
タイトルは10代の自殺率が上昇傾向にあるアメリカで政府が提供している自殺防止ホットランの電話番号。先週のMTV Video Music Awardsでのパフォーマンス効果でセールスが253%アップして急上昇。歌詞は自殺を決意した人の視点で『生きていたくない。今日死にたい。君にその理由を話すよ』と歌われていますが、最後は(アウトロでは)カリッドが『もう死にたいとは思わない』と締めくくっています。

10位アップ (先週11位、最高位10位)
Liam Payne(リアム・ペイン) featuring Quavo(クエヴォ) – Strip That Down
リアム・ペインは初、ミーゴスのクエヴォは4曲目のトップ10。
リアムとエド・シーランが中心になって書いた曲で、プリ・フックでは『僕はワン・ダイレクションに居たんだ(今は抜けて自由だけどね)みんなは僕に別なものを求めていた(そんなの僕じゃないけどね)僕は変わらない(今までのやってきたスタイルと)ただ楽しみたいだけなんだ(そして騒ぎたい)』と歌われており、フックの『僕のために服を脱いでくれないか』というフレーズは『僕もワン・ダイレクションという服を脱ぎ捨てたから』という暗意が込められているような気がします。

以上、最新チャートのトップ10でした。

 
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