ビルボード Hot 100(2016/07/09付) トップ10解説

 
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2016/07/09付 ビルボード Hot 100 トップ10解説


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1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Drake(ドレイク) feat. WizKid(ウィズキッド) & Kyla(カイラ) – One Dance
ラジオを制してこれで7週目の1位。
トップ10はこれで10週目。”Dance” が付く曲としてはレディ・ガガの “Just Dance” 以来のNo.1ソングとなったこの曲、ジャスティン・ビーバーをフィーチャーしたリミックス版では『1942(テキーラ)片手にもう一度ダンスを踊って欲しい』と歌われています。
Drake(ドレイク) – ヒット曲ベスト20(更新)


2位右矢印 (先週2位、最高位1位)
Justin Timberlake(ジャスティン・ティンバーレイク) – Can’t Stop The Feeling!
デジタルでは7週1位ながら2位変わらず。
コンセプト的にはファレルの “Happy”(2014年、最高位1位)、そしてタイトルからはREOスピードワゴンの “Can’t Fight This Feeling”(1985年、最高位1位)を想起させる曲。
【解説・和訳】Can’t Stop The Feeling! / ジャスティン・ティンバーレイク

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3位右矢印 (先週3位、最高位1位)
Desiigner(デザイナー) – Panda
ストリーミングでは10週1位でトップ3をキープ。
『銃声はグラミーのオスカーなみ』とラップされているこの曲、これはグラミーとオスカーを掛けた言葉遊びですが、ここでのオスカーはアカデミー賞のことではなく、恋人を射殺したとして話題になった南米の両脚義足のスプリンター、オスカー・ピストリウスのことだと思われます。
【解説・和訳】Panda / デザイナー


4位右矢印 (先週4位、最高位4位)
The Chainsmokers(ザ・チェインスモーカーズ) feat. Daya(デイア) – Don’t Let Me Down
こちらも変わらずで最高位をキープ。
YouTubeでの再生回数は前作の “Roses”(約5,000万回)を上回ったものの、出世作の “#SELFIE”(4億4,000万回)には遠く及ばないこの曲のビデオ、サウンドがトラップ・モードになるとチェインスモーカーズの二人が乗っている車が大きくバウンドして、最後は車から放り出されて空中に浮遊したままになるという内容になっています。(「私を落とさないで」という意味にもとれるタイトルと掛けているのかも)


5位右上矢印 (先週6位、最高位5位)
Calvin Harris(カルヴィン・ハリス) feat. Rihanna(リアーナ) – This Is What You Came For
ワンランクアップでトップ5入り。
テイラー・スウィフトと破局したものの「大きな愛とリスペクトが残っている」とツイートしていたカルヴィン・ハリス、先週はそのツイートとインスタグラムから彼女の写真を削除、そしてこの曲のビデオをアップ。どちらかというと話題になったのは前者の方ですが、ビデオリリースの効果でストリーミングのポイントは大きく(62%)アップしています。


6位右上矢印 (先週8位、最高位6位)
Sia(シーア) feat. Sean Paul(ショーン・ポール) – Cheap Thrills
2ランクアップで最高位更新。
大金を持ち逃げされたリアーナが気に入らなかった「楽しむのにお金はいらない」というアンチ拝金主義ソング。世の中お金じゃないという曲はたくさんありますが、「お金」と「ダンス」がキーワードになっている曲としてはジェシー・J feat. B.o.B の “Price Tag”(2011年、最高位23位)を想起させます。


7位右下矢印 (先週5位、最高位4位)
Fifth Harmony(フィフス・ハーモニー) feat. Ty Dolla $ign(タイ・ダラー・サイン) – Work From Home
2ランクダウンでトップ5から陥落。
ヴァース2では韻を踏みながら “Let’s put it into motion”(さあ、始めましょう)、”I’mma give you a promotion”(私が昇進させてあげる/私がご褒美をあげる)と歌われているこの曲、仕事の意味にも性的な意味にも解釈できるなかなか巧妙な歌詞だと思います。


8位右下矢印 (先週7位、最高位7位)
Rihanna(リアーナ) – Needed Me
勢いなくワンランクダウン。
リアーナが素っ気なく歌う「ユ~~ウ、ニイ~~~~~デッド・ミー」というメリスマ(母音を極端に伸ばす装飾音)が特徴的な曲。


9位右上矢印 (先週10位、最高位9位)
Kent Jones(ケント・ジョーンズ) – Don’t Mind
ワンランクアップで最高位更新。
ケント・ジョーンズがセルフ・プロデュースしたメロディックな曲。本人は『フックと一緒にビートができた。で、次の日にヴァースをフリースタイル(即興)でやった』と語っています。

10位アップ (先週13位、最高位10位)
Twenty One Pilots(トゥエンティ・ワン・パイロッツ) – Ride
トゥエンティ・ワン・パイロッツは2曲目のトップ10。
歌詞的には「生」と「死」、そして「人生」がテーマになっている難解な曲。サウンド的にはシンセを駆使してレゲエっぽく仕上げられています。

トップ10圏外では、トゥエンティ・ワン・パイロッツの “Heathens” が初登場で14位、アデルの “Send My Love (To Your New Lover)” が20位→19位、ドレイクの “Controlla” が23位→20位などとなっています。

以上、最新のチャートでした。

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コメント

  1. 匿名 より:

    そうなんですね
    ありがとうございます

  2. 匿名 より:

    リアーナの新曲はTop10の可能性あるでしょうか?

    • “Sledgehammer” のことですよね?
      iTunesでのリリースが6/28、YouTubeでのビデオリリースは6/30なので、来週(7/16付)のトップ10はないと思います。
      7/23以降であれば可能性は大いにあると思います。