1978年の今日(1月14日)、1位を獲得した Player(プレイヤー)の “Baby Come Back” について解説しました。
別れた彼女が忘れられず「戻って来てくれ」と懇願している曲で、豊潤で洗練されたメロディが特徴的なソフトロック。
ビー・ジーズの “How Deep Is Your Love” に代わって1位を獲得し、その3週後にまたビー・ジーズの “Stain’ Alive” によって1位を奪い返されたこの曲のソングライターはバンドの創始者で後にリトル・リヴァー・バンドに加入しているピーター・ベケットと同じくバンドの創始者のJ.C.クロウリー。
そのピーター・ベケットの妻によると、当時5年付き合った末に別れた彼女への気持ちを歌った曲だそうで、『「もし彼女からまた連絡があったらどうする?」って聞いたら彼は「神に感謝する」って言ってたわ』と語っています。
妻に臆せずそう言えるほど後悔の念は相当強かったようで、その思いは
全ての夜と全てのお金を費やして
街に繰り出すんだ
何でもするさ
君を忘れるためなら
でも朝になったら
また最初からやり直し
君を忘れるなんて
時間の無駄なんだ
ベイビー、戻って来てくれ
どんなバカだってわかる
君が全てだったんだ
ベイビー、戻って来てくれ
全て僕のせいにしたって構わない
僕が悪いんだ
君なしでは生きていけない
という歌詞に現れています。
ちなみに、元恋人が忘れられないピーター・ベケットは後にオリビア・ニュートンの “Twist Of Fate”「邦題:運命のいたずら」(1984年、最高位5位))という曲も書いています。