ビルボード Hot 100(2016/07/23付) トップ10解説

 
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2016/07/23付 ビルボード Hot 100 トップ10解説



1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Drake(ドレイク) feat. WizKid(ウィズキッド) & Kyla(カイラ) – One Dance
“Work” と並び今年最長となる9週目の1位。
ドレイクはこれで43週連続でトップ10に滞在。この記録はサンタナとマライア・キャリーの42週を抜いて歴代単独5位。4位のウィークエンド(45週)、3位のリアーナ(46週)、2位のエイス・オブ・ベイス(48週)は射程圏内ですが、1位のケイティ・ペリー(69週)を上回るためには来年の1月28日付まで続ける必要があり、まだまだ険しい道が続きます。
Drake(ドレイク) – ヒット曲ベスト20

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2位右矢印 (先週2位、最高位1位)
Justin Timberlake(ジャスティン・ティンバーレイク) – Can’t Stop The Feeling!
今週も主要3部門で2冠ながら4週目の2位。
再生回数が1億回に到達したこの曲のビデオ、一般の人たちが街中で思い思いにダンスを踊るという内容からファレルの “Happy” との類似性を指摘する声が多く、YouTubeのコメント欄には “Next Happy”、”New Happy”、”Happy Part 2” などど書き込まれています。
【解説・和訳】Can’t Stop The Feeling! / ジャスティン・ティンバーレイク


3位右矢印 (先週3位、最高位3位)
The Chainsmokers(ザ・チェインスモーカーズ) feat. Daya(デイア) – Don’t Let Me Down
10週目のトップ10で最高位キープ。
『壁にぶつかって 今すぐに奇跡が必要なの』という歌い出しで始まるこの曲、トップ3の壁は越えましたが、1位獲得という奇跡(?)が起こる可能性は低いと思われます。


4位右上矢印 (先週5位、最高位4位)
Calvin Harris(カルヴィン・ハリス) feat. Rihanna(リアーナ) – This Is What You Came For
ワンランクアップで最高位更新。
“We Found Love” の使い回しと言われているこの曲、ビデオでリアーナが撮影されているキューブ(立方体のボックス)もドレイクが “Hotline Bling” で使用したものの使い回しでは?と言われています。


5位右上矢印 (先週6位、最高位5位)
Sia(シーア) feat. Sean Paul(ショーン・ポール) – Cheap Thrills
こちらもワンランクアップでトップ5入り。
『今日は土曜日 長くはかからない … 私がダンスフロアに立つまでに』と歌われているこの曲ですが、TOP10入りには18週も費やしており、最近ではDNCEの “Cake By The Ocean”(18週)、エル・キングの “Ex’s & Oh’s”(19週)以来となるスロー記録となっています。


6位右下矢印 (先週4位、最高位1位)
Desiigner(デザイナー) – Panda
ストリーミングでは12週1位ながらトップ5から陥落。
テレビ神奈川の「ビルボード全米TOP40」では身長195cmと紹介されていた(※)デザイナーのこの曲、『ゴリラ、ヤツらがバナナでお前を殺す』とラップされている部分がありますが、ゴリラはデザイナーがボディガードとして雇っているギャングの名前、そしてバナナはライフルのことだそうです。(※”Celeb Heights” というサイトによるとデザイナーの身長は185cmで、恐らくこちらが正しいと思われます)
【解説・和訳】Panda / デザイナー


7位右矢印 (先週7位、最高位7位)
Rihanna(リアーナ) – Needed Me
変わらずで最高位をキープ。
リアーナのトップ10入りした29曲の中では “S&M” 以来、ビデオの再生回数が1億回に届いていないこの曲、やはりエロよりヴァイオレンスのほうが問題視されているようで、某評論家には『今のところ「バッド・ビデオ・オブ・ザ・イヤー」のタイトルを守り続けている』と評されています。


8位右上矢印 (先週9位、最高位8位)
Twenty One Pilots(トゥエンティ・ワン・パイロッツ) – Ride
今週も一歩前進で最高位更新。
ヴァース1では『こんな風に「最期」について考えすぎてしまうんだ』と歌われているこの曲、死を恐れると同時に自分らしくない生き方をしていることについても恐怖を感じている、ということのようです。


9位右下矢印 (先週8位、最高位8位)
Kent Jones(ケント・ジョーンズ) – Don’t Mind
勢いなく一歩後退。
“Keep telling me this and telling me that”(こんなこともあんなことも話してよ)と歌われているこの曲、この歌詞はソウル・シンガー、バリー・ホワイトの “Practice What You Preach”(1994年、最高位18位)から問題になることは気にせずに(ドント・マインド)「借用」したものだそうです。

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10位右下矢印 (先週7位、最高位4位)
Fifth Harmony(フィフス・ハーモニー) feat. Ty Dolla $ign(タイ・ダラー・サイン) – Work From Home
今週もトップ10をキープ。
初来日&Mステ出演でこの曲を披露したフィフス・ハーモニー、生みの親のサイモン・コーウェルが『ソロアーティストにするのはまだ早いと思った。でもワン・ダイレクションのようにグループとしてなら可能性があると思った。初めてステージで5人並んだ彼女たちを見てこれは絶対成功すると確信した』という裏話が披露されていました。

トップ10圏外では、アデルの “Send My Love (To Your New Lover)” が13位→12位、メーガン・トレイナーの “Me Too” が16位→15位、ジェイムス・ベイの “Let It Go” が24位→16位などとなっています。

以上、最新のチャートでした。

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コメント

  1. はろ より:

    回想シーン納得!リアーナの様な容姿であれば、もっと違う表現も出来た様な気がします。来週ブリトニーとケイティランクインしますかね?ブリトニーのはシンプルな感じで好きかも!

  2. はろ より:

    私的にはリアーナの曲は、夢の中のことって
    感じがしてますが…。男に対する強気な姿勢をあらわしていて。でも銃で撃つのがかっこいいとか真似をする人が出ないとも限らないですよね。銃社会怖いです。

    • 私は回想シーンのように感じます。スローになっているし。
      流血も生々しいので、今どきの映画だとしたらR指定くらいにはなるような気がします。