ビルボード Hot 100(2016/04/30付) トップ10解説

 
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2016/04/30付 ビルボード Hot 100 トップ10解説



1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Rihanna(リアーナ) feat. Drake(ドレイク) – Work
2位とは僅差ながら9週目の1位。
この曲の歌詞を書いたのはジャマイカ出身のシンガーソングライター、パーティネクストドア。プロデューサーでダンスホール風のサウンド作りを担当したボーイ・ワンダによると、『彼はベッドルームで行うダーティ・ワーク(セックス)を思わせる淫らな物語を驚くほど上手く書いてくれた』と語っています。
【解説・和訳】Work / リアーナ feat. ドレイク


2位右上矢印 (先週5位、最高位2位)
Desiigner(デザイナー) – Panda
3ランクアップ。
カニエ・ウェストの “The Life Of Pablo”(TIDALのみでのリリースながら先週のアルバム・チャートで初登場1位を獲得)に収録されている “Father Stretch My Hands Pt. 2.” でサンプリングされていることでも注目を集めている曲。これはデザイナーが契約しているカニエのレーベル “GOOD” によるプロモーションの一環で相互効果を狙った「戦略的サンプリング」のような気もします。


3位右下矢印 (先週2位、最高位2位)
Lukas Graham(ルーカス・グラハム) – 7 Years
ワンランクダウン。
歌詞はノンフィクションだと思われるこの曲、3番目のフックでは『20歳になったとき “Before The Morning Sun”(という曲)で僕は世の中に知られるようになった』と歌われいますが、実際にルーカスは20歳の時にアルゼンチンのブエノス・アイレスでスペイン語の勉強をしながら “Before The Morning Sun” を書いたそうです。


4位右下矢印 (先週3位、最高位3位)
Meghan Trainor(メーガン・トレイナー) – No
一歩後退でトップ3から陥落。
『前よりずっとよく歌えるようになる。約束する。』というサム・スミスのアドバイスに背中を押されてアルバム制作前に声帯の手術に踏み切ったメーガン。彼女は術後『これまでになく力強い声がだせるようになった』と語っていますが、この曲に関してはヴォーカルだけでなく歌詞も「力強さ」が増しているような気がします。


5位右下矢印 (先週4位、最高位1位)
ZAYN(ゼイン) – PILLOWTALK
こちらもワンランクダウン。
この曲で初登場1位という華々しいデビューを飾ったゼイン。アルバム “Mind Of Mind” も初登場1位を記録したことによりデビュー・シングルとデビュー・アルバムの両方で初登場1位を達成したことになりますが、これはクレイ・エイケン、ローリン・ヒルに次いで史上3人目だそうです。
【解説・和訳】PILLOWTALK / ZAYN(ゼイン)


6位右上矢印 (先週8位、最高位6位)
Mike Posner(マイク・ポスナー) – I Took A Pill In Ibiza
2ランクアップで最高位更新。
ダンスミュージックのメッカとなっている一方、アルコールやドラッグに溺れる快楽の地というイメージもあるスペインのイビザ島ですが、観光局は『美しいビーチ、おいしい料理、ミュージアムだってあると、この曲を書いた人に伝えたい』とコメントしています。


7位右上矢印 (先週9位、最高位7位)
Fifth Harmony(フィフス・ハーモニー) feat. Ty Dolla $ign(タイ・ダラー・サイン) – Work From Home
こちらも2ランクアップで最高位更新。
この曲が収録されているアルバム “7/27” は彼女たちのグループ結成日。『この2年間本当に頑張ってきたからこの曲のヒットが嬉しい。何よりファンに感謝している』と5人は口をそろえています。


8位右下矢印 (先週6位、最高位1位)
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – Love Yourself
2ランクダウン。
マルーン5の “Sugar”、ニッキー・ミナージュの “Starships”、そして自身の “What Do You Mean?” と “Sorry” の記録を破りトップ10デビューの曲としては最長記録となる22週目のトップ10となっています。
【解説・和訳】Love Yourself / ジャスティン・ビーバー
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – ヒット曲ベスト20


9位アップ (先週12位、最高位9位)
DNCE(ディー・エヌ・シー・イー) – Cake By The Ocean
3週ぶりにトップ10復帰。
「ビーチでケーキ」という変わったタイトルのこの曲、ビデオの撮影では当初ウェディング・ケーキを準備しようとしていたそうですが、『いやいや、使うのは絵文字の(ような)ケーキでしょ。12フィート(3.6メートル)の。』ということで変更になったそうです。


10位右矢印 (先週10位、最高位7位)
G-Eazy(G・イージー) × BeBe Rexha(ベベ・レクサ) – Me, Myself & I
何とかトップ10をキープ。
これでビヨンセの同名異曲(2004年、最高位4位)と並び11週目のトップ10。暗い屋内で鏡の前に立っているビデオのワンシーンはマイク・ポスナーの “I Took A Pill In Ibiza” でも見られますが、もちろん監督は別人。ちなみに再生回数はどちらも約1億回。

トップ10圏外では、ドレイク feat. ウィズキッド & カイラの “One Dance” が21位→13位と大きく上昇しています。

以上、最新のチャートでした。

(関連記事、コメント欄はこの下)

 
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コメント

  1. はろ より:

    私はジェレマイのOuiが好きなのですが、なかなかトップ10は難しそうですね。

  2. 匿名 より:

    次週はプリンスの曲が来そうですね。