ビルボード Hot 100(2016/12/31付) トップ10解説

 
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2016/12/31付 ビルボード Hot 100 トップ10解説



1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Rae Sremmurd (レイ・シュリマー) feat. Gucci Mane(グッチ・メイン) – Black Beatles
セールスはトップから陥落も6週目の1位。
マネキン・チャレンジと関連しているこの曲、ヴァース3の最後では『俺はポール・マッカートニーと関連している』と歌われていますが、実際にはつながりはないようで、マネキン・チャレンジで使用されている曲というイメージも(いい意味で)次第に薄れているようです。
【解説・和訳】 Black Beatles / Rae Sremmurd(レイ・シュリマー)


2位右矢印 (先週2位、最高位2位)
The Weeknd(ザ・ウィークエンド) feat. Daft Punk(ダフト・パンク) – Starboy
最高位2位の曲としてはHOT100史上10曲目となる8週目の2位。
プリ・フックに出てくる『2万ドルのエボニー(黒檀)テーブルでアイボリー(ここではコカインの意味)を砕いて』というフレーズが、黒人と白人をピアノの黒鍵(エボニー)と白鍵(アイボリー)に見立てて人類の調和を説いたポール・マッカートニーの “Ebony And Ivory” を想起させるこの曲、”Black Beatles” と同様、ポール・マッカートニーと関連していると言えるかもしれません。
【解説・和訳】 Starboy / The Weeknd(ザ・ウィークエンド)


3位右矢印 (先週3位、最高位1位)
The Chainsmokers(ザ・チェインスモーカーズ) feat. Halsey(ホールジー) – Closer
ラジオでトップから陥落も3位をキープ。
ついにトップ10滞在が20週となったこの曲、順位をスコア化したオールタイム・ランキングではブラック・アイド・ピーズの “I Gotta Feeling” と並び12位まで上昇しています。
【解説・和訳】Closer / The Chainsmokers(ザ・チェインスモーカーズ)


4位右矢印 (先週4位、最高位4位)
Bruno Mars(ブルーノ・マーズ) – 24K Magic
今週も最高位をキープ。
来年2月12日に発表されるグラミー賞では司会を務めることになったジェームス・コーデンの人気番組「ザ・レイト・レイト・ショー」のカープール・カラオケに登場したブルーノ・マーズ、新アルバムからはこの曲を含む3曲、そして昨年の年間ナンバーワンの “Uptown Funk!”、さらにはエルビス・プレスリーの “Jailhouse Rock” など8曲を歌っています。


5位右矢印 (先週5位、最高位4位)
Ariana Grande(アリアナ・グランデ) feat. Nicki Minaj(ニッキー・ミナージュ) – Side To Side
こちらも変わらずトップ5をキープ。
先週金曜日は “iHeartRadio Jingle Ball” に出演したアリアナ・グランデ、ニッキー・ミナージュは不在でしたが一人でこの曲をパフォーマンスしたほか、昨年のクリスマス向けにリリースされたEP版 “Christmas & Chill” に収録されている曲もメドレーで披露してくれています。

6位アップ (先週-位、最高位6位)
ZAYN(ゼイン) & Taylor Swift(テイラー・スウィフト) – I Don’t Wanna Live Forever (Fifty Shades Darker)
セールスで1位を獲得し6位デビュー。
ゼインは2曲目、テイラーは20曲目のトップ10となったこの曲は、映画「フィフティ・シェイズ・ダーカー」のために書き下ろされたもので、恋人との破局で人生に絶望している主人公の気持ちをゼインがファルセット(裏声)で『永遠に生きていたくはない ムダに生きることがわかっているから』と歌っています。
【解説・和訳】I Don’t Wanna Live Forever / ゼイン & テイラー・スウィフト


7位アップ (先週-位、最高位7位)
J. Cole(J.コール) – Deja Vu
J.コールは初のトップ10入り。
アルバムチャートで今週初登場1位の “4 Your Eyez Only” からのリード・シングル。クラブで出会った女性と好みの男性について心の中で会話するという内容になっているようです。


8位右下矢印 (先週6位、最高位5位)
Zay Hilfigerrr(ゼイ・ヒルフィガー) feat. Zayion McCall(ゼイオン・マッコール) – Juju On That Beat (TZ Anthem)
2ランクダウン。
たくさんありそうでそうでもないタイトルに “Beat”(”Beatles”、”heartbeat”などは除く)が付くこの曲、トップ5入りしたのはジャスティン・ビーバーの “Beauty And A Beat” 以来で9曲目。ちなみに1位を獲得したのはマイケル・ジャクソンの “Beat It” とデビー・ギブソンの “Foolish Beat” の2曲だけ。


9位右下矢印 (先週8位、最高位4位)
DJ Snake(DJ・スネーク) feat. Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – Let Me Love You
ワンランクダウン。
オフィシャル・ビデオ、マシュメロのリミックス版と立て続けにリリースのラッシュをかけてきているこの曲、今度はゼッドのリミックス版がリリースされています。
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – ヒット曲ベスト20


10位右下矢印 (先週7位、最高位7位)
Maroon 5(マルーン5) feat. Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー) – Don’t Wanna Know
ラジオで1位獲得も3ランクダウン。
ケンドリック・ラマーが『「やめて」はやめてくれ、写真付きで付き合ってますのハッシュタグはやめてくれ ~中略~ 今はヤツのものかもしれないけど、君のカラダはまだ俺のもの』とラップしているこの曲、淡々としていて盛り上がりに欠けると言われていますが、改めて聴くとこの部分はいいアクセントになっているような気もします。

以上、最新のチャートでした。

 
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