ビルボード Hot 100(2017/09/09付) トップ10解説

 
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2017/09/09付 ビルボード Hot 100 トップ10解説



1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Luis Fonsi(ルイス・フォンシ) & Daddy Yankee(ダディ・ヤンキー) feat. Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – Despacito
今週も主要チャート2冠で歴代1位タイとなる16週目の1位。
エイズで亡くなった人たちへの追悼ソング、マライア・キャリー&ボーイズ・II・メンの “One Sweet Day” が約21年半守り続けた記録についに並んだこの曲ですが、来週はテイラー・スウィフトの “Look What You Made Me Do” がアデルの “Hello” 並みの記録的なチャートポイントを獲得して1位となる可能性が大で、新記録達成は難しいと思われます。
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – ヒット曲ベスト20


2位右矢印 (先週2位、最高位2位)
DJ Khaled(DJキャレド) feat. Rihanna(リアーナ) & Bryson Tiller(ブライソン・ティラー) – Wild Thoughts
今週もラジオを制して7週目の2位。
トップ10滞在はこれで10週となったこの曲、8/27(日)に開催されたMTV Video Music Awards(以下、VMAs)ではビデオ・オブ・ザ・イヤーとベスト・コラボレーションにノミネートされていましたが、惜しくも両方とも受賞は逃しています。(前者はケンドリック・ラマーの “Humble.” が受賞、後者はゼインとテイラー・スウィフトの “I Don’t Wanna Live Forever” が受賞)
【解説・和訳】Wild Thoughts / DJキャレド ft. リアーナ & ブライソン・ティラー


3位右矢印 (先週3位、最高位3位)
Cardi B(カーディ・B) – Bodak Yellow (Money Moves)
ストリーミングが好調で今週もトップ3をキープ。
『私はおかしい人間だが音楽にはまじめに取り組んでいる』、『共演したいのはレディ・ガガ』と語っているカーディ・B、VMAsではこの曲を披露していますが、Pre-Show(前座)でのパフォーマンスだったためビルボードの評価対象外になっています。(ちなみに評価1位はケンドリック・ラマーの “DNA.” ~ “Humble.”)


4位右上矢印 (先週5位、最高位4位)
Imagine Dragons(イマジン・ドラゴンズ) – Believer
ワンランクアップで最高位復帰。
ロックとしては今年初めてトップ5入りしたこの曲、イマジン・ドラゴンズにとっては “Radioactive”(2013年、最高位3位ながら年間でも3位)と並ぶ代表曲になったと言えると思います。


5位右上矢印 (先週6位、最高位5位)
Charlie Puth(チャーリー・プース) – Attention
同じくワンランクアップでトップ5復帰。
この曲のビデオを監督したのはエド・シーランの “Thinking Out Loud”、カルヴィン・ハリス ft. ファレル・ウィリアムス、ケイティ・ペリー&ビッグ・ショーンの “Feels” などのビデオも手掛けているエイミル・ナヴァ。彼は『チャーリーの頭の中を映像化した』と語っています。


6位右下矢印 (先週4位、最高位3位)
French Montana(フレンチ・モンタナ) feat. Swae Lee(スワエ・リー) – Unforgettable
2ランクダウンでトップ5から陥落。
ラジオでようやくトップ10入りしたこの曲、サプライズでマライア・キャリーのリミックス版がリリースされましたが、効果は限定的だったようです。


7位右矢印 (先週7位、最高位6位)
Shawn Mendes(ショーン・メンデス) – There’s Nothing Holdin’ Me Back
変わらず7位。
VMAsではこの曲をパフォーマンスしたショーン・メンデス、ビルボードの評価では『ヴォーカルがオーバーパワー(力が入り過ぎ)』として、15パフォーマンス中11位となっています。


8位右矢印 (先週8位、最高位1位)
Bruno Mars(ブルーノ・マーズ) – That’s What I Like
変わらず今週もトップ10をキープ。
トップ10での順位をもとにスコア化したオールタイム・ランキングでリアン・ライムスの “How Do I Live” を抜いてトップ5入りしています。
Bruno Mars(ブルーノ・マーズ) – ヒット曲ベスト10


9位右矢印 (先週9位、最高位1位)
Ed Sheeran(エド・シーラン) – Shape Of You
こちらも変わらずで歴代1位となる33週目のトップ10。
VMAsではリル・ウージー・バートと共演したエド・シーランのこの曲、(今年、チェインスモーカーズ ft. ホールジーの “Closer” に並ばれたものの)リアン・ライムスの “How Do I Live” が約20年守ってきたトップ10滞在週の記録をついに更新。しかも初登場で1位を獲得してからのこの記録は深い眠りに入りそうな気がします。
【解説・和訳】Shape Of You / Ed Sheeran(エド・シーラン)

10位アップ (先週24位、最高位10位)
Yo Gotti(ヨー・ガッティ) featuring Nicki Minaj(ニッキー・ミナージュ) – Rake It Up
ヨー・ガッティは初、ニッキー・ミナージュは14曲目のトップ10。
ビデオがリリースされて急上昇。ラッパーたちの長年の確執がテーマになっている曲で、フックでは『俺はホー(※ストリッパー)たちに言ってやるんだ。(ばらまいたカネを)かき集めろ(”Rake it up”)って』とラップされています。

今週注目されていたジャスティン・ビーバー&ブラッドポップ(マイケル・タッカー)の “Friends” は初登場20位(セールス5位、ラジオ41位、ストリーミング23位)で、タイミングよく何か(リミックス、ビデオのリリース、値下げ等)なければ今週が最高位になる可能性が高くなっています。

以上、最新チャートのトップ10でした。

 
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