ビルボード Hot 100(2016/10/01付) トップ10解説

 
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2016/10/01付 ビルボード Hot 100 トップ10解説



1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
The Chainsmokers(チェインスモーカーズ) feat. Halsey(ホールジー) – Closer
今週も主要部門2冠で5週目の1位。
ビルボード誌の表紙になったチェインスモーカーズのこの曲、最近ではバウアーのヴァイラル・ヒット “Harlem Shake” 的な扱いをされているようで、曲がかかると変な格好をした人たちが踊り出すというビデオが拡散されていることがストリーミングのポイントを下支えしているようです。
【解説・和訳】Closer / チェインスモーカーズ feat. ホールジー


2位右矢印 (先週2位、最高位2位)
Twenty One Pilots(トゥエンティ・ワン・パイロッツ) – Heathens
チャートポイント上昇もまだ1位とは大差の2位。
映画「スーサイド・スクワッド」の主題歌になっているため映画の内容と関連付けて解釈されがちなこの曲、ソングライターでリード・ヴォーカルのタイラー・ジョセフは、『いざ曲を書き始めたら映画用というより、普通にトゥエンティ・ワン・パイロッツの曲という感じになった。もし映画にフィットしなかったら次のアルバムに入れようと思っていた』と語っており、歌詞に関してはもともと構想していた「ファン同士の対立」というテーマを少しだけ映画の内容に寄せた、ということのようです。

3位右矢印 (先週3位、最高位2位)
Major Lazer(メジャー・レイザー) feat. Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) & MØ(ムー) – Cold Water
変わらずトップ3をキープ。
レーベル側の戦略で値下げ、リミックス版のリリース、そして今度はダンス・ビデオのリリースと、立て続けに「二の矢」「三の矢」を放ってきたこの曲、来週はその効果で再上昇の可能性もあるようです。(2位とは僅差)
【解説・和訳】Cold Water / メジャー・レイザー ft. ジャスティン・ビーバー & ムー
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – ヒット曲ベスト20


4位右矢印 (先週4位、最高位1位)
Sia(シーア) feat. Sean Paul(ショーン・ポール) – Cheap Thrills
今週もラジオを制して4位をキープ。
これで14週目のトップ10となったこの曲、シーアにとってはフロー・ライダーにフィーチャーされた “Wild Ones” と並ぶトップ10滞在自己最長記録となっています。
【解説・和訳】Cheap Thrills / シーア feat. ショーン・ポール


5位右矢印 (先週5位、最高位3位)
The Chainsmokers(ザ・チェインスモーカーズ) feat. Daya(デイア) – Don’t Let Me Down
こちらも変わらずトップ5をキープ。
ついに20週目のトップ10となったこの曲、これはビルボード史上73曲目で、最高位3位以下の曲としてはアヴィーチーの “Wake Me Up!”(2013年、最高位4位、トップ10滞在21週)以来6曲目。年間チャートのトップ10入りも当確だと思われます。

6位アップ (先週12位、最高位6位)
DJ Snake(DJ・スネーク) feat. Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – Let Me Love You
DJ・スネークは3曲目、ジャスティン・ビーバーは11曲目となるトップ10。
ジャスティンの元カノ、セレーナ・ゴメスに向けたものと噂されている失恋ソング。『あきらめないで 僕もあきらめない 君を愛したいんだ』と歌われており、当のセレーナがカヴァーしたことでも話題になっています。


7位右矢印 (先週7位、最高位3位)
Calvin Harris(カルヴィン・ハリス) feat. Rihanna(リアーナ) – This Is What You Came For
変わらず7位。
友人のジジ・ハディットがモデルを務めるトミー・ヒルフィガーのファッションショーに出席したテイラー・スウィフト、自身がソングライター(の一人)になっているこの曲がBGMで使われ、楽しそうに口ずさみつつセルフィー(自撮り)したことがちょっとした話題になっています。
リアーナ – ヒット曲ベスト20 (更新)


8位アップ (先週13位、最高位8位)
Shawn Mendes(ショーン・メンデス) – Treat You Better
5ランクアップで最高位復帰。
『僕は彼より君によくしてあげられるよ』と歌われているこの曲、友人のガールフレンドをうらやましがる(破局を望む)曲としてはマルーン5の “She Will Be Loved”(2004年、最高位5位)以来のトップ10ヒットで、1位獲得となるとリック・スプリングフィールドのJessie’s Girl(1981年)以来となるそうです。


9位右下矢印 (先週6位、最高位5位)
Twenty One Pilots(トゥエンティ・ワン・パイロッツ) – Ride
3ランクダウン。
タイトルに “Ride” が付く曲としてはネリーの “Ride With Me”(2001年、最高位3位)以来のトップ10ヒットとなっているこの曲、もし1位になっていたらビートルズの “Ticket To Ride”、ロックセットの “Joyride” に次ぐ3曲目となるところでしたが、最高位5位でトップ10滞在13週(今のところ)は善戦と言えると思います。


10位右下矢印 (先週8位、最高位8位)
Adele(アデル) – Send My Love (To Your New Lover)
2ランクダウン。
最高位8位ながらこれで8週目のトップ10。これはメーガン・トレイナーの “Like I’m Gonna Lose You”(最高位8位、トップ10滞在10週)以来、ビルボード史上11曲目。

注目されていたレディ・ガガの新曲 “Perfect Illusion” はデジタルでは2位で15位デビューとなっています。

以上、最新のチャートでした。

 
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コメント

  1. あいうえお より:

    EDM楽曲がTop10の半数占めるのは、史上初な気がしたんですが
    どうでしょうか?

    • そうかもしれませんね。
      ただ、数年前と比べるとダンスホール風になっていたりハウス寄りになっていたりすると思うので、EDMというジャンルの幅が広がっているような気もします。