ビルボード Hot 100(2016/09/17付) トップ10解説

 
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2016/09/17付 ビルボード Hot 100 トップ10解説



1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
The Chainsmokers(チェインスモーカーズ) feat. Halsey(ホールジー) – Closer
VMAs効果もあって今週も2冠で3週目の1位。
ヴァース2では『一緒にツーソン(※アリゾナ州の都市)で聴いてたBlink-182の曲をかけて』と歌われていますが、実際にチェインスモーカーズの二人はBlink-182の曲をよく聴いていたそうで、この曲自体がBlink-182の “I Miss You” にインスパイアされたものだそうです。
【解説・和訳】Closer / チェインスモーカーズ feat. ホールジー


2位右矢印 (先週2位、最高位2位)
Major Lazer(メジャー・レイザー) feat. Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) & MØ(ムー) – Cold Water
1位とは大差ながら2位をキープ。
先週はイギリスのBBCのスタジオで短髪にした姿とこの曲のアコースティック・バージョンを披露したジャスティン・ビーバー、彼のヒット曲ランキングでは “As Long As You Love Me”、同じ2位デビューを果たした “Boyfriend” を抜いて4位まで上昇しています。
【解説・和訳】Cold Water / メジャー・レイザー ft. ジャスティン・ビーバー & ムー
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – ヒット曲ベスト20(更新)


3位右上矢印 (先週4位、最高位3位)
Twenty One Pilots(トゥエンティ・ワン・パイロッツ) – Heathens
ワンランクアップでトップ3入り。
彼らが無名だった頃からのファンと、”Stressed Out” の大ヒットで彼らを知った「にわかファン」との対立がテーマになっていると解釈されている曲。ちなみに、世界屈指の経営コンサルタント、トム・ピーターズによると、『早く参加するか遅く参加するかは問題ではない。サポーターはサポーターである。これをプラグマティズムという。』そうです。


4位右下矢印 (先週3位、最高位1位)
Sia(シーア) feat. Sean Paul(ショーン・ポール) – Cheap Thrills
今週も一歩後退でトップ3から陥落。
『君はダイアモンドより「金」より価値がある』というショーン・ポールのフレーズがトップ10入りできなかったケイティ・ペリーの “Rise” よりオリンピック向きという声もあったこの曲、そのオリンピックが開催されたブラジルでも1位を獲得しており10か国以上でNo.1になっています。
【解説・和訳】Cheap Thrills / シーア feat. ショーン・ポール


5位右上矢印 (先週7位、最高位3位)
The Chainsmokers(ザ・チェインスモーカーズ) feat. Daya(デイア) – Don’t Let Me Down
2ランクアップでトップ5復帰。
「死んだふり」で一度は8位まで下がったこの曲、トップ10は18週目でこれは1位になっていない曲としてはショーン・メンデスの “Stitches” 以来、ビルボード史上50曲目となっています。


6位右矢印 (先週6位、最高位3位)
Calvin Harris(カルヴィン・ハリス) feat. Rihanna(リアーナ) – This Is What You Came For
先週と変わらずで15週目のトップ10。
トップ10入りした曲としてはセレーナ・ゴメスの “The Heart Wants What It Wants” 以来のロングタイトル(カッコ付きのサブタイトルがある曲は除く)となるこの曲、リアーナの最近の曲とは異なりダークな雰囲気はなくキーもやや高めで歌われており、昔からの彼女のファンには好評のようです。
リアーナ – ヒット曲ベスト20


7位右下矢印 (先週5位、最高位5位)
Twenty One Pilots(トゥエンティ・ワン・パイロッツ) – Ride
2ランクダウンでトップ5から陥落。
ヴァース2では “bullet”(銃弾)というワードが5回、そして最後に “And would you ever kill?”([自分を]殺したりするのか?)というフレーズが出てくるこの曲、ラジオ・ディズニーなど一部のラジオ局ではこれらの部分は全てカットされているそうです。


8位右上矢印 (先週10位、最高位8位)
Shawn Mendes(ショーン・メンデス) – Treat You Better
2ランクアップで最高位更新。
先週は値下げ効果が大きかったものの、今週は価格を元に戻して「実力」での上昇。
『あなたの彼女、好きじゃないわ』『私ならあなたの彼女にピッタリだと思うの』と歌われていたアヴリル・ラヴィーンの “Girlfriend”(2007年、最高位1位)の男女逆バージョンのようなこの曲、ややしつこく「君には僕の方がふさわしい」と主張する内容になっています。


9位右下矢印 (先週8位、最高位1位)
Drake(ドレイク) feat. WizKid(ウィズキッド) & Kyla(カイラ) – One Dance
ワンランクダウンもついに20週目のトップ10。
20週以上トップ10をキープした曲はジャスティン・ビーバーの “Love Yourself” 以来でビルボード史上72曲目。そして今年のソング・オブ・サマーとなったこの曲、オールタイム・チャートではカーリー・レイ・ジェプセンの “Call Me Maybe” と並び29位まで上昇しています。
Drake(ドレイク) – ヒット曲ベスト20
TOP10連続滞在週ランキング(更新)


10位アップ (先週11位、最高位7位)
Rihanna(リアーナ) – Needed Me
VMAs効果で3週ぶりにトップ10復帰。
これでトップ10滞在は15週目となり、トップ5入りできなかった曲としてはケリー・クラークソンの “Behind These Hazel Eyes”(2005年、最高位6位)と並びビルボード史上1位の記録となっています。

以上、最新のチャートでした。

 
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コメント

  1. はろ より:

    VMAのホールジーの胸だし衣装すごいですね。古典的な美女っていう容姿だと思います。
    カルヴィン・ハリスの曲はそんなに良いとは思わないけど、ヒットですね。

    • ホールジーは短髪の時はボーイッシュだったんですけどね。
      “This Is What You Came For” は私もあまり好きじゃないです。特にフック部分は未完成のデモテープを聴いているようで…

  2. あいうえお より:

    CloserがFrayのデビュー曲Over My Headと似ているという騒動もあってたみたいですね。